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■ 馬頭温泉郷(宝来の湯) 「湯の宿 城の台荘」 〔 Pick Up温泉 〕



<馬頭温泉郷(宝来の湯) 「湯の宿 城の台荘」>
(栃木県那珂川町(旧 馬頭町)小口1735、時間確認要、500円、0287-92-4311)
オフィシャルHP
紹介ページ (るるぶ.com)

いまは那珂川町となった旧馬頭町エリアにはいくつかの温泉があって、”馬頭温泉郷”と呼ばれています。
共同配湯がメインのエリアですが、ここは”宝莱の湯”という自家源泉をもっています。

場所は那珂川の左岸を走る県道298小口黒羽線で北上、「あづまや温泉ホテル」を過ぎてすこし行った右手の道(たしか看板あり)に入ってすこし登ったところ。
「美玉の湯」まで行くと行き過ぎです。

こざっぱりとして居ごこちのよさそうなお宿です。
男女別の浴場に内湯(石枠伊豆石敷6-7人)と露天(木枠鉄平石敷5-6人)というオーソドックスなつくりで落ちつけます。


【写真 上(左)】 男湯露天
【写真 下(右)】 女湯露天

露天は林の向こうに谷をのぞむ、なかなかナイスなロケーション。
カラン7(温泉かも?)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
土曜12時で男女湯とも独占でした。


【写真 上(左)】 男湯内湯
【写真 下(右)】 女湯内湯

内湯は岩の湯口から投入で底面吸湯+切欠からのざんざこ上面排湯。
露天は岩から突き出た竹筒からの投入で、側面吸湯ありのオーバーフローなし。湯口の元で熱湯とぬる湯を混合して投入しています。


【写真 上(左)】 男湯露天の湯口
【写真 下(右)】 女湯内湯の湯口

湯づかいはかけ流しかどうかわかりませんが、お湯は悪くなく、浴感は内湯のほうがあるものの、鮮度感は露天のほうが高いような感じがしました。


【写真 上(左)】 ざこざこのオーバーフロー
【写真 下(右)】 泉源?

ほぼ無色透明のお湯にはこまかな茶色の浮遊物。
湯口で微たまご味+微重曹味、微イオウ臭におだやかな温泉臭。
露天の湯口そばではわずかながらアワつきもありました。
とろみとヌルすべが強いのはメタけい酸を多く含む馬頭温泉の特徴で、浴後にほどよい爽快感がでるのもこれまた馬頭のお湯の個性です。

いかにも馬頭のお湯らしい地味ながらしみじみといいお湯で、馬頭のなかではイオウがよく表現されているお湯だと思います。


【写真 上(左)】 足湯の説明
【写真 下(右)】 足湯

宿の上手に立派な足湯「四季の足湯」があります。
野湯派なら入ってしまうのではないかと思われる(^^)、おおきな足湯です。
玉石敷の浴槽に注入されたお湯はやや熱めで鮮度感抜群。こんな鮮度の高い足湯はなかなかお目にかかれません。


【写真 上(左)】 足湯の浴槽
【写真 下(右)】 那珂川のヤナ

馬頭周辺には、那珂川温泉八溝温泉など、しみじみといいお湯が多いのでハシゴしてみるのも面白いのでは?
あと、このあたりは鮎の名所で、夏から秋にかけてヤナがたくさんかかるので、それとからめて訪れるのも面白いかもしれません。(さりげに蕎麦も美味いところ)

アルカリ性単純温泉(Na-HCO3・(CO3)型) 32.1℃、pH=9.5、178.4L/min(1,100m掘削揚湯)、成分総計=0.286g/kg、Na^+=57.4mg/kg (98.61mval%)、Cl^-=2.3 (2.13)、SO_4^2-=12.6 (8.58)、HCO_3^-=102.6 (54.89)、CO_3^2-=28.7 (31.28)、HS^-=0.1、陽イオン計=58.4 (2.53mval)、陰イオン計=148.0 (3.06mval)、メタけい酸=79.4 <H13.10.5分析> (源泉名:馬頭温泉 宝来の湯)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:なし 塩素系薬剤使用:なし

〔 2009年11月3日UP (2005年9月入湯) 〕


E140.8.31.080N36.46.28.670
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