関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 塩原温泉 (門前)「光雲荘」
塩原温泉 (門前)「光雲荘」
住 所 :栃木県那須塩原市塩原2340-1 (旧 那須郡塩原町)
電 話 :0287-32-2414
時 間 :14:00~19:00(要事前確認) / 不定休
料 金 :600円
■ オフィシャルHP
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
■ 紹介ページ (楽天トラベル)
■ 紹介ページ (るるぶトラベル)
■ 紹介ページ (じゃらんnet)
■ 紹介ページ (栃木の温泉宿(求人ジャーナル社))
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
塩原温泉郷、門前温泉の自家源泉宿が日帰り開放するもの。
かの「塩原温泉 湯めぐり手形」の常連宿なので、温泉好きのあいだではけっこう知られています。
場所は「ホテルニュー塩原」の国道R400をはさんだとい面。まわりは開けているのでわかりやすいです。
【写真 上(左)】 門前温泉の1湯
【写真 下(右)】 浴場入口
Pはそれなりにあります。
落ちついたイメージの外観で館内もメンテがよく効いています。
「塩原温泉 湯めぐり手形」の常連宿だけあって、日帰り対応は手なれたもの。
館内おくに「幸運の湯」と名づけられた浴場。ほかに飲泉所&足湯や貸切風呂もあります。
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯
脱衣所はそこそこの広さで、風除室経由で右手内湯、左手露天につながっています。
内湯は露天に面して窓が広いですが、ややこもり気味。
石づくり10人ほどの内湯がひとつとサウナがあったかな?
【写真 上(左)】 広々とした露天
【写真 下(右)】 露天の湯口
露天は和風庭園づくりのゆったりとした本格派。
石づくりで20人は優にいけそうなおおぶりな露天です。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜14時で独占~5人。
【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯色&湯口
内湯は木蓋のかかった石 or コンクリの湯口から投入で湯口左手は熱めで湯の香つよく、右手はそうでもないので、右手は温度調節用の加水源泉かもしれません。
槽内注排湯はみあたらず、窓越しに露天に向けて流し出しがあるのでかけ流しでは?
露天は左手おくの巨大な石の湯口から熱湯を湯滝状投入で、ここは湯の香しっかりで非加水源泉だと思います。
槽内注吸湯はみあたらず切欠からの大量排湯は、ここもかけ流しかと。
内湯・露天ともに石灰華系の析出がしっかりでています。
全体に機能的ながら風情もあるなかなかにいい浴場です。
【写真 上(左)】 露天の析出
【写真 下(右)】 析出でまっしろになった露天の石
湯温は内湯でかなり熱め、露天でほぼ適温。
きもち青緑がかったお湯には赤茶とクリームの湯の花がただよいます。
重炭酸土類泉特有の旨味と金気系だし味に微重曹味。
明瞭なこげ臭とよわい金気貝汁臭。
きしきしととろみをまじえた肌に染み渡るような湯ざわりで、あたたまり感はかなりのもの。
重炭酸土類泉的なキャラで、あと曳き感のある浴感。
近くでは「やまなみ荘」(入湯済未レポ)のお湯にちかいですが、こちらのほうが重炭酸土類がつよいかな?
【写真 上(左)】 飲泉所&足湯入口
【写真 下(右)】 足湯
飲泉所&足湯は浴場横から外廊下経由のアプローチ。
数10人はいけそうな細長い足湯とそのおくに飲泉所。
飲泉所のお湯を下のつくばい経由で足湯に流し込む仕組みです。
飲泉所のお湯は熱くてさわれないほどのものですが、紙コップが用意されています。
芒硝味+微金気だし味でのどにするすると入っていく味。よわいこげ臭と金気貝汁臭。
浴場のお湯より硫酸塩が効いていてキャラがちがう感じ。芒硝石膏と重炭酸土類がまじる複雑なお湯です。
【写真 上(左)】 析出におおわれた飲泉所の湯口
【写真 下(右)】 石膏系の析出もでた飲泉所の湯口パイプ
このときは、浴場に自家源泉「光雲荘源泉」と「門前1号源泉」の分析書、飲泉所&足湯に「光雲荘源泉」の分析書があったので、浴場では2源泉を混合してつかっていたのかもしれません。
後註:UP時のオフィシャルHPには「光雲荘源泉」のみの説明があるので、いまは自家源泉のみをつかっているかも。
門前あたりのお湯は、たぶん塩の湯、甘湯など重炭酸土類系の入り方でお湯のイメージが変わると感じているのですが、ここのお湯はとくに重炭酸土類がよく表現されているお湯だと思います。
浴場の風情もお湯もいいし、これで日帰り料金600円は良心的。
温泉好きのみならず観光客も満足できる立ち寄り湯かと思います。
〔 源泉名:光雲荘源泉 〕 <H6.1.28分析>
Na-塩化物・炭酸水素塩泉 73.2℃、pH=6.8、湧出量不明、成分総計=2205mg/kg
Na^+=320.1mg/kg、Mg^2+=31.2、Ca^2+=87.6、Fe^2+=0.1
Cl^-=498.2、HS^-=0.1、SO_4^2-=39.5、HCO_3^-=516.0
陽イオン計=484.8、陰イオン計=1054.2、メタけい酸=310.7、メタほう酸=34.9、遊離炭酸=319.8、硫化水素=0.2
〔 源泉名:町営門前1号源泉 〕 <H4.1.6分析>
Na・Ca-塩化物・炭酸水素塩温泉 55.5℃、pH=7.1、湧出量測定不能(動力)、成分総計=1.700g/kg
Na^+=247.6mg/kg (58.80mval%)、Mg^2+=30.5 (13.71)、Ca^2+=82.5 (22.48)、Fe^2+=1.0
Cl^-=404.1 (64.64)、SO_4^2-=29.4 (3.39)、HCO_3^-=370.1 (33.53)
