福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

リュビモフ凄い!

2013-12-16 23:31:11 | レコード、オーディオ
ヘンデル作品6を半分まで聴いたところで、リュビモフのドビュッシー「前奏曲集」メロディア盤に移行。

うーん、こりゃ凄い。
何という切れ味の鋭さ、強靭にして鮮やかなタッチ!
まだ、論評できる段階ではないが、この演奏が本物であることは分かる。

1巻と2巻で1925年製ベヒシュタインと1913年製スタインウェイを弾き分けたという新録音もあるようだが、それも聴かなくてはなぁ。



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アーノンクールのヘンデル2題 追記あり

2013-12-16 22:58:36 | レコード、オーディオ
帰宅してまず盤に針を降ろしたのは、リュビモフのドビュッシーではなくて、アーノンクールのヘンデル作品6。 80年代にはじめて古楽器演奏を聴いた頃の驚き、戸惑い、反発しながらも惹かれた複雑な心境が蘇りますね。 アーノンクールのアプローチは、自然さや安らぎよりも、衝撃や斬新さが際立っているけれど、約30年を経た今聴いても古さを感じさせないのは流石です。音質も良いです。デジタルの初期とは思えない情報量と鮮度に驚きです。CDに取って代わられようとしていたレコードの最後の意地といった趣! 一方、メサイアには、たまたまウィーンで実演に接した2004年の再録音(シェーンベルク合唱団)が美しく愛聴盤のひとつとなっていますが、こちらの旧録音は、合唱の神様・エリクソン率いるストックホルム室内合唱団との共演ということに期待しましょう。 さて、どんな演奏か楽しみです。 追記 メサイアの方は第1部のパストラーレまで聴いたけど、好きになれないなぁ。 もっと素直に聴きたい。あれこれ音楽をいじくり過ぎて、ストックホルム室内合唱団の良さが生きていない。バス独唱も趣味が悪いし・・。アーノンクールの「メサイア」を聴くなら新録音に限るようだ。

お約束のレコード店探索 ~ リュビモフのドビュッシー

2013-12-16 17:58:13 | レコード、オーディオ
一保堂茶舗・京都本店を訪ねたのは、昨年の5月1日以来の二度目。前回は「いり番茶」を購入しただけでとんぼ返りでしたが、今回はゆっくりできて良かったです。

地下鉄駅への道すがら、京都市役所脇にある中古レコード店で見付けたレコードがこれ(前回はマゼール指揮のドイツ・レクイエムを購入)。
リュビモフによる最初のドビュッシー前奏曲集、旧ソ連メロディア・レーベルのアナログ盤2枚組。結構安かったと思いますが、店主によれば、「クラシックには疎いので、値付けは勘」とのこと。こういうお店、好きだなぁ!
しかし、「全ジャンル取り扱い、という看板でやっている以上、売れなくてもクラシックを扱います」という姿勢は立派。末永く頑張って欲しいものです。

ほかに、アーノンクールのテルデックへのヘンデル2点、メサイア旧録音とコンチェルト・グロッソ作品6もゲット。80年代、アナログ・レコード末期にリリースされたこれらも、多分、お買い得だったと思われます。