土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

(6)扁平ハンドルミミング

2018-09-27 07:32:00 | 狩猟とナイフ

 1953年製造 扁平(扁平ハンドルというのは1954年から後に製造されるハンドルが丸いものと比べて、平らなという意味です)ハンドルミミングです。

ミミングは1939年から製造されます。用途はステーキナイフでガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたナイフです。

ミミングの大きな変化

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。
(3)1945(左側:MIMING)
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
(6)1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(11)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(12)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(13)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(15)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(16)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(17)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)




このロゴタイプの焼き印は1947年から1954年まで使われます

紹介するナイフは(14)です。1945年以降、自社生産を始めてから1950年前半は少しでも良い製品にしようと、努力した結果、多くのバラエティーがあります。

この時代のミミングは製造数も少なくバラエティが多いので集めても楽しいものです。

ミミング・扁平ハンドル
●全長:約21.3㎝ ●ブレード長:約8.1㎝ ブレード材:ハイス鋼・クロームメッキ ●ハンドル材:アルミキャスト・クロームメッキ