関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 太田天然温泉 「源泉 湯乃庵」
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住 所 :群馬県太田市下浜田町474-8
電 話 :0276-49-2211
時 間 :10:00~23:30(土日祝 ~22:30)
料 金 :650円(土日祝 750円)
※ 1時間入浴:550円、朝風呂(10:00~11:30)/夜風呂(21:00~閉館):500円
■ オフィシャルHP
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
太田市の「NOMAフィットネスクラブ」に隣接して2012/03/24新設された日帰り温泉施設。
太田市街南部、富士重工業矢島工場の西側にあります。
R407からだと「飯塚町」「西矢島」どちらかの交差点から西側に入り、さらに工場西側の道路に入ります。この道路沿いにあるのですぐわかります。
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【写真 上(左)】 壁面サイン
【写真 下(右)】 ノボリ
予想よりこぢんまりとした和風づくりの施設で、お客も「NOMAフィットネスクラブ」(フロント共用)のほうがはるかに多い感じ。
フロント横の自販機でチケットを購入し、フロントのお姉さんに渡します。
料金体系が複雑なので事前チェックが賢いかも。わたしは1時間コース550円で攻略。
廊下を進むと左手に休憩所&手もみ処、右手に岩盤浴(別料金)、そのおく右手が女湯、左が男湯です。
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【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴場入口
脱衣所はスパ銭にくらべるとやや狭め。窓がないのでちと閉塞感。
内湯ゾーンは右手おく窓側に内湯(みかげ石枠タイル敷10人程、井水、適温)、手前右手にサウナ、右手が洗い場というシンプルな構成。
広くはないものの、天井高くこもりなく、広めの窓越しに露天を望むなかなかのもの。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯
内湯は「地下200mの伏流水」という掲示あり。
サウナは本格派IKIブランドで、男湯はロウリュサービス(4回/日)もあります。
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【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 水風呂
右手の扉の外は露天ゾーン。
入口右手に水風呂とそのおくにデッキチェア×2。
左手が露天(銘石組鉄平石敷10人以上、屋根付)
カランセパ型6+12の計22。シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜18時で独占~5人と予想外に空いていました。
和シックなイメージの露天は街なかなので展望はないですが、意外に開放的で風もとおります。
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【写真 上(左)】 露天-1
【写真 下(右)】 露天-2
温泉槽は露天のみです。
露天は、手前左手の赤茶に色づいた石の湯口からのぬる湯投入+数ヶ所の熱湯底面注入で奥側からの上面排湯。
手前投入湯口そばのコンディションがベストですが、人の出入りがあるのでちと落ちつきません。
適温~ややぬるのお湯はうすく緑茶色ににごって、赤茶の酸化鉄らしき浮遊物がただよい湯口そばではこまかな気泡も。また、湯中の指先がわずかに青白く発光しています。
明瞭な塩味+弱苦味+金気だし味で、塩味は10g/kgの食塩泉にしてはややうすい感じもしましたが、土類食塩の苦味に流れているかもしれず詳細不明。(掲示は非加水。)
湯の香はほとんど金気貝汁臭一本勝負で、これだけストレートに金気が出ているお湯もめずらしいです。
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【写真 上(左)】 赤茶に色づいた露天湯口
【写真 下(右)】 露天の湯色
湯ざわりは塩化土類泉系のぎっしり力感のあるものでとろみも感じられます。
入った当初は鮮度感があまり感じられないのですが、湯口そばではかなりのアワつきがあり、鮮度は確保されていると思います。
成分濃度のわりにおだやかなイメージのお湯ですが、あたたまり感は相当なもの。
閉館した「湯源郷」とはキャラのちがうお湯で、高張性食塩泉ながら金気が前面にでているお湯はありそうでなかなかないもの。
温泉もかなりのレベルですが、じつははまったのは水風呂&内湯。
どちらも「地下200mの伏流水」使用と思われます。
うすく翠がかって白い浮遊物をうかべ、湯中の指先が温泉槽よりもつよく青白に発光しています。
きしきしとツルすべにとろみを加えた染みてくるような湯ざわりでクセになります。
とくに水風呂はかけ流しらしく鮮度感にあふれ、21℃ほどの絶妙の温度もあいまってほとんどトリップ状態に・・・。
イメージ的には硫酸塩+重曹系のお湯で、やぶ塚や笠懸の流れを汲むものかもしれません。
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【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 道路側の泉源施設
スポーツクラブ併設にしては本格派だが、スパ銭にしてはちと小規模。
ポジションどりのむずかしい施設で、それが複雑な料金体系にもあらわれているのかも。
本泉の質は悪くないし、井水の質もいいので個人的には満足感がありました。
ただ、太田には、「安眠の湯」や「コロナの湯」(入湯済未レポ)などの設備充実大規模施設があるので、それらとどう差別化をつけていくかが集客の決め手になるかと思います。
〔露天の掲示〕
この源泉露天風呂は、地下1200mより湧出した塩化物泉のみを使用しております
炭酸水素イオンとカルシウムを豊富に含み美肌効果に優れ大変よく温まります
太古の昔より蓄積された源泉を存分にご堪能下さい
〔 源泉名:太田天然温泉 源泉野間の湯 〕 <H23.7.19分析>
Na-塩化物温泉 44.3℃、pH=7.4、311L/min(1,200m掘削揚湯)、成分総計=10.597g/kg
Na^+=2939mg/kg (71.04mval%)、Mg^2+=192.2、Ca^2+=697.0 (19.32)、Fe^2+=4.4
Cl^-=6587 (99.20)、HS^-=0.1、HCO_3^-=87.6
陽イオン計=3882 (180.0mval)、陰イオン計=6676 (187.3mval)、メタほう酸=4.4
<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:なし ろ過循環装置使用:あり 塩素系薬剤使用:あり
<HP掲載>
源泉かけ流し 44℃以上の高温、しかも311L/毎分の豊富な湯量です。
〔 HP掲載 〕
露天風呂には源泉をひいております。
塩化ナトリウム泉でとても温まり、濃厚でとろみがあります。とにかくいいお湯です。
■ブランドグルメ
〔 太田のまこもたけ 〕
水田の転作作物として近年全国的に作付けが増えているイネ科マコモ属の水生植物。
淡泊な風味、タケノコとアスパラの中間のような食感で、いろいろな料理に向きます。
太田では南部を中心に栽培され、収穫期(10月頃)には市内の直売所などで購入できます。
〔 2012/08/16UP (2012/05入湯) 〕
E139.22.8.210N36.16.24.093
【 BGM 】
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