あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

レベッカのお買い物日記(2)(ソフィー・キンセラ著)

2005年08月29日 | 
(1)を読んで、私も買い物魔になっちゃいそうだなー危険な本だなぁ・・・と思っていましたが、買っちゃいました。
そして買いものっぷりは前作よりもパワーアップ。
私、レベッカが怖いんだよね。これ読んでいると、なんだか自分も買い物魔になっちゃいそうで。

(2)の方が断然面白い!

私が思うおしゃれの基本は、下着・靴・ヘアスタイルなんですが、私はそのうちのどれにもたっぷりとしたお金がかけられない貧乏性な人。だからこそこの3つにお金をかけている人を見ると「おしゃれさん」だと思うのです。

レベッカは私が「すばらしい」と思うほど気持ちよく靴(サンダル)を買います。投資なんですって。そんな風に割り切れるレベッカがある意味羨ましい。

(1)よりもハラハラドキドキに臨場感があります。(1)を読んで、「イライラするからもういいや」って思った方も手を伸ばして欲しい続編だと思いました。(イライラはすると思うけど)

りんごのマウスパッド

2005年08月29日 | 買い物
恵比寿のクシュクシュっていう雑貨屋さんで見つけました。
私ってもしかしたら革製品が好きかもしれない・・・と今日初めて気がつきました。
この間買ったi-pod shuffleケースといい、このマウスパッドといい。
なんだか革製品を手にするとドキドキワクワクする。

赤・緑・黒の3色がありました。黒もかっこよかったけど、部屋の雰囲気とこのビビットな赤がかわいかったので。1,365円。なかなかバリューでしょ。

SHOP*HP⇒Cushu cusyu


パークライフ(吉田修一著)

2005年08月18日 | 
芥川賞と直木賞があったとするとやっぱり芥川賞の作品はどこか「つかみどころがない」雰囲気がある。一読じゃわかりにくいような。

本の装丁のポップな感じと中身はちょっと違う。だからよかった。この表紙かわいくて好き。でもビルの向こうから出てくる人が持っているのは凶器?

『パーク・ライフ』と『Flower』の2つの短編が入っています。
どちらも「なんだなんだ?」って思います。話の続きが気になるんです。
だから想像しようとします。

もしかしてその”想像”することがこの話の本質なのかな。

スクール・オブ・ロック(DVD)

2005年08月14日 | 映画
イギリスの作品なのかな~、と思っていたら、アメリカだったんだ。でも、言われてみればノリがアメリカかな?イギリスの映画のほうがもっと思い切りの悪さみたいなところがあるから。

前々から借りようと思っていたらいつも貸し出し中。そんなに期待させられても・・・って思っていたのですが、すんなり「いい映画」でした。モーレツに、ではなく、すんなり。

ロックの真髄を知らない私でも十分に楽しめましたし、うっすら涙も出ちゃいました。音楽映画ってそういうもんだろう!って思える映画です。

それに、イギリスに行きたくなる映画です。

子供(学校)って言うのがまたいいね。それぞれに役割があって、そして先生に言われたとおりに伸びている。やっぱり「褒める事」って大切だな。そう、「認められる」ことが人間の嬉しいこと。

亡国のイージス(劇場)

2005年08月13日 | 映画
日本って本当に最近いい映画を作るようになりましたね~。

私ね、邦画を劇場で見ると「もったいない」と昔は思っていたんです。でも最近は劇場で邦画を見ることの方が多いかも。

今回のこの映画は難しいかな?専門的なことわからないもんな。って思っていたんですが、全然そんなことない。やっぱりそういう人たちのためにもきちんと作ってくれてるんですね。

それと、豪華キャストがちょい役で出ていたりするのでそれを見つけるもの楽しい(本線とはそれているが)

友達が、「アメリカは、これから本当に起こると予測されることがいきなりやってくるとパニックになるから、映画やテレビ番組でそういう(起こるべく内容)を取り扱って、知らないうちに国民に学習させているんだって」と言っていたけど、今回の映画を見ながら「これは日本国の国民に対する学習か?」とその友達が言ったことを思い出しました。

でも、そうなったとき、頼りになるのは会議室にいる総理大臣ではなく、現場を一番知っている人たちなんだなぁ思いました。
1人の人が全てを網羅することはできないから、やっぱり信頼関係を築いてきている専門家集団の勘って大事なんだ。

中井貴一が「ニッッポン」と粘着力のある言い方で「日本」を言うのがすごく印象的でした。この言い方ひとつに色んな感情が表現されている。やっぱりうまいなぁ。

うちにはムーちゃんがいる(照丘真弓著)

2005年08月11日 | 
本屋の平積みで「なんだなんだ」と思って手に取った本です。
も、もちろん立ち読みです・・・(--)ごめんなさい。

悪くはないんだけど、『ダーリンは外国人』の波にのって遠くの島から流れ着いたみたいな本ですね。こういう仕上がりで1,000円くらいで、さらに本屋で平積みしてもらえるなんて私だったらジェラシーを感じちゃう。
いいな~。こんな本出せて。って。

でも、なんだかムーちゃんがうちのだんなの人に似ていた。
性格じゃなくてイラストが。なんだか笑えちゃうからプラマイゼロでいきますよ。

ナイフ(重松清著)

2005年08月10日 | 
これも『小学生日記』に出てきたシゲマツの本です。興味がある本に加え、こうしてリンクみたいに本を選んで読んでみるのもいいかな、と思って。
自分が好きそうな著者ってどうしても偏っちゃうからね。

どんな本なんだろう?と殆ど予備知識なしに読みました。
この『ナイフ』は”いじめ”を中心とした、思春期の少年や少女、家庭、学校のストーリーが5つあります。

私は私が生きてきた時代の小学校や中学校や高校しか知らないから、とても怖いなぁって思って読みました。これが全て私に向けられてされたことだとしたら、私はあっさり学校に行くのなんてやめちゃうかもしれない。

もっと他にもいいことあるさ。って。それは「逃げ」かもしれないけど、そんなのどうでもいいよ。

どの話を読んでも「早く読み終えてしまいたい」って思った。終わりにしたかった。
でも、その中でも涙が出たのは「エビスくん」でした。とは言え、後半はすごく語りすぎ。このシゲマツさんに関しては、私は始終「語りすぎ」を訴えます。もういいよ、その辺で、って思っちゃう。

自分に思春期の子供でもいたらまた読むかな?その頃はまた時代が変わっているのかな?

