2014/5 潮干狩りにいきました.カミさんといっしょです.
私は狩猟・漁・採集にたいしてはガルルーと血が騒ぎ猛ってくるヒトなのです.潮干狩りも大好きなのですが,ここ何十年も行ったことがありませんでした.
ある場所で,マテガイが獲れるという話しを聞きつけました.「何!マテガイ」マテガイはそれこそ30年以上昔に宇佐の横波三里で一度だけ獲ったことがあります.干潟の砂をクワでひっかくと小さな穴があいていて,それに塩をどさっといれるとびっくらしたマテガイが飛び出してくるのをむんずと掴んでひっぱりだして捕まえるという採集方法でした.
私は同じ潮干狩りでも代表されるアサリ採りよりもマテガイのほうが好きです.アサリは獲るというより拾うという感じですが,マテガイは違います.塩におどろいて出てきたのをのんびり捕まえようとするとあれれという間に巣穴の奥に逃げ込んでしまいます.穴の奥に逃げ込まれると,貝の先端をつかんでも引っ張り出すことはほとんど無理.
かれらは「足?」をびゅっとのばしその先端をぼこっとふくらませて巣穴の壁にしっかりとりつき延ばした長さだけ奥に入っていきます.
捕まえられるか,逃げられるかこのスリルが面白さを醸し出すのです.その上,穴を見つけてもそれは果たしてマテガイの巣穴なのか,カニなどの穴なのかということがあります.塩を入れて待つ,その出てくるかこないかのひとときがまたわくわくします.
場所はないしょ.
たくさんとりました.
カミさんはしばらくはおもしろく遊んでいましたが,やがて飽きてもうおわりましょうと言い始めましたが,こちらはそれどころではありません.私は採り始めると体力の許す限り楽しむ主義であり,そうでないと満足できないヒトなのです.
とうとう汐が満ちてきてやむなく終了.
酒蒸しとバター蒸しが美味しかった.とってもうまかった.