あきここの豆だいふく

VIVA 日常の嗜好品

エリザベスタウン(劇場)

2005年11月29日 | 映画
ポスターのグリーンがよくて、オーランドブルームのTシャツがなんかよくて、CMで流れていた音楽♪がやっぱりなんだかホンワカしていてよくて、それで見に行きました。

オーランドブルームって美しいね。
でも、途中で睡魔~が襲ってきました。どうして?
見た人は皆「よかった」って言っている映画、私はどうしてスイマーが襲ってくるの?
疲れていたのかな~。でも、ある意味、気持ちよく眠れそうな幸せな映画です。

スパイダーマンにMJ役で出ていたキルスティン・ダンストが初めてかわいいと思いました。(それまで「え?この子が高校生役?まじ?」と思っていたから)今回は役にもぴったりで等身大って感じですごくよかったです。

お葬式のパーティーのシーンは少しうるうるしました。

東京タワー(リリー・フランキー著)

2005年11月03日 | 
めざましテレビで「広人苑Ⅱ」と言うコーナーがあります。そこでリリーさんを紹介していて興味を持った本です。早速購入。

不思議でおもしろい。
この本は、リリーさんのお母さん(オカン)とお父さん(オトン)とそれを取り巻く自分の人間関係や風景を綴ったものです。
オカンが69才の歳に癌でなくなり、ずっとその死をどこかで嘘のように感じていて、自分とオカンの生活を見つめなおす。書き綴ることによって、そして書き上げたことによって、オカンへの弔いが終わった、と自分に言い聞かせている本でした。

幼少時代の話を読んでいると、なんだか自分の幼少時代も一緒に思い出してきます。私も色々と面白い幼少時代を歩いてきたので、自分の母親と重なったり、思い出したりしていちいちタイムスリップしてました。

現実だったり、思想だったり、それを行ったりきたりする話。
そして、普通に考えたら「それは幸せなのか?」って聞きたくなるような話にも一切不幸そうな陰はない。
人の幸せ、不幸せって、その人がどう感じるかなんだよな。って改めて思う瞬間。
愛情があれば、オトンがふらふらしてようが、いないようなもんだろうが幸せに感じる。

そう、ずっとずっと「幸せだったよ」って語りかけている本だから全然悲しくないしむしろ一緒に笑ってしまう。
そんな本でした。

装丁は「田舎のおばちゃんが大切そうに取って置きそうな紙包みを思わせる綺麗な装丁」。
扉を開けて映っている風景はリリーさんが本当に東京タワーに登ったときに撮った写真。
そして題字である「東京タワー~オカンと、ボクと、時々オトン~」はいつも芸術的な文字を書くオトンが書いた。
そんな愛情いっぱいの1冊。

最近、母孝行してないなぁ。

コープスブライド(劇場)

2005年11月03日 | 映画
ティムバートン監督の最新作。
劇場でCMを見たときは「ナイトメアとおんなじ?」と言う印象が。
あ、でも、それでもいいんだ。って実際に見て思いました。
ティムバートンの世界はずっとこういう風なんだ、って。

もちろん実写であるはずもないのですが、でもなぜか全てに本当の命があるように動いていました。微妙な動きで心の変化も見てとれるなんてそれはもうまるで人間。(いや、死体の人もいるんですけど)

こうなってくると「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」を劇場で見たかった!って思います。

そして今回、「見たい!」って思ったのが
主役のビクター役の声がジョニーデップだって言うこと。
ジョニーの顔が見えないので、彼の声をきちんと楽しむことが出来ます。
でも途中からどんどんビクターがジョニーに見えてきます。
逆かな?ジョニーがビクターに見えてくる。
すごく繊細で美しい声でした。

もう1人、コープスブライドのエミリーの声、ヘレナ・ボナム・カーターの声もかわいくて色っぽくて素敵でした。

ビクター、エミリー、ビクトリアの3人とも純真で、ストーリーこそは単純ですが、これには難しいギミックは逆にいらないなぁと感じさせる映画でした。