関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 温川温泉 「白雲荘」 〔 Pick Up温泉 〕


<温川温泉「白雲荘」> (東吾妻町(旧 吾妻町)須賀尾2066、10:00~19:00(時間確認要)、500円(露天or内湯の選択)、0279-69-2019)
【 露天編 】
名湯の誉れ高い浅間隠温泉郷には、鳩ノ湯温泉「三鳩楼」、薬師温泉「旅籠」、温川温泉「白雲荘」の3軒の宿が温川をはさんで隣接し、こぢんまりした温泉郷を形成しています。
鳩ノ湯は宴会が入り入浴不可(!)、温川も本館内湯は老人会で大混雑とのことで、別棟露天の「目の湯」に入浴。(「旅籠」は1,200円と高いのでパス)


【写真 上(左)】 浅間隠温泉郷の入口
【写真 下(右)】 洗顔処
露天「目の湯」は本館からすこしはなれた温川の河原にあります。
本館から露天に向かう途中に「洗顔処」もあります。
休憩所や軽食処も備えて日帰り受け入れは万全。
総木づくり7-8人の屋根つきタイプながら開放感があって、対岸に「旅籠」がみえます。
カラン・シャワー1。シャンプー・ドライヤーなし。土曜12時で男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 露天風呂横の休憩所
【写真 下(右)】 露天外観
湯船には保温用のビニールシートがかけてあり、自分で外します。(出るとき戻す)
男女の浴槽はつながっていて、男湯には排湯口なくオーバーフローもなし。
温川だからてっきりぬる湯と思いきや熱い! 42℃はあります。
泉温は35℃ほど。間欠的にボイラーの作動音らしき音もきこえたので加温があると思います。
お湯はごくわずかに白濁し、淡茶色の湯の花が舞っています。おだやかな温泉臭に微塩味。
竹の湯口にはクリーム色の堆積物あり。ごく少量ですが、粒の大きいしっかりとした泡がつきます。
温まり感が強いですが、やはりぬる湯でゆっくりしたいお湯だと思いました。(このお湯は、ホウ酸が多く目にいいらしい)
※このときは分析データはgetできませんでした。
〔 2002年3月17日レポに加筆・修正 〕
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【 内湯編 】
ひさしぶりに浅間隠温泉郷に行きました。温川温泉「白雲荘」は2002年に露天(目の湯)に入っていますが、内湯が気になったので攻めてみました。
前回、露天のお湯には正直あまりインパクトを感じませんでした。
そのころはまだ硫酸塩泉の浴感を存分に楽しめるほどではなかったので(^^;)、いまならいいお湯を堪能できるのではと期待しつつ・・・。


【写真 上(左)】 白雲荘の看板
【写真 下(右)】 本館
温川は露天「目の湯」が有名。ウェブ情報もほとんどが露天のもので事前情報はほとんどありませんでした。
本館は総木づくりの趣ある建物。玄関前にはけっこうおそろしげな犬(甲斐犬か?)が2匹いて近づくと吠えつきます。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 犬
帳場で入浴を乞うとこの時間はお客がすくないので貸し切りOKとのこと。で、廊下の奥の大きい浴場(当日は女湯だった)に入りました。
手前左手の浴場(当日男湯)は狭くて浴槽もこぶりです。


【写真 上(左)】 小浴槽
【写真 下(右)】 小浴槽の湯口
温川に面した浴場は一部自然石をそのままつかい、板張りで天井の高い風情あるもの。
木枠スノコ敷4人の浴槽には露天とおなじような保温用ビニールシートがかけてありました。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。土曜13時で貸切。


【写真 上(左)】 大浴槽1
【写真 下(右)】 大浴槽2
竹の湯口からぬるめのお湯(たぶん非加温源泉)を数L/minほど投入し、スノコ下からも加温湯を注入しているようです。窓側側溝への上面排湯がメイン。
浴槽まわりには茶色の析出がでています。


【写真 上(左)】 スノコの湯底
【写真 下(右)】 析出
やや過加温気味のお湯はわずかに懸濁し、灰クリーム色の湯の花が盛大に舞っています。
重曹と芒硝とかなり強い苦味が渾然一体となった複雑な味。
臭いはさして強くないですがよわい芒硝臭があります。
硫酸塩泉系のキシキシをベースに重曹系のツルすべも混じるデリケートな湯ざわり。
鮮度感があってアワつきしそうなお湯ながら確認できず。
硫酸塩を含むためか湯中の指先が青白く発光しています。


