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■ 水上温泉 「塩屋温泉館」 〔 Pick Up温泉 〕



水上温泉 「塩屋温泉館」
住 所 :群馬県利根郡みなかみ町湯原502 (旧 利根郡水上町)
電 話 :0278-72-3230
時 間 :夕方(時間要問合せ) / 不定休
料 金 :600円
オフィシャルHP
紹介ページ (Yahoo!トラベル)
紹介ページ (楽天トラベル)
紹介ページ (じゃらんnet)

水上温泉にある自家源泉の湯治宿が日帰り対応するもの。
ここはながらく日帰り不可でしたが、日帰り対応をはじめています。
ただし、入浴できるのは泊まり客のある夕方だけ、週末しかお客をとっていないときもあるので、週末(とくに土曜)のPMに事前確認のうえ攻めるのがベターかと・・・。
お湯が入ってさえいれば、快く日帰り対応してくれます。

場所は、「松の井ホテル」手前の路地を温泉街の方に下りていく道沿い。
東京方面からだと鋭角に右折して細い急坂を下りていくことになるので運転要注意。
「松の井ホテル」の裏手を過ぎてすこし先の右手に見えてきます。


【写真 上(左)】 泉源
【写真 下(右)】 薬師地蔵

この日は昼頃TELしたところ、「4時過ぎならば大丈夫。」ということだったので、16時すこし前に突入。
Pはゆったり、Pの入口正面に自家源泉の櫓と薬師地蔵の祠と飲泉所があります。


【写真 上(左)】 飲泉所
【写真 下(右)】 玄関

右手にある母屋は年季入ったゆかしげなたたずまい。
当日は3組ほどの泊まり客があったようで、根づよい固定客がついているのかも・・・。


【写真 上(左)】 帳場前
【写真 下(右)】 廊下

帳場は広くて趣気あり。隅々まで清掃が行き届いた館内はきもちがいいです。
湯治宿モード全開の廊下を渡るとそのおくが浴場で、正面が男湯、右手に女湯。


【写真 上(左)】 卓球台
【写真 下(右)】 浴場入口

脱衣所はゆったりしていて、風とおしよくつかい勝手のいいもの。
金属パイプの脱衣棚に黄みどりの脱衣カゴが渋い!
すべてが湯治本位で機能的につくられています。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯 (画像提供:福沢☆湯キチ氏)

扉を開けると浴場。窓が閉め切られ、天井もさほど高くないのでこもり気味。
カラン2、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。カランはたぶん温泉です。
土曜16時で湯治客と入れ違いに独占でした。


【写真 上(左)】 洗い場カラン
【写真 下(右)】 浴槽 (画像提供:福沢☆湯キチ氏)

青タイル貼10人弱のたっぷりふかめで入りごこちのいい浴槽がひとつ、余計なものがなにもないシンプルさが好感。


【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 オーバーフロー

石膏の析出が出た石の湯口から熱めの加温源泉をかなりの量投入、槽内注排湯はみあたらずオーバーフローのかけ流しで、加温ながら鮮度感はしっかりと保たれています。
湯口そばにはコップがおいてありました。

お湯は湯口まわりでけっこう熱め、湯口からはなれるほどぬる湯になります。
ただ、湯口そばよりすこしはなれたところの方が浴感がよく、ぬる湯向きのお湯のようにも思いました。


【写真 上(左)】 掲示
【写真 下(右)】 湯色&湯口

無色透明で浮遊物もない清澄なお湯で、甘い石膏臭がしっかりと香り、喉にするすると入っていく芒硝泉系の味わい。美味しいのでついつい飲みすぎてしまいます。

硫酸塩泉系のキシキシとした湯ざわりとよわいとろみがありますが、不思議なことに硫酸塩泉の特徴である指先の青白発光はほとんどありません。
硫酸塩泉のなかにはお湯の重さをほとんど感じない羽布団のように軽いお湯がありますがここもそう。
重量感と力感のある主力源泉「旧湯」とはお湯のニュアンスがあきらかにちがい、むしろ「松の井ホテル」(入湯済、未湯)の自家源泉に近い感じがしました。


【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 ケロリン桶

おだやかな温まりはあるものの火照りのこない格の高さを感じ、からだへの負担がすくなく、夜どおし入りたいようなお湯です。

さすがに自家源泉の湯治宿、お湯の仕上がりはただならぬものがあります。
女将さんもご主人もとても感じのいい方なので、泊まっても居ごこちがいいのではないでしょうか。

〔 源泉名:塩屋源泉 〕
単純温泉(Ca・Na-SO4型) 32.2℃、pH=8.1、湧出量不明、成分総計=0.81g/kg
Na^+=73.9mg/kg、Ca^2+=160、Fe^2+=0.08、F^-=2.6、Cl^-=72.1、SO_4^2-=421、HCO_3^-=29.3、陽イオン計=237、陰イオン計=525、メタほう酸=6.9 <H15.2.14分析>

<温泉利用掲示>
加水:なし 加温:あり 循環ろ過装置使用:なし 消毒処理:なし

■ブランドグルメ
〔 利根川清流川のり 〕
利根川の支流で採れる手摘みの淡水産「カワノリ」をベースにしてつくられる佃煮。
独特な歯ごたえがあって、ご飯にかけて食べるとなかなかの美味。
パッケージも渋いです。
道の駅「水上町水紀行館」などで売っています。

〔 2011/03/10UP (2011/02入湯) 〕


E138.58.15.650N36.46.11.305
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