陽イオン計=396.1 (18.32mval)、陰イオン計=803.8 (18.09mval)、メタけい酸=244.5、メタほう酸=22.7、遊離炭酸=232.4
※HPでは光雲荘源泉のメタケイ酸含有量の多さから「美人の湯」「美肌の湯」として紹介されています。たしかに含有量314.7(310.7)mg/kgは、塩原でも屈指のものかと思います。
<温泉利用掲示>
加水:あり 加温:なし 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:なし
〔 2012/08/25UP (2007/03入湯) 〕
E139.49.22.570N36.57.57.230
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
■ 大子温泉 「玉屋旅館」
大子温泉 「玉屋旅館」
住 所 :茨城県久慈郡大子町大子718
電 話 :0295-72-0123
時 間 :11:30~15:00 (要事前確認)
料 金 :500円 (300円かも?)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE 観光ガイド)
■ 紹介ページ (ぐるなび)
■ 紹介ページ (食べログ)
■ 紹介ページ (観光いばらぎ(茨城県観光物産協会))
■ 紹介ページ (大子町観光協会)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
奥久慈の中心地、大子町の街なかで温泉に入れることはあまり知られていませんが、数軒の旅館で日帰り入浴を受け付けています。
JR水郡線「常陸大子」駅前にある奥久慈しゃも料理で有名な旅館は、大子温泉を引いていて日帰り入浴にも対応しています。
【写真 上(左)】 常陸大子駅
【写真 下(右)】 駅周辺の住宅地図
元祖「奥久慈しゃも料理」と目されるこのお宿は奥久慈しゃも弁当もつくっていて、「常陸大子」駅よこのコンビニで販売されています。
ネット検索してもグルメ系がメインで温泉関連はあまり見あたりません。
ただ。日帰り対応は手なれたものだったので、駅前につき温泉で一風呂浴びて帰途につく人もそれなりにいるのかもしれません。
【写真 上(左)】 Pサイン
【写真 下(右)】 帳場前
駅前ながら、ロータリー前に5~6台ほどPが用意されています。
年季入ってこぢんまりとした玄関まわり。
おくの壁には色紙がたくさん貼ってあり、やはり奥久慈しゃも料理の名店として知られているのでは?
【写真 上(左)】 色紙
【写真 下(右)】 張り出されていたしゃも料理の記事
暖簾のおくに扉もなく棚もないシンプルな脱衣所。そのおくが浴場です。
他にポリ浴槽の浴室もありましたが、湯貼りしていませんでした。
暗めの浴室はややこもり気味で、大理石&石&岩枠タイル貼3-4人の味のある浴槽がひとつ。
入ったときは木板でフタがしてありました。
【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 味のあるつくり
カラン1、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜15時で独占。
浴槽脇の石に埋め込まれたパイプから熱湯源泉?を吹き上げて浴槽に流し込み。他に透明チューブからの投入もあったかと思います。
他に何本かあった槽内パイプは吹きも引きも感じられず槽内排湯は不明ですが、切欠からの常時上面排湯と若干のオーバーフローあり。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 槽内パイプ
かなり熱めのお湯はほぼ無色透明で、よわい芒硝臭or弱カルキ臭。(どちらか判断つかず。)
味はほぼ無味か?
清澄なクセのないお湯ながら、よわいツルすべと温泉らしいあたたまりがあり、なにより湯ざわりがやわらかいので温泉を感じます。
とくにあたたまり感は、単なる熱湯のせいだけではない力強いものがあります。
浴後も適度なぬくもりと爽快感が残るなかなかのもの。
お湯はさほどインパクトのあるものではないですが、なにげに渋い雰囲気のお宿で、奥久慈しゃも料理(要予約)とあわせて味わえば満足度は高いような気がしました。
〔 源泉名:大子温泉御免沢源泉(大子町営御免沢1号泉、2号泉混合槽) 〕 <H10.5.7分析>
Na-硫酸塩・塩化物泉 31.6℃、pH=8.7、湧出量 1号泉400L/min揚湯、2号泉510L/min揚湯、成分総計=1.009g/kg
Na^+=300mg/kg (88.53mval%)、Ca^2+=33 (11.19)、Fe^2+・Fe^3+計=0.05
F^-=5.5、Cl^-=150 (28.14)、SO_4^2-=460 (63.74)、HCO_3^-=26、CO_3^2-=15
陽イオン計=335.3 (14.74mval)、陰イオン計=656.5 (15.03mval)
【写真 上(左)】 奥久慈しゃも弁当-1
【写真 下(右)】 奥久慈しゃも弁当-2
■ブランドグルメ
〔 奥久慈しゃも 〕
全国特種鶏(地鶏)味の求評会で第1位に選ばれたというブランドしゃも。
闘鶏品種のしゃも(軍鶏)は肉・卵ともに味がよいものの気性が荒く、群れで飼うのは難しいとされていましたが、繁殖・飼育しやすいように改良を加えられたのが「奥久慈しゃも」です。
肉は身が締まって歯ごたえよく、独特の滋味をもちます。脂肪分が少ないのでヘルシーな肉としても注目されています。ブロイラーにくらべ2~3倍もの日数をかけて育てられ、しゃも鍋、しゃも丼、しゃも弁当などが人気アイテムです。
(「大子町HP」などを参考。)
〔 2012/08/25UP (2007/04入湯) 〕
E140.21.16.896N36.46.5.779
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )