土佐レッドアイ

アカメ釣りのパイオニアクラブ

(4)ミミング1947ウオールナット箱入り

2018-09-25 08:53:00 | 狩猟とナイフ
ミミングは1939年から製造されます。ガーバー社のナイフで最も長く、最も多く製造されたステーキナイフです。
 ミミングは単品では販売されませんでした。すべて箱入りで、木製あるいは紙製の箱に収められていました。少数ですが、木製のトレーに収められたもの、またはミミング専用のナイフ立てに収められて販売されたものもあります。箱入りでもミミング単独のセット、あるいは他のカービング・キッチンナイフと混合のセットなど様々な組み合わせで販売されました。
 長い事、ミミングを熱心に収集してきました。完集に近いのではないかと思ったりしましたが、後からあとから変わったミミングが現れて、ガーバーがいかに良いナイフをつくろうとしていたか伺い知る事ができます。

-ミミングの大きな変化-

(1)1939(銘なし・刻印なし)TRUNCATED HANDLE(⑨まで)
(2)1941-(左側:GERBER)この年までマーフィー氏が製造。ブレード材は帯鋸工具鋼。この年、大戦のためナイフビジネスを中断。
(3)1945(左側:MIMING)、この年からナイフビジネスを再開、自前でナイフの生産を始める。
(4)1946(右側:GERBER、左側MIMING、後に右側GERBER-1946)
(5)1947(右側:GERBER-1947、左側:MIMING)
(6) 1947(右側:GERBER、左側:MIMING)
(7)1948(右側:GERBER-10“創立10年”、左側:MIMING)
(8)1949(右側:GERBER-11“創立11年”、左側:MIMING)
(9)1950ブレード短(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(10)1950ブレード長(右側:GERBER-12“創立12年”、左側:MIMING)
(11)1950(右側:GERBER、左側MIMING)極端にブレードが小さいミミング。
(12)1951(右側:GERBER、左側:MIMING)、後半、ROUND END HANDLEに切り替わる。アルミニウムの供給不足のためベークライトに切り替えて製造
(13)1952(下側:MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(14)1952(下側:GERBER・MIMING)ハンドル扁平メッキなし
(15)1953(下側:GERBER MIMING)ハンドル扁平メッキあり
(16)1954-70'代(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)ハンドルメッキ有り
(17)1961年頃(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)極幅広ブレード(極短期間、あるいは試作品)
(18)1965(下側:GERBER・MIMING エクスカリバーマーク)キャッツタングハンドル(試作品?)

 今回紹介するのは(6)です。



ロゴタイプが箱の表側に焼き印で押されています。このロゴは1947年から1954まで使用されます。




 ブレードは帯鋸工具鋼でハンドルはアルミキャスト。メッキは施されていません。
 ●全長:約20.7㎝ ●ブレード長:約7.8㎝ 

(27)ミミング1947 ウオールナット箱4本セット

2018-09-25 07:30:00 | 狩猟とナイフ

 ミミングのウオールナット箱入り(4本)セットです。


 未使用美品です。

 ロゴタイプが箱の表側右下にあります。このロゴは1947年から1954年まで使用されます。

 みごとな木目のウオールナットが使われています。

 箱は全体としてきれいな状態ですが、裏側にスレキズがあります。

 ミミングの右側:GERBER、左側:MIMINGが打刻されています。





 
 状態:ミミングは未使用です。ブレードもハンドルにもメッキは施されていません。ブレードにうすいサビが出ているものがあります。箱には経年のダメージがあります。

 ●全長:約20.7㎝ ●ブレード長:約7.8㎝ ●ブレード材:帯鋸工具鋼 ●ハンドル:アルミキャスト

 この時代の未使用は希少です。

 販売価格:38.000円