関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ フェミニンな名曲・好メロ曲
「フェミニン(feminine)」。
女性らしいことを指す言葉で、女性らしい仕草や動き、優しそうで優雅な雰囲気を意味しています。(「小学館「Domani」公式サイト」より)
ジェンダーフリー全盛の昨今、「女性らしい」という表現じたい不適切マークがつきそうです。(じっさい、いまでは「ジェンダーフリー」ということば自体が公的にはNGで「ジェンダー平等」あるいは「ジェンダー中立性」といわなければいけないらしい。ほんとにこの界隈のことば選びはむずかしいわ。)
でも、フェミニンな名曲はじつはたくさんあって、今でも愛されているものもあります。
そこで、今回はそういった曲を集めてみました。
透明感あるハイトーンはフェミニンにつながるところ大なので、かなり■ 透明感のある女性ヴォーカル50曲から引っ張ってきました。
また、「セツナ系」もフェミニン曲多いので■ セツナ曲&来る曲25曲+からももってきています。
■ 「酪農家たちのまっすぐな夢」篇 Webムービー
ひさびさに出た、フェミニン系CM曲。(「ヒカリノイト」/池田綾子)
01.スローモーション - 中森明菜(1982)
1982年5月1日リリースの中森明菜デビュー曲で、作詞・作曲/来生えつこ・来生たかお。
お嬢様感満載。
こういうフェミニンさをもっていたから、のちの中森明菜があったのだと思う。
02.海のキャトル・セゾン - とみたゆう子(1982)
名古屋市出身のシンガーソングライター。
「ミルキー・ヴォイス」といわれた甘いながらも透明感にあふれた美声。
曲のできも抜群。
これは1982年リリースの名盤『DEUX』収録曲。
03.メディテーション - 松田聖子(1983)
1983年6月1日On Sale『ユートピア』収録の名曲。
作詞:松本隆、作曲:上田知華、編曲:大村雅朗。
意表をつくコード進行が上田知華。
初期聖子ちゃんの魅力は、このフェミニンさが大きかったように思う。
リゾートのお嬢様。
04.トワイライト・アヴェニュー - 金月真美(1983)
声優系シンガーの草分けともいえる存在で、「藤崎詩織」名義のテイクも。
艶と深みと透明感を併せもつ抜群の声質は聴いていて心地よい。
作曲はスターダストレビューの根本 要。
05.ずっとそばに - 松任谷由実(1983)
1983年『REINCARNATION』収録のミディアム・チューン。
ユーミンの声質はかならずしもフェミニンとはいえないかもしれないけど、この頃のユーミン曲は軒並みフェミニンだった。
バックのグルーヴが1983年。
06.You Are Not Alone - 杏里(1983)
1983年リリース『Timely!!』収録のフェミニンなバラード。
ほんとによく聴いた。名曲。
名手、林哲司のアレンジがよく効いている。
~ You Are Not Alone
そぐそばに Yes Me 私がいる いつも ~
杏里の歌詞ってシンプルだけど入ってくる。
07.雨音はショパンの調べ - 小林麻美(1984)
1984年、一世を風靡した小林麻美の名曲。
オリジナルはイタリアのユーロディスコ系ミュージシャン、GAZEBO。
これに松任谷由実が日本語の歌詞をのせた。
こういうビデオクリップはもう撮れないと思う。
08.Cludyな午後 - 中原めいこ(1984)
けっこうやんちゃな曲も得意な人だが、これはフェミニンな名曲。
1984年の名盤『ロートスの果実 -LOTOS-』収録。
09.ホノルル・シティ・ライツ - 二名敦子(1984)
ハワイ録音作『ロコ・アイランド』収録のバラード。
甘さを帯びたハイトーンはすこぶるフェミニン。
ハワイのサーフロックユニットKeola & Kapono Beamerのカバーだと思う。
10.恋におちて -Fall in love-(Covered by high_note Music Lounge)(1985)
1985年8月30日から放送されたTBS系テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌で大ヒット。
いま、こういうテーマ&展開って許されるのかな?
