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■ Poppin'Partyの5曲 ~ 声優ユニットの底力 ~

JとかSKとかの露出度が減って、TVの音楽番組はひたすら「昭和の名曲」に向かっているけど、現役で、もっととりあげられてもいいジャンルがあると思う。

たとえば、メディアミックス系の「BanG_Dream!」(バンドリ)とか・・・。

なかでも、Poppin'Party(ポッピンパーティ/ポピパ)はかなりの実力派。
今回5曲ほどリンクUPしてみました。

メンバーはすべて声優。
愛美(戸山 香澄) ボーカル/ギター
大塚紗英(花園 たえ) ギター
西本りみ(牛込 りみ) ベース
大橋彩香(山吹 沙綾) ドラムス
伊藤彩沙(市ヶ谷 有咲) キーボード

楽曲の多くは、音楽制作集団「Elements Garden」が担当。

プロのクリエイターの楽曲なので曲のレベルが高い。
そしてメンバーの技倆も相当なもの。

それぞれの楽器が濁らずに、クリアに響いてくるのがいい。
たとえば大橋彩香さんの手数の多い変拍子混じりのドラムス、ひたすらカウンターメロやリフを奏でつづける大塚紗英さんの存在感あふれるギターとか・・・。

とくに大橋彩香さんのドラムス、個人的に大好物なんですけど(笑)
最初聴いたとき、プログレ(プログレッシブ・ロック)かと思った。
にこやかに微笑みながらこのドラミングとは、にわかに信じられん。

↓ 典型的なプログレのドラミング。
■ Le Orme(イタリア) - La Fabbricante D'Angeli



そこらへんのJ-POP(ROCK)グループよりもアンサンブルやハーモニーがしっかりしている。
多彩な”キメ”や、透明感あふれる落ちサビなど、確かな実力が感じられる。

リードボーカルの愛美さん自らギターを抱え、楽器に対するこだわりは相当強いユニットとみた。

■ 愛美「カザニア」MV (TVアニメ「現実主義勇者の王国再建記」EDテーマ)

愛美のボーカルはミディアム~アップで芯のとおった力感、スローではフェミニンなハイトーンと使い分け、変拍子炸裂の↑ のソロ曲を聴いても、”難曲キラー”であることがわかる。
滑舌とヒーカップのキレは声優系シンガーならではのもの。

ときおり繰り出される、ハイトーンに突き抜ける大橋彩香さんのボーカルもかなりのもの。

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■ 八月のif - Poppin'Party


■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「1000回潤んだ空」【期間限定】


■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜」(「BanG Dream! 8th☆LIVE」夏の野外3DAYS DAY3より)


【Poppin'Party】ライブ映像「STAR BEAT!~ホシノコドウ~ Acoustic Ver.」【BanG Dream! 5th☆LIVE】

↑ スロー曲で際立つ”底力”。
さすがに”声のプロ”たちだけあって、それぞれ声質にオリジナリティあり。
おのおの声量ぱっちりなのに、煩くならず優しく収まるところは声質のなせるわざか。

ひょっとして西本りみさんのベースって、フレットレス?
ならではの深い響きが場を支えている。
そして安定感あふれる大橋彩香さんのハモリとタンバリンでのリズムキープ。
含蓄ある大塚紗英さんのアコースティックギター。
伊藤彩沙さんのキーボードも経験が浅いわりには大健闘。

やっぱり相当にアーティスティックなユニットかと。


■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「ミライトレイン」(「Astral Harmony」より)


■ 【公式ライブ映像】Poppin'Party「キズナミュージック♪」



個人的には、日本のガールズバンドの最高峰はプリンセス・プリンセスだと思っているが、Poppin'Partyはプリプリ以来の実力派ユニットでは?

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