12月に出版される文春新書の原稿の一部を差し替えることにした。
それはブルックナーにまつわる章で、我が生涯に於ける記念碑的な演奏会後に大きく書き換える必要を感じたからである。それを午前中に済ませ、午後はクタクタに疲れた身体のメンテナンスのため経堂の「リエール整体院~バレエのための整体院」へ。ブルックナーの大曲をあれほどリラックスしたまま指揮し通せたのは、同院の津端先生の施術と助言に負うところが多い。感謝しているところ。バレエ整体を謳っているが、音楽家にも極めて有効なので、興味のある方はどうぞ。
夜は、その足で富士ベートーヴェンコーラスのレッスンに出掛けたが、名古屋の演奏会に来てくださった団員からは、沢山の感動の声を頂戴した。
「予習に聴いていたCDとは全く別の曲に聴こえた」
「帰ってから、有名なブルックナー指揮者のCDを聴いたけれど、あれを聴いた後だと物足りなくなった」などなど。
ピアニストの杉山倍美さんからは、「あのテンポで押し通せたことが驚異。さらにその緩急の設定が見事だった」「演奏に太く揺るぎない柱があって、作品の構成が目に見えるようだった」との専門的なご感想の他、「コンマスの情熱が凄まじかった」との賞賛の声もありました。とても嬉しいことです。
以下、コンサートに参加してくださったプロのコントラバス奏者「たんたん」さんがブログに好意的な記事を書いてくださったのでご紹介します。実際、彼の献身的なパフォーマンスは素晴らしかったです。
コントラバス弾きの日記 コントラバス奏者たんたんのブログ。「楽しくいきましょ~!」
http://blogs.yahoo.co.jp/cb_tantan_refre/35221003.html