11.空に近い週末 - 今井美樹(1989)
1989年リリースの『Ivory』収録。作詞:戸沢暢美、作曲:柿原朱美、編曲:武部聡志。
個人的には今井美樹のベスト、J-POPでも屈指の名曲だと思う。
シングル「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」カップリング曲で、オリジナルアルバム未収録なので、もっぱらベストアルバム『Ivory』で聴いていた。
天空から降りそそぐようなポリフォニックで清々しいメロディと、その上で舞い踊る今井美樹のたおやかなヴォーカル。
柿原朱美の作曲力が炸裂した文句のつけようのない神曲。
初期~中期の今井美樹は、こういうフェミニンで透明感あふれる楽曲がかなりあった。
12.Airport - 今井優子(1990)
角松敏生フル・プロデュースによるアルバム『DO AWAY』収録。
角松敏生らしいグルーヴにフェミニンなヴォーカルが乗った名テイク。
この頃までは、こういうこ洒落たストーリー感のある楽曲がふつうにつくられていた。
13.あの頃のように - 障子久美 (1991)
バブルははじけたけど、まだまだ日本社会に活気があった時代。
14.二人の夏 - ZARD(1993)
4thアルバム『揺れる想い』収録の名曲。
切なさを帯びた美声。そして清楚なルックス。
フェミニンな魅力という点からすると、日本のPOPS史上屈指だと思う。
15.渡良瀬橋 - 森高千里(1993)
唯一無二的な歌い回しで、カバーによる上位互換はほとんど不可と噂される森高千里。
年を重ねても、そのフェミニンな魅力は一向に衰えをみせない。
これは1993年1月25日にリリースされた森高千里の代表曲。
動画はいくつかUPされているが、このテイクがベストだと思う。
16.ただ泣きたくなるの - 中山美穂(1994)
本人主演のTBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』主題歌でミリオンセラーの大ヒット。
この曲は中山美穂じゃないと歌いこなせないと思う。
作曲:岩本正樹、作詞:国分友里恵・中山美穂。それにしても捨て音、捨て歌詞なしの名曲じゃわ。
17.I'm proud - 華原朋美(1996)
いま聴き返すと、類い希な美声と透明感を兼ね備えていたことがわかる。
このフェミニンヴォイスは、流麗なハイトーンを求める小室サウンドには欠かせないものだった。
---------------------------------
日本の凋落が本格的に始まったといわれる1997年。
フェミニン曲も、より内向きでパーソナルなものに変わっていく。
18.Squall - 松本英子(1999)
福山雅治初の楽曲提供曲で、さりげに高い作曲能力を実感できる。
こういうフェミニンな楽曲は、つくろうとしてつくれるもんじゃないと思う。
それに応えた松本英子の実力もかなりのもの。
19.Over and Over - Every Little Thing(1999)
大きなヒットにはならなかったけど、旋律がきれいな名曲。
持田香織のフェミニンなヴォーカルが巧く乗っている。
20.月のかほり - 夏川りみ(2002)
個人的には、2001年に「涙そうそう」をブレークさせた夏川りみの存在も大きかった。
夏川りみの声をはじめて聴いたのはたしか、水戸黄門の合間に流れていた松下グループのCM Song「この星を感じて」だったと思う。
ハイトーンが綺麗に伸びるそのボーカルは強烈なインパクトがあり、画面の下に出ていた”夏川りみ”というクレジットを頼りにCDをさがしたが、その当時はまったくのマイナーで、ごく一部の大手CDショップでシングルが見つけられただけだった。
メジャーデビューからの「南風」(2002/3)、「てぃだ~太陽・風ぬ想い~」(2002/9)、「空の風景」(2003/3)、初期3枚のALBUMのできは抜群だった。
沖縄独特の音階や歌いまわしはそれほど強く出ておらず、さらりと明るい曲調に彼女の伸びやかなハイトーンが乗る内容は、まさに「ヒーリング・ミュージック」そのものだった。
21.Endless Story - Yuna Ito(伊藤由奈)(2005)
ロサンゼルス生まれ、ハワイ出身のアーティスト。
