土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

2014 別の巣箱の分封

2014-05-01 07:17:00 | 生き物色々
 2014年4月25日,ミカン畑で仕事をしていました.

 昨年分封して巣箱に入れたミツバチが大きな蜂群になっていましたので,いつ分封するか気になっていました.



 午後3時23分,気になるので巣箱を見に行くと様子がおかしいのです.たくさんのミツバチが巣箱の周りを飛び交い巣箱の外側には多くとまっています.



 巣箱の底にもたくさんいて,蜂球のようにかたまっています.
 
 これはおかしい.

 今から分封するのだろうかと巣箱の近くに座り込んで見ていました.そのうち外に出ていたミツバチたちはほとんどが巣箱の中に入りました.

 どうやらこれは分封したあとではないかと考えました.それなら近くに分封群がついているはずです.

 分封群が近くにいると,彼らは新しい住処を探すため偵察バチがそこから飛び立っているはずだから見つけることができます.

 巣箱から約30メートルほどはなれたミカン畑の山地から色々な方向に向かって何かが飛び出しています.

 やはり.

 自分の勘の鋭さを褒めながら近づきました.



 前回と同様に山地の土手の,土の中にかたまっていました.ミツバチたちはミカンの木は嫌いなのでしょうか.ミカンの木ならミツバチが好みそうな枝張りの木がいくらでも近くにあるのです.
 
 何十年も分封を見てきましたが,土の窪に蜂球をつくるのは,前回とこれで2回だけしか経験がありません.



 木の枝などに蜂球がぶら下がると,とても採集がしやすいのですが,こうした窪みに固まるとひとすくいで袋に入れることはできません.

 軽トラに常備してある,ネット付きの帽子をかぶり,軍手をしてレジ袋で運びます.一度に少量しか掬えませんので,蜂群を新しく構えた巣箱に運ぶのに20回あまりかかってしまいました.



 新しい巣箱は,3段の重箱式です.重箱式は蜂蜜採集の際,ミツバチにダメージが少なくとても合理的な巣箱です.
 
 この巣箱は愛媛の狩猟の弟子からもらったものです.




 手前の巣箱は分封前に棲んでいた古巣の巣箱で右が新しい重箱式巣箱です.

 2012年どこからかやってきて巣箱にはいって,2013年には2つになって,今年は昨年の2つがそれぞれ分封し4つになりました.