土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

No.6 ファースト・フォールディング・ナイフ試作品

2018-03-17 19:28:00 | 狩猟とナイフ
 ガーバー社で最初のフォールディング・ナイフの試作品


 このフォールディングナイフ(Folding knives)は1968~1974年にかけて製造されます。初の折りたたみナイフだったため通称がファースト・フォールディング・ハンター(FFH)です。1976年まで販売されました。
 このナイフはハンドル材がデルリン、ウオールナット、エボニーの3種があります。ウオールナット、エボニーにはチェッカーのものがあり、ウオールナットにはさらにスムースがあります。エボニーにもスムースがあると聞いた事がありますが現物も写真も見た事はありません(ガーバーのことだからあるだろうなとは思っています)。そのうえブレード材もハイス鋼、ステンレス鋼があり、さらにブレードの刻印もパテント無し、パテント申請中、パテント有りがあり、さらにさらにシースに初期、中期、後期があり、デラックスシース、デラックスシース+スティールがあります。
 これらのバラエティを完集するのは中々大変でしょう。

 今回出品のナイフは試作品で製品にはないポリッシュスタッグがハンドル材に使われています。ブレードは440C(ステンレス鋼)で刃つけがされていません。
 長い事オールドガーバーを集めてきましたが、このナイフは他に見た事がありません。これは、珍しいナイフをまとめてアメリカのコレクターから入手したものの1品です。私の想像ですが、他には無いか、あっても数点でしょう。

●全長:212mm ●刃体の長さ:87mm ●ブレード材:ステンレス鋼(440C ) ●ハンドル材:ポリッシュスタッグ




 製品化されたものとはハンドルの形状が少し違います。比較するためにエボニーハンドルの画像を加えてみます。







 販売済み



 



No.5 マグナムハンター中古

2018-03-17 18:15:00 | 狩猟とナイフ
 マグナム・ハンター(グリーンアーモハイド)中古 1968~1976年

 ●全長:212mm ●刃体の長さ:87mm ●ブレード材:ハイス鋼にクロームメッキ  ●ハンドル材:アルミキャスト・グリーンアーモハイド

 マグナム・ハンターと呼ばれるようになるのは下部の刻印に『GERBER MAGNUM』と打刻されるようになってからです。1965年から67年にかけて製造されたキャッツタンハンドルからですが、キャッツタンの中でも初期のものは「GERBER」だけのものがあります。それまではラム・ハンドル・ハンターと呼ばれます。下部の刻印はラム氏の持っていたパテントナンバー(U.S.PAT.2,390,544)だけのものと(MAGNAM)でした。









 中古です。
・ブレードに研ぎ跡があります。研ぎ減りはありません。

・画像のようにハンドルに少しハゲがあります。

・大きなキズはありません。

・シースは経年変化があります。ナイフを納めると少しゆるめですが十分実用に耐える程度です。

 狩猟用にお勧めです。

 販売済み
 




No.4ショウティ中古

2018-03-17 17:28:00 | 狩猟とナイフ
 ショーティー(グリーンアーモハイド)中古 1973年~1976年

●全長:212mm ●刃体の長さ:87mm ●ブレード材:ハイス鋼にクロームメッキ ●ハンドル材:アルミキャスト グリーンアーモハイド

 ガーバーのハンティングナイフの中で最も長い歴史を持つナイフです。1948年から作り続けられて1990年代まで続きます。
 最初からハイス鋼のブレードは変わりませんが、はじめはブレードもハンドルもメッキ無しで、ハンドルはマーフィー型ハンドルでした。長い間で数多くの変化があり集めるのは楽しいものです。
 ハンドルは基本的にアルミを溶かしてブレードをその中に鋳込むものですが、1951年の1年間だけベークライト((Bakelite :数あるプラスチックのなかでもっとも歴史の古いもので、1908年ベルギー生まれのアメリカ人、ベークランドが開発したフェノール樹脂の商品名)のハンドルもあります。黒色の宝石「ジェット」にたとえて「ジェット・ハンドル」とも呼ばれます。








 中古です。
・ブレードに研ぎ跡はありません。

・画像のようにハンドルに少しハゲがあります。

・大きなキズはありません。

・シースはとてもしっかりしています。

 狩猟用にお勧めです。
 
 販売済み




No.3 ミニマグナム(ブラック)

2018-03-17 13:45:00 | 狩猟とナイフ
 ミニ・マグナム(ブラック・アーモハイド)

 1981年以降の製品です。
 ・全長212mm ・ブレード87mm ・鋼材ハイス鋼
 
 小型のナイフで、狩猟では骨抜きなどに向いています。








 画像のように
 ・シースに黒っぽいシミがあります。シース自体はしっかりしています。
 ・ハンドルに剥げがあり本体のアルミがむき出しになっている箇所があります。
 ・画像では解りませんがエッジにサビがあります。研げば問題ありません。
 ・中古ですが、ブレードの研ぎ減りはなくハンドルの剥げ以外は大きなキズはありません。実用向きです。

 


NO.2 A&Fハンター10(1948)

2018-03-17 12:56:00 | 狩猟とナイフ
(A&F)Abercrombie&Fitch Co./ハンター
 
 ガーバーのハンティングナイフはこのナイフから始まります。 ハンドルがメッキされていないもの、GERBER打刻に続いて製造年が打たれたものなどいくつかのバラエティがあります。
 1947年9月から1953年4月までABERCROMBIE & FITCH特注で制作されたとても珍しいナイフです。ガーバー社の最初のハンティングナイフとして有名です。後のマグナムハンターへと続くシリーズの1番目の製品でブレードがランドールのようにロングクリップになっている特徴があります。
 
 このナイフの側面の刻印にはGERBER-10とあります。10は製造年を表しており1939年操業から10年目のナイフということで1948年製造で初期のナイフです。

●ブレード:ハイス鋼、分厚いクロームメッキが施されています。
●ハンドル:アルミ無垢に分厚いクロームメッキが施されています。側面にABERCROMBIE & FITCH CO. 片側にGERBER-10、下側にU.S.PTA.2,390,544の打刻があります。









画像のように状態は非常によいものです。ナイフ本体は未使用だと思われますが6枚目の画像のように薄いサビあとがあります。
シースは経年変化がありますが、ヒビもなくしっかりしています。

 
販売価格:250.000円