これは、Dawn Ann Thomasの「If I'm Not in Love With You」をカバーしたデビューシングルで、洋楽でも何人かカバーしているが、伊藤由奈のがベストだと思う。
これはBank Bandのサポートを得た名演で、これだけフェミニン感あふれるテイクもめずらしい。
22.サヨナラ サヨナラ - 竹仲絵里(2006)
1999年、「mawari」名義でデビューしたシンガーでCM曲多数。
これは2006年、コブクロの小渕健太郎と共作したシングルカット曲でかなりのナイステイク。
曲構成もさることながら、MVのできが思いっきりフェミニン。
23.最高の片想い - タイナカ彩智(2006)
■ 兵庫県出身のArtistで本名は田井中 彩智(タイナカサチ)。
2006年2月メジャーデビュー。以降安定して作品をリリース。
これは2006年8月On Saleのシングル曲でNHK衛星第2テレビアニメ『彩雲国物語』EDにもつかわれた。
高い声域と透明感と伸びのあるハイトーンヴォイスに個性。
ライブハウスでの実績豊富な実力派で、LIVEパフォーマンスに定評がある模様。
24.For Our Days - 川田まみ(I'VE)(2007)
札幌の音楽創作集団「I'VE」でヴォーカルをとっていた。
『そして明日の世界より』OPで、これもかなりのナイスメロ。
独特のビブラートとヒーカップの連打のパフォーマンスで聴き応えあり。
25.Because - LGYankees Feat.中村舞子(2009)
切なさとエモーショナル感を帯びたハイトーンは優れてフェミニン。逸材!
これはLGYankeesがFeat.したセツナ曲で、おそらく2009年のリリースと思われる。
26.Erato - 志方あきこ(2009)
東京都出身のシンガーソングライターで、2001年11月自主制作盤を初リリース
けっこう難解な曲が多いが、ときにつくるヒーリング曲では透明感あふれるヒーリング・ヴォイスを聴かせてくれる。
これは2009年リリースの『Fluff』収録曲で、女神的なフェミニンヴォイスを聴かせてくれる。
27.君って - 西野カナ(2010)
セツナ系の全盛期2010年にリリースされた名曲。
2000年代のJ-POPフェミニンの多くの部分を背負ったのは、西野カナ&セツナ系だと思う。
この時代には「あなた」が「君」に変化している。
28.SoulJa - SoulJa / Way to Love~最後の恋~feat.唐沢美帆(2010)
2001年放送のTVドラマ『ラブ・レボリューション』の挿入歌「Way to love」を2010年に`SoulJa`がサンプリング。
原曲を歌った唐沢美帆をフィーチャリングしている。
メロも画像もストーリー感あって綺麗。名作。
こういうストーリー感あふれる曲、もう出てこないのかな?
29.1/6 - みにゅ(歌ってみた)(2010?)
ガラス細工のように繊細な声質&唱法でちょっと曲を選ぶような気もするけど、はまったときのヒーリング感&感情の入り方はハンパじゃない。
30.夏雪 ~summer_snow~(夏の日のリフレイン) - 西沢はぐみ(2011)
神奈川県出身のArtistでPCゲーム関連の作品が多い。声質にすぐれとくに高音の伸びが出色。
ふつうの人はハイトーンに引っぱり上げる感じがあるが、この人は高い地声から降りてくるイメージがある。
才人、松本慎一郎作曲の名曲で、バックのフレーズどりも非の打ち所なし。
31.瞬間 - 藤田麻衣子(2011)
2006年秋デビューの名古屋出身のArtist。ゲーム主題歌も多数手がける。
透明感あふれる声質は天性のものか。
作曲・アレンジに天才的なキレをもち、小柄な体型からは想像できない歌唱力も。
ドラマティックかつエモーショナルな佳曲多数。
32.さよならメモリーズ - 奏夢(歌ってみた)(2011)
2011年リリースのsupercellの名曲で「歌ってみた」多数。
奏夢さんはニコ動の歌い手で現在の活動状況は不明。声質、テクニックともに文句のつけようなし。
絶妙にゆらぐビブラートが圧巻で、アドリブのとり方も巧い。
「さよならメモリーズ」のカバーは腐るほど聴いたが、個人的にはこれがベスト。
33.bouquet - @ゆいこんぬ(Covered)(2011?)
