2009年5月中旬発見したタヌキの巨大な溜糞です。
画像:ヒノキ林の中にそれはありました。長さ2メートル余り、幅60センチほどの溜糞です。
なかなか立派なものでこれほどの規模は滅多に見ません。ウンコの主はきっと大狸なのだとおもいます。阿波の金長狸(きんちょうだぬき)の何代目かが遠征してきているのでしょうか。
ウンコのサイズですが、三枚目の画像の灰色と茶色のサッカーボールのようなものはヒノキの実です。比較してみるとウンコはなかなかのものでしょう。
画像にはきれいに写っていませんが、ウンコにはシカの毛が混じっておりましたので、近くにシカの屍があるのでしょう。後始末をしているようです。
この溜糞のあるヒノキ林は密柑畑のすぐ近くです。現在、害獣駆除の期間中ですので、ミカン畑を襲撃しているイノシシとシカを捕る為にワナを仕掛けています。ワナを仕掛けて10日ほどになりますが、2回空打ちしていました。どうやらワナを弾かせたのはこの溜糞の主らしいのです。毎日見回っているのですが、2回目に空打ちしてから同じワナを気をつけて見ています。先日のこと、獣道におき、落ち葉をかけてカモフラージュしているワイヤーのワッカを慎重にしんちょうに落ち葉を取り除いて剥き出しにしてあるのです。修羅場をくぐってきた老獪なイノシシの場合もワナに気づくとワイヤーをくわえて引っ張りだし、これ見よがしに剥き出しにすることがあるのですが、イノシシの場合は足跡や痕跡で判ります。体重があるだけに判り易いものです。
狸はこうしてワイヤーを剥き出しにするほか蹴ヤマ(けやま=センサー)を噛み切ってしまうことがあります。1センチ動かせばワナのバネが弾くように設定しているのですが、狸はそのことは合点承知、そろりと糸切り歯?で噛み切るようです。これをやられるとイノシシが通ろうがシカが通ろうが金輪際いっさいバネは弾くことはありません。ケヤマは極細のエナメル線とか釣りに使うライン(テングス)などを使っていますので近づいてよほど気をつけないとケヤマが切られていることに気づかないのです。
人間の痕跡をできるだけワナの周りに残したくないので見回りにも気をつかい仕掛にはできるだけ近づきたくありません。こうして遠くから確認しているといつまでたってもワナは沈黙したまま。
狸にばかされるとこわいものです。
画像:ヒノキ林の中にそれはありました。長さ2メートル余り、幅60センチほどの溜糞です。
なかなか立派なものでこれほどの規模は滅多に見ません。ウンコの主はきっと大狸なのだとおもいます。阿波の金長狸(きんちょうだぬき)の何代目かが遠征してきているのでしょうか。
ウンコのサイズですが、三枚目の画像の灰色と茶色のサッカーボールのようなものはヒノキの実です。比較してみるとウンコはなかなかのものでしょう。
画像にはきれいに写っていませんが、ウンコにはシカの毛が混じっておりましたので、近くにシカの屍があるのでしょう。後始末をしているようです。
この溜糞のあるヒノキ林は密柑畑のすぐ近くです。現在、害獣駆除の期間中ですので、ミカン畑を襲撃しているイノシシとシカを捕る為にワナを仕掛けています。ワナを仕掛けて10日ほどになりますが、2回空打ちしていました。どうやらワナを弾かせたのはこの溜糞の主らしいのです。毎日見回っているのですが、2回目に空打ちしてから同じワナを気をつけて見ています。先日のこと、獣道におき、落ち葉をかけてカモフラージュしているワイヤーのワッカを慎重にしんちょうに落ち葉を取り除いて剥き出しにしてあるのです。修羅場をくぐってきた老獪なイノシシの場合もワナに気づくとワイヤーをくわえて引っ張りだし、これ見よがしに剥き出しにすることがあるのですが、イノシシの場合は足跡や痕跡で判ります。体重があるだけに判り易いものです。
狸はこうしてワイヤーを剥き出しにするほか蹴ヤマ(けやま=センサー)を噛み切ってしまうことがあります。1センチ動かせばワナのバネが弾くように設定しているのですが、狸はそのことは合点承知、そろりと糸切り歯?で噛み切るようです。これをやられるとイノシシが通ろうがシカが通ろうが金輪際いっさいバネは弾くことはありません。ケヤマは極細のエナメル線とか釣りに使うライン(テングス)などを使っていますので近づいてよほど気をつけないとケヤマが切られていることに気づかないのです。
人間の痕跡をできるだけワナの周りに残したくないので見回りにも気をつかい仕掛にはできるだけ近づきたくありません。こうして遠くから確認しているといつまでたってもワナは沈黙したまま。
狸にばかされるとこわいものです。