あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

陰日向に咲く(劇団ひとり著)

2007年05月11日 | 
図書館で借りました。予約を入れたときに250人待ち・・・と言われてすごいなぁと思ったのですが、気長に待っていたら先日順番が回ってきたと電話が来ました。

5つの短編小説が重なり合って一つの小説になっています。

最初から3つ目までのストーリーの主人公は、劇団ひとり、彼が演じるお笑いネタのキャラクターと言う感じ。それがサラリーマンであろうと女性であろうと劇団ひとりが演じている感じが想像できちゃうんです。

だからと言って「だめ」なわけじゃない。
活字で笑い声あげて笑ったのは久しぶり。
特に「ピンボケな私」なんて。

文章が特別上手なわけではなく、背伸びしていない感じですごくすーっと入っていって物語と一緒に楽しめました。

全体的にちょっと斜に構えた人たちが主人公になっていて、ちょっと寂しい感じがします。切ないのではなくて”寂しい”。

読んでみてすごく勉強になった、刺激を受けた1冊でした。
すごいよ「ひとり」!


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