ゆいこんぬ(yuiko)さんは人気歌い手のひとり。
声優系の甘くやわらかなハイトーンヴォイス。
微妙にゆらぐ歌声がエモーショナルで表現力も相当なもの。
楽曲はdoriko氏のボカロ曲で「歌ってみた」多数。おそらく2011年頃の初出と思われる。
34.Story Teller - Kicco(2013)
2013年4月26日リリースの18禁恋愛アドベンチャーゲーム『ゆめいろアルエット』のOST。
アニソンやゲーム系はフェミニン系楽曲の宝庫。
Kicco(きっこ)は、主にパソコンゲームの主題歌などを手がけるシンガーで声質に優れる。
意表をつくコード進行を巧く歌いこなして名曲化。
35.今好きになる - かぴ(歌ってみた)(2014)
J-POPの質を支えている実力派集団、HoneyWorks(ハニワ)はフェミニン曲の宝庫。
かぴさんはかわいい系の人気歌い手。かわいいだけじゃなく、しっかり芯が通っているのが魅力。
こういう曲は日本ならではかも。
36.君の銀の庭 - Kalafina (2014)
こわい曲だけど、フェミニンさが強く求められる。
梶浦由記さんらしいテクニカルな難曲。歌いこなせるのはkalafinaくらいか?
37.Destiny - HoneyWorks meets YURiCa/花たん(2017?)
超絶ハイトーン&ビブラートのフェミニン系名シンガー。
ハイトーンつづきのハニワ曲を見事に歌いこなしている。
38.手と手(オリジナル) - 熊田このは(2019)
フェミニンといったらやっぱりこのはちゃん?
これは2019/11/03 リリースのCD『Konoha』収録のオリジナル曲の貴重なライブテイク。
高音の美しさと空に舞い上がるような透明感&高揚感。
ここまで共鳴を効かせて艶やかなハイトーンを創り出せる歌い手は、ほんとうに希だと思う。
→ ■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2
39.約束 (Yakusoku) - 如月千早(今井麻美) // covered by 凪原涼菜(2021)
バーチャルアーティストで皇美緒奈(すめらぎみおな)とユニット「Meteopolis」を組んでいる。
スケール感をはらんだハイトーンで、情感の込め方がやたらに巧い。
Web上でいくつかみつかる”歌ってみた”動画はいずれも高水準の仕上がり。
40.サイレント・イヴ - ClariS(Covered)(????)
知る人ぞ知るフェミニン系ユニットだった。顔出し後はメジャーユニット化か?
カバー曲多数でどれもレベルが高い。
女性らしいことを指す言葉で、女性らしい仕草や動き、優しそうで優雅な雰囲気を意味しています。(「小学館「Domani」公式サイト」より)
ジェンダーフリー全盛の昨今、「女性らしい」という表現じたい不適切マークがつきそうです。(じっさい、いまでは「ジェンダーフリー」ということば自体が公的にはNGで「ジェンダー平等」あるいは「ジェンダー中立性」といわなければいけないらしい。ほんとにこの界隈のことば選びはむずかしいわ。)
でも、フェミニンな名曲はじつはたくさんあって、今でも愛されているものもあります。
そこで、今回はそういった曲を集めてみました。
透明感あるハイトーンはフェミニンにつながるところ大なので、かなり■ 透明感のある女性ヴォーカル50曲から引っ張ってきました。
また、「セツナ系」もフェミニン曲多いので■ セツナ曲&来る曲25曲+からももってきています。
■ 「酪農家たちのまっすぐな夢」篇 Webムービー
ひさびさに出た、フェミニン系CM曲。(「ヒカリノイト」/池田綾子)
01.スローモーション - 中森明菜(1982)
1982年5月1日リリースの中森明菜デビュー曲で、作詞・作曲/来生えつこ・来生たかお。
お嬢様感満載。
こういうフェミニンさをもっていたから、のちの中森明菜があったのだと思う。
02.海のキャトル・セゾン - とみたゆう子(1982)
名古屋市出身のシンガーソングライター。
「ミルキー・ヴォイス」といわれた甘いながらも透明感にあふれた美声。