【写真 上(左)】 大浴槽の湯口
【写真 下(右)】 湯色
異常にあたたまりの強いお湯でどっしりとした重量感もあり、とても総計=3.39のお湯とは思えません。
浴槽はふかめですこぶる入りごこちのいいものですが、あまりのあたたまりにとうてい長湯不可。なんども水を浴びながらの入浴。
独特のあとひき感があり、ヘロヘロになりつつもなかなか脱出できません。
浴後もほこほことしたぬくもりが残り、やっぱりこれは名湯か。
これほど近くにありながら鳩ノ湯「三鳩楼」、薬師「旅籠」とはニュアンスのちがうお湯で、やはり浅間隠温泉郷のレベルの高さおそるべし!。
Na・Ca-塩化物・硫酸塩温泉 35.0℃、pH=6.7、14L/min動力揚湯、成分総計=3.39g/kg、
Na^+=677mg/kg (59.81mval%)、Ca^2+=362 (36.68)、Fe^2+=0.84、Cl^-=1160 (63.91)、SO_4^2-=672 (27.32)、HCO_3^-=269 (8.60)、陽イオン計=1080 (49.2mval)、陰イオン計=2100 (51.2mval)、メタけい酸=103、メタほう酸=53.7、遊離炭酸=50.6 <H13.2.1分析> (源泉名:目の湯)
<温泉利用掲示> 加温:あり
〔 2008年12月23日レポ 〕
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■ 下津谷木温泉「クアパレスおがの」 〔 Pick Up温泉 〕


<下津谷木温泉「クアパレスおがの」>(小鹿野町般若359-1、10:00~21:00、木休、800円(/3h(土休日))、HPに100円引クーポンあり、0494-75-1123)
オフィシャルHP
秩父、小鹿野町のはずれにある公共系日帰り施設。”般若の丘”とよばれる高台にドイツあたりの古城を思わせる重厚な外観をみせています。
3層の建物で、1階は温浴施設ゾーン、2階はフロントとレストラン、3階は宴会場。


【写真 上(左)】 古城のような外観
【写真 下(右)】 広~いロビー
温浴ゾーンは浴場と水着着用のクアゾーンにわかれています。別に岩盤浴(別料金1,950円(50分)、2005年7月新設)もあり。ONKEN21さんの詳細レポあり。


【写真 上(左)】 クアゾーン
【写真 下(右)】 内湯
クアゾーンにはサウナ、ボディシャワー、ハーブ湯、歩行浴、気泡湯などたくさんの浴槽がありますがすべて真湯かゲキ希釈?。
浴場は手前が男湯、奥が女湯の固定制。内湯は中央に内湯(赤みかげ石枠石タイル貼10人以上、ジェット&流水浴付)ととなりあって右手に漢方薬湯。薬湯は6種類の薬草をブレンドした"智光"を使用でかなり強烈な臭いと浴感。浴室内に薬湯の臭いが充満しているのはいただけません。