ペイフォワード(DVD)

2005年08月08日 | 映画
ずっとずっと見ようと思っていて早何年?公開当時話題になった映画ですよね。

場所はラスベガスの(恵まれない)地域。
ルクソールやエクスカリバー、MGM、フラミンゴヒルトンのネオンが見えただけでワクワクするのはラスベガスだからでしょうか?
ダウンタウンのフリーモントエクスペアレンスを見るのに絶好のレストランがあるんですが、そこがちょうどロケ地になっていました。(ケビンスペイシーとヘレンハントが初めてデートするところ)行った場所が分かると嬉しいね。

さて、お話は社会の授業で「世界を変えるためには」と言う課題が出されます。
主人公のトレバー(オスメント君)は、恩を受けたらその人に返すのではなく別の3人に変わった形で渡してゆけば、幸せが当人同士で完結せず、広まってゆくと考えるのです。

幸せのねずみ講ですね。

興味深いのは、それは誰でも良いのではなく、きちんと人も選ばなくてはならない、そして与える幸せもその人に合わせたものを選ぶと言ったことです。
中学1年生の発想がどんどん広まってゆきます。

なんとも言えないテンポで物語りは進んでゆくのです。オスメント君の物憂げな感じがこの作品に一層磨きをかけます。

ミュージック・オブ・ハート(DVD)

2005年08月08日 | 映画
この間読んだ『小学生日記』にこの「ミュージックオブハート」と後に書く「ペイフォワード」のことが載っていたので、いい機会だから両方見てしまおう!と思ったのです。

その『小学生日記』でhanae*さんが、白人も黒人もいて、字が読めない人がいて、英語が話せない人がいる、それがアメリカだと言っていました。そのありのままのアメリカが「ミュージックオブハート」にはあります。

日本で、ちょっとしたことや違いにクヨクヨしちゃう自分なんかほんとちっちゃいなーって思うよ。メリルストリープのような体当たりで来る先生なんていたら私はいじけまくりだろうなぁ。ある意味「まじめ」に全部受け止めちゃう。でもほめられたら天にも昇っちゃうかも。

カーネギーホールって素敵だね~。歴史を語る部分なんてうっとりしましたよ。

それにしてもレキシー役のキーラン・カルキン君、本当にお兄ちゃんのマコーレ・カルキン君にそっくり。とってもかわいい。マコーレにもそんな時代があったよねぇ。彼には足を踏み外して欲しくないなぁ、と老婆心ながら。

スターウォーズエピソードⅢ(劇場)

2005年08月07日 | 映画
一応、スターウォーズを全部見ているはずです。でも、なぜか、スターウォーズに一向に興味がわかない。(んじゃ、何で見たんだ?)

さて、とは言え今回のはとっても良かった。このエピソードⅢを見てちゃんとスターウォーズを見直そうと思いました。

アナキン君ってなぜにこんなに寂しい目をしているんだ。だからフォースのダークサイドに落っこちちゃうんだよ。
ユアンマクレガーかっこええ!なんか髭がイマイチ似あってない(笑)。

皆がヨーダがかっこいいって言うけど、私はR2やるじゃん!って思いましたよ。ヨーダはどうやって見方を変えても宮沢喜一になっちゃうし。

ニュースの天才(DVD)

2005年08月07日 | 映画
ヘイデン・クリステンセン・・・なんだか舌を噛みそうな名前だな。
とのん気なことを思ってたら・・・彼って今をときめく「スターウォーズエピソード2&3」のアナキン君だったのね。

ストーリーは、若くて天才のルポライターが、実はその記事の大半を捏造していたと言う内容です。
ノンフィクションってフィクションと臨場感が全然違うからやっぱり面白い!と思う。

ヘイデン・クリステンセン演じる主人公スティーブン・グラスは、どうやったら人が「おもしろい」と思う記事を書くことにいつでも精進している。彼の記事だけでなく行動もその思索の範疇だ。
私もこんなに仕事ができて、他人に対しても配慮が出来る人がいたらきっと疑わないし応援したくなる。

でも、スクリーンはそんな彼を冷静に描写している。
彼の行動全てをこちら側でみているとなんだか全てがニセモノに見えてしまう。

彼は取り憑かれたんだろう。文章と言う魔物に。だからこそ繰り返してしまたのだし、それを示す暴かれたときの稚拙な態度。確信犯はそんなことしない。

エンジェルエンジェルエンジェル(梨木香歩著)

2005年08月01日 | 
一瞬の出来事でした。

この本。

どういう状況で書かれているのかを考えながら読んでいたら、一瞬の出来事のように読み終えてしまいました。
自分の中の天使と悪魔が同時にしゃべることってあるでしょ。そう、それが体験できます。

でも多分もう一回読んでみるとまたもっと深くなる話だと思う。
この本を読んだすぐ後に重松清の『ナイフ』の1話目”ワニとハブとひょうたん池で”はあまりにもシンクロしすぎて怖くなりました。
自分の中の天使と悪魔。