福島章恭 合唱指揮とレコード蒐集に生きるⅢ

合唱指揮者、音楽評論家である福島章恭が、レコード、CD、オーディオ、合唱指揮活動から世間話まで、気ままに綴ります。

フェスティバルホールへの道

2014-10-24 16:49:46 | コンサート


敬愛する井上道義先生の大阪フィルへの復帰コンサートを、この目、耳、魂に焼き付けるため、大阪フェスティバルホールへやってきた。

地下鉄・御堂筋線の淀屋橋駅からホールへ至る遊歩道には、目と心を楽しませてくれる彫刻が並ぶ。










中でも、心奪われたのがコレ。
何という摩訶不思議な造型だろう!
このまま、ウルトラQの主人公にしたら、悲しみに満ちたストーリーが1話創作できてしまうのではないか? ウルトラ世代のワタシの想像力を掻き立ててくれる素晴らしい芸術作品だ。
おっと、作者とタイトルの撮影を忘れた。もし憶えていたなら帰り掛けに確認しよう。


事務連絡

2014-10-24 13:09:21 | コーラス、オーケストラ
26日の愛知祝祭管 ブルックナー・プロジェクト公演について。
今回も、東京のみならず、長岡、富士、倉敷などから、沢山の方にご来場いただくとのこと、心よりお礼申し上げます。

今回は、コーラスの演奏会のような終演後のロビーでのご挨拶は致しません。また、セキュリティの関係で出演者以外の楽屋への出入りもできません。
面会は地下1階の楽屋口前にてお待ちいただくほかありません。お帰りを急がれる方は、どうぞお気遣いは無用です。

甚だご不便をお掛けしますが、宜しくお願いします。


愛知県芸術劇場コンサートホールが神殿となるとき

2014-10-24 00:04:00 | コーラス、オーケストラ

このところ、26日のブルックナー8番の話題ばかりで申し訳ない。

しかし、もう全身全霊がブルックナー漬けなのだから、どうしようもないのだ。お許し願いたい。

本日、改めて通し演奏の録音を聴いたところ、

第1楽章:約18分 第2楽章:約17分 第3楽章:約29分 第4楽章:約28分 

と音の鳴っている時間の合計で約92分。これで楽章間の間合いやらチューニングの時間を含めると94~95分に及ぶ勢いだ。

このテンポがわたしに降りてきたのは、今月18日(土)の練習の数日前。
それまでの練習の録音を何度も聴きながら、どうしたらもっと良くなるのか模索しているうちにコレだ! というものが降りてきたのである。

18日のレッスンでは、「些か、行き過ぎだったか?」と反省もしたのだが、コンサートマスターの高橋氏は「このテンポは素晴らしい。訂正する必要なはいのではないか?」と力説。
「そうかなあ?」と宿に戻って録音を聴くと、なるほど、今まで吹っ切れなかったものが全て解決している。まるで、オセロ・ゲームに於けるその一手で、すべての石が自分の色にひっくり返ったかのような鮮やかな変身を感じたのである。

念のため申し上げておくが、それ以前の自分が不勉強だったつもりはない。人一倍愛するブルックナーのため、深い思い入れをもってスコアと対峙していた。

しかし、本番を1週間後に控えたその日、覚醒が起きた。息を扱う管楽器奏者には申し訳ないが、だから、演奏会は面白い。

さて、残すところ、前日午後と当日朝のリハーサル、そして本番のみ。

本番のステージの上で、いったい何がわたしの中に降りてくるのか?
どんな奇跡が起こるのか?


しかし、狙ってはいけない。気負ってはいけない。その途端に音楽の女神は逃げてゆく。
静かな心、無の心で指揮棒を振る先に、その至福は待っている。
そのとき、愛知県芸術劇場コンサートホールは聖なる神殿となるのだ。

♪チケットの申し込みは下記まで!

いよいよ週末です。
チケットは各プレイガイドで前の日までお取り扱いいたします。
当日券も出す予定です。

アイ・チケット
http://clanago.com/i-ticket
チケットぴあ Pコード 222-036
芸文プレイガイド (052)972-0430
(愛知芸術文化センター地下2階)
ヤマハミュージック東海プレイガイド (052)201-5152
(ヤマハ伏見店1階)