【写真 上(左)】 露天全景
【写真 下(右)】 露天
2001年1月に増設された露天は、展望よく広々として風とおしもいい気持ちのいいロケ。
東屋つきの露天(鉄平石造5-6人)ひとつを配置。以前、露天の湯口にいた”カバ”こと”パレオパラドキシア”がなぜか姿を消していました。(女湯にはいたそうです^^;))
内湯は赤みかげ石、露天は石の湯口からの投入。各槽とも槽内注排湯のある循環仕様で、オーバーフローはほとんどありません。
カラン10以上、土曜19時で20以上とけっこうな入りで、とくに露天は混んでいました。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口
お湯は微白濁で独特の温泉臭あり。
ここは何度かきていますが、今回はツルすべも弱く???でした。
以前、平日19時過ぎにきた時は、露天がガンガンオーバーフローしていてすごいツルすべ&甘イオウ臭があったのですが・・・。
源泉じたいの力はあると思うので、もっと頑張ってほしいところです。
〔 2001年10月28日レポに加筆修正 〕
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〔 その後の状況 〕
ここはタイミングによってお湯のイメージ(とくに露天)がかなりちがいます。(お湯はつねに露天のほうがいい。)
露天の湯口はふつう循環湯を投入していると思いますが、たまに非加温非加水と思われる源泉を大量投入するときがあって、そのときはかなりのオーバーフローがあります。
そんなときのお湯はこんな感じです。
灰白色に懸濁した(透明度はかなり変化する)お湯は、湯口で甘イオウ臭、たまご味+重曹味+αの複雑な味。湯面でも甘イオウ臭がするのにはおどろき。(たいていは酸っぱいようなイオウの残留臭がしている。)
重曹系のツルすべが卓越していますが、その裏に肌にくい込んでくるような硫酸塩泉のキシキシとした力感を秘めていて、かなりあたたまります。
あとひき系のお湯で、しかもぬるめなので、このようにコンディションがいいときはほとんど脱出不可能に・・・(笑)
泉温からしても、源泉水風呂がほしいところです。
内湯は当初感心しませんでしたが、ある時点から非加温源泉を間欠的にどこどこ投入するようになり、その時の湯口まわりだけかなりいいお湯になります。
浴後はほどよいあたたまりが残り、肌がすべすべになってしっとり落ち着く上質なもの。とある”美人の湯ランキング”で首都圏第1位になったこともあるようです。
HS^-=13.2、SO_4^2-=177.3ともに秩父では屈指(というか、ほとんどほかに例がない)の成分量。調子がいいときはこのスペックがいかんなく発揮されていたわけです。
とくにSO_4^2-は秩父では突出した成分量で、これによる複雑な浴感は、いわゆる”たまご水”とはあきらかに一線を画しています。
ただ、ここの施設構成&営業施策ですが、どうにもチグハグ。
サウナの場所は、どうみてもクアゾーンでなくて浴室でしょう。(というか、浴室とクアゾーンを分離するメリットが最近ではもうあまりないので、接続して内湯を一気に拡充すべきでは?。男湯と女湯でクアゾーンを挟んでいれば、クアゾーンを2つに区切って両方から接続すればOKですが、男湯しか接していないので、女湯との接続がむずかしいところ。)


【写真 上(左)】 レストラン
【写真 下(右)】 泉源施設?
料金も800円と高めで、岩盤浴はゲキ高。割引券乱発するくらいなら、入浴のみ(クアゾーン利用不可)500円くらいのコースを設置してみては?
レストランの味も悪くないのに、PR不足なためかいつも空いています。
「クアパレスおがの」というネーミングも、和風施設全盛の昨今ではいまいち生彩を欠きます。
1994年オープンという公共日帰り温泉の先駆け的施設なので、いろいろと後追い対応がでてしまうのはしかたのないところかもしれませんが・・・。
含硫黄-Na-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 17.5℃、pH=9.10、成分総計=1.312g/kg、Na^+=413.0mg/kg (98.30mval%)、Cl^-=301.0 (42.07)、HS^-=13.2、SO_4^2-=177.3 (18.29)、HCO_3^-=305.1 (24.78)、CO_3^2-=78.0 (12.88)、陽イオン計=148.8mg/kg (18.27mval)、陰イオン計=874.6mg/kg (20.18mval)、硫化水素=- <H5.6.24分析>(源泉名:下津谷木温泉)
〔 2008年12月22日まとめてレポ 〕
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〔 「クアパレスおがの」12/24から休業へ 〕
エントランス横にこんな掲示がでていました。
「さてこの度、当館の指定管理者から経営不採算を理由に指定管理者辞退届が提出されました。町では、現在の指定管理者による経営の継続は困難であると認め、平成20年12月24日(水)をもちまして当館を休業することといたしました。現在、新たな指定管理者の指定に向けて鋭意努力しております。(以下略) 小鹿野町」
フロントで詳細を確認したところ「再開の方向で動いているが、いまのところいつごろになるかはわからない」とのこと。
ここの源泉は秩父屈指の実力派で、これまで何度も入湯していただけに残念です。
源泉はよく、建物じたいの質感もあるので、じっくり手を入れ”和”の要素を付加して営業戦略を立て直せば、まだまだやっていけそうな気もするのですが・・・。
〔 2008年12月22日レポ 〕
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