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■ 多摩新四国八十八ヶ所霊場/多摩百八ヶ所霊場の御朱印

多摩新四国八十八ヶ所霊場とは、1934年(昭和9年)弘法大師ご入定1100年ご遠忌を記念して、1936年(昭和11年)に多摩地域の真言宗寺院八十八ヶ寺で再編成された弘法大師霊場です。(霊場公式ガイドブック『多摩八十八ヶ所巡拝のしおり』より)
(札所リストは→こちら(「ニッポンの霊場」様))

”再編成”とあるのは、Wikipediaに「1823年(文政6年)、弘法大師御入定1000年を記念して、多摩郡の霊場を巡るために武玉新四国88ヶ所が作られた」とあるとおり、武玉新四国八十八ヶ所霊場を再編したものとみられます。

多摩新四国八十八ヶ所霊場は2019年2月に結願しているのですが、じつはこの霊場に20箇寺の札所を加えた多摩百八ヶ所霊場というものが存在します。
この情報は「ニッポンの霊場」様からのもので、当Webには「多摩88霊場に、20札所が追加された構成」「本霊場としての開創は1984年(昭和59年)で、宗祖弘法大師の御遠忌1,150年にあたる。」とあります。

つまり多摩百八ヶ所霊場は、1936年(昭和11年)に開創(再編)された多摩新四国八十八ヶ所霊場に、1984年(昭和59年)、20の札所を加えて成立した108箇寺からなる弘法大師霊場とみることができます。

札所範囲はすべて東京都下の主に多摩川流域で、範囲は以下のとおり。

東端:岸光山 安養寺(第1番、武蔵野市吉祥寺東町)
西端:金剛山 寶蔵寺(第50番、檜原村)
北端:成木山 安楽寺(第45番、青梅市成木)
南端:河上山 福寿院(第96番、町田市つくし野)

東端は杉並区、西端は山梨県上野原市、北端は埼玉県飯能市、南端は横浜市瀬谷区に接し、ほぼ東京都下全域に広がりをみせる広域霊場となっています。
札所リストは→こちら(「ニッポンの霊場」様)、多摩新四国八十八ヶ所霊場に限ると→こちらの地図がわかりやすいです。

すべての札所が真言宗寺院の、保守本流ともいえる札所構成です。
札所本尊は多彩ですが、とくに大日如来と不動明王が多くなっています。

ガイドブックは霊場会公式の『多摩八十八ヶ所巡拝のしおり』が、高幡山 金剛寺(高幡不動尊)の納経所で頒布されていましたが現況は不明です。


■ 巡拝のしおり

専用納経帳は、御詠歌つきの規定用紙御朱印授与の札所があるので存在するのかもしれませんが、筆者は未確認です。


■ 規定用紙の御朱印(第100番 梅香山 大聖院)

現況、参拝者はさほど多くない模様で書入揮毫率は高めですが、それだけにご不在時の対応がむずかしく、比較的拝受難易度の高い霊場かと思います。
この傾向はとくに89番~108番で顕著です。

今般、ようやく多摩百八ヶ所霊場を結願しましたので、これから順次御朱印を紹介していきます。
なお、108の札所のうち御朱印を拝受できたのは106。
じつに98.1%の札所が御朱印を授与されています。
(新型コロナ禍前の拝受分もあるので、現況は変わっているかもしれません。)


まずは、一部のみ御朱印UPしてみます。

 
【写真 上(左)】 第1番発願寺・東端札所:岸光山 安養寺
【写真 下(右)】 第88番結願寺:高幡山 金剛寺

 
【写真 上(左)】 第89番:清浄光山 圓通寺(清瀬市下宿)
【写真 下(右)】 第108番結願寺:独峰山 高楽寺(御朱印不授与です)

 
【写真 上(左)】 西端:金剛山 寶蔵寺(第50番、檜原村)
【写真 下(右)】 高尾山 薬王院(第68番)もほぼ西端です


  
【写真 上(左)】 北端:成木山 安楽寺(第45番、青梅市成木)
【写真 下(右)】 南端:河上山 福寿院(第96番、町田市つくし野)



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