曲のできも抜群。
これは1982年リリースの名盤『DEUX』収録曲。
03.メディテーション - 松田聖子(1983)
1983年6月1日On Sale『ユートピア』収録の名曲。
作詞:松本隆、作曲:上田知華、編曲:大村雅朗。
意表をつくコード進行が上田知華。
初期聖子ちゃんの魅力は、このフェミニンさが大きかったように思う。
リゾートのお嬢様。
04.トワイライト・アヴェニュー - 金月真美(1983)
声優系シンガーの草分けともいえる存在で、「藤崎詩織」名義のテイクも。
艶と深みと透明感を併せもつ抜群の声質は聴いていて心地よい。
作曲はスターダストレビューの根本 要。
05.ずっとそばに - 松任谷由実(1983)
1983年『REINCARNATION』収録のミディアム・チューン。
ユーミンの声質はかならずしもフェミニンとはいえないかもしれないけど、この頃のユーミン曲は軒並みフェミニンだった。
バックのグルーヴが1983年。
06.You Are Not Alone - 杏里(1983)
1983年リリース『Timely!!』収録のフェミニンなバラード。
ほんとによく聴いた。名曲。
名手、林哲司のアレンジがよく効いている。
~ You Are Not Alone
そぐそばに Yes Me 私がいる いつも ~
杏里の歌詞ってシンプルだけど入ってくる。
07.雨音はショパンの調べ - 小林麻美(1984)
1984年、一世を風靡した小林麻美の名曲。
オリジナルはイタリアのユーロディスコ系ミュージシャン、GAZEBO。
これに松任谷由実が日本語の歌詞をのせた。
こういうビデオクリップはもう撮れないと思う。
08.Cludyな午後 - 中原めいこ(1984)
けっこうやんちゃな曲も得意な人だが、これはフェミニンな名曲。
1984年の名盤『ロートスの果実 -LOTOS-』収録。
09.ホノルル・シティ・ライツ - 二名敦子(1984)
ハワイ録音作『ロコ・アイランド』収録のバラード。
甘さを帯びたハイトーンはすこぶるフェミニン。
ハワイのサーフロックユニットKeola & Kapono Beamerのカバーだと思う。
10.恋におちて -Fall in love-(Covered by high_note Music Lounge)(1985)
1985年8月30日から放送されたTBS系テレビドラマ『金曜日の妻たちへIII・恋におちて』の主題歌で大ヒット。
いま、こういうテーマ&展開って許されるのかな?
11.空に近い週末 - 今井美樹(1989)
1989年リリースの『Ivory』収録。作詞:戸沢暢美、作曲:柿原朱美、編曲:武部聡志。
個人的には今井美樹のベスト、J-POPでも屈指の名曲だと思う。
シングル「Boogie-Woogie Lonesome High-Heel」カップリング曲で、オリジナルアルバム未収録なので、もっぱらベストアルバム『Ivory』で聴いていた。
天空から降りそそぐようなポリフォニックで清々しいメロディと、その上で舞い踊る今井美樹のたおやかなヴォーカル。
柿原朱美の作曲力が炸裂した文句のつけようのない神曲。
初期~中期の今井美樹は、こういうフェミニンで透明感あふれる楽曲がかなりあった。
12.Airport - 今井優子(1990)
角松敏生フル・プロデュースによるアルバム『DO AWAY』収録。
角松敏生らしいグルーヴにフェミニンなヴォーカルが乗った名テイク。
この頃までは、こういうこ洒落たストーリー感のある楽曲がふつうにつくられていた。
13.あの頃のように - 障子久美 (1991)
バブルははじけたけど、まだまだ日本社会に活気があった時代。
14.二人の夏 - ZARD(1993)
4thアルバム『揺れる想い』収録の名曲。
切なさを帯びた美声。そして清楚なルックス。
フェミニンな魅力という点からすると、日本のPOPS史上屈指だと思う。
15.渡良瀬橋 - 森高千里(1993)
唯一無二的な歌い回しで、カバーによる上位互換はほとんど不可と噂される森高千里。
年を重ねても、そのフェミニンな魅力は一向に衰えをみせない。
