関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 箱根湯本温泉 「木こもれびの宿 ふるさと」
オフィシャルHP
箱根湯本の老舗、「おかだ」グループの新業態和風宿が日帰り開放するもの。
おかだは敷地内に泉源を5本所有していますが、そのお湯に安価で入れます。
「おかだ」の裏手にひっそりとかくれるようにあるこの宿は、いかにも若いカップルにうけそうな”和モダン”系。どちらかというとB&Bや素泊まりに力をいれているような印象。
帳場奥左手に日帰り客もつかえる休憩所&軽食処。奥の突き当たりは「おかだ」への通路で日帰り客は通行不可。(宿泊客は「おかだ」の浴場も入れます)
脱衣所はロッカー型で簡素。浴場に入ると正面に内湯ゾーン、左手に露天。
内湯ゾーンは狭くてやや暗め。鉄平石枠石タイル貼造6人くらいの内湯ひとつに洗い場とシンプル。
扉を開けると露天ゾーンで、露天(鉄平石枠石タイル貼造12人位、屋根付)と洗い場。
スペースは狭いものの、竹林と泉源櫓を見上げ、いかにも箱根湯本らしいしっとりと落ちついた雰囲気。湯本の喧噪もここまでは及ばず、鳥の声が耳に涼やか。
カラン計5、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。休日16時で5人~独占。
内湯は石の湯口から大量投入+側面注入で側面吸湯?+弱いオーバーフロー。露天は岩組の湯口からの投入+熱湯側面注入で側面吸湯?
内湯と露天のお湯のイメージはほぼおなじで内湯はやや熱め、露天はほぼ適温。
うすく懸濁し白い浮遊物がうかぶお湯は微芒硝塩味でほぼ無臭。カルキはほとんど感じられません。
ヌルすべと弱いとろみのあるいかにも箱根湯本らしいやわらかなお湯で、上品によく温まり、浴後もほこほこと温もって肌がしっとりと落ちつきます。
鮮度感はさほどないものの、なかなかにいいお湯です。
なにより浴場(とくに露天)の雰囲気がいいので、空いていればかなり和めるのでは?
なお、観光案内所(なければ同一グループの「箱根の湯」の玄関)においてあるパンフには100円割引券が刷り込まれているので、湯本の日帰り施設としては格安の750円で利用できます。
単純温泉 55.0℃、pH=8.0、湧出量不明、成分総計=740mg/kg、Na^+=184mg/kg、Cl^-=240、SO_4^2-=53.4、HCO_3^-=56.1、陽イオン計=201、陰イオン計=355、メタけい酸=174、メタほう酸=9.06 <H8.12.5分析> (源泉名:湯本第19.44.85.97.104号)
<温泉利用掲示> 加水:あり 加温:あり 循環装置使用:あり 消毒処理:あり
〔 2007年8月9日レポ 〕
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