これは1993年1月25日にリリースされた森高千里の代表曲。
動画はいくつかUPされているが、このテイクがベストだと思う。
16.ただ泣きたくなるの - 中山美穂(1994)
本人主演のTBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』主題歌でミリオンセラーの大ヒット。
この曲は中山美穂じゃないと歌いこなせないと思う。
作曲:岩本正樹、作詞:国分友里恵・中山美穂。それにしても捨て音、捨て歌詞なしの名曲じゃわ。
17.I'm proud - 華原朋美(1996)
いま聴き返すと、類い希な美声と透明感を兼ね備えていたことがわかる。
このフェミニンヴォイスは、流麗なハイトーンを求める小室サウンドには欠かせないものだった。
---------------------------------
日本の凋落が本格的に始まったといわれる1997年。
フェミニン曲も、より内向きでパーソナルなものに変わっていく。
18.Squall - 松本英子(1999)
福山雅治初の楽曲提供曲で、さりげに高い作曲能力を実感できる。
こういうフェミニンな楽曲は、つくろうとしてつくれるもんじゃないと思う。
それに応えた松本英子の実力もかなりのもの。
19.Over and Over - Every Little Thing(1999)
大きなヒットにはならなかったけど、旋律がきれいな名曲。
持田香織のフェミニンなヴォーカルが巧く乗っている。
20.月のかほり - 夏川りみ(2002)
個人的には、2001年に「涙そうそう」をブレークさせた夏川りみの存在も大きかった。
夏川りみの声をはじめて聴いたのはたしか、水戸黄門の合間に流れていた松下グループのCM Song「この星を感じて」だったと思う。
ハイトーンが綺麗に伸びるそのボーカルは強烈なインパクトがあり、画面の下に出ていた”夏川りみ”というクレジットを頼りにCDをさがしたが、その当時はまったくのマイナーで、ごく一部の大手CDショップでシングルが見つけられただけだった。
メジャーデビューからの「南風」(2002/3)、「てぃだ~太陽・風ぬ想い~」(2002/9)、「空の風景」(2003/3)、初期3枚のALBUMのできは抜群だった。
沖縄独特の音階や歌いまわしはそれほど強く出ておらず、さらりと明るい曲調に彼女の伸びやかなハイトーンが乗る内容は、まさに「ヒーリング・ミュージック」そのものだった。
21.Endless Story - Yuna Ito(伊藤由奈)(2005)
ロサンゼルス生まれ、ハワイ出身のアーティスト。
これは、Dawn Ann Thomasの「If I'm Not in Love With You」をカバーしたデビューシングルで、洋楽でも何人かカバーしているが、伊藤由奈のがベストだと思う。
これはBank Bandのサポートを得た名演で、これだけフェミニン感あふれるテイクもめずらしい。
22.サヨナラ サヨナラ - 竹仲絵里(2006)
1999年、「mawari」名義でデビューしたシンガーでCM曲多数。
これは2006年、コブクロの小渕健太郎と共作したシングルカット曲でかなりのナイステイク。
曲構成もさることながら、MVのできが思いっきりフェミニン。
23.最高の片想い - タイナカ彩智(2006)
■ 兵庫県出身のArtistで本名は田井中 彩智(タイナカサチ)。
2006年2月メジャーデビュー。以降安定して作品をリリース。
これは2006年8月On Saleのシングル曲でNHK衛星第2テレビアニメ『彩雲国物語』EDにもつかわれた。
高い声域と透明感と伸びのあるハイトーンヴォイスに個性。
ライブハウスでの実績豊富な実力派で、LIVEパフォーマンスに定評がある模様。
24.For Our Days - 川田まみ(I'VE)(2007)
札幌の音楽創作集団「I'VE」でヴォーカルをとっていた。
『そして明日の世界より』OPで、これもかなりのナイスメロ。
独特のビブラートとヒーカップの連打のパフォーマンスで聴き応えあり。
25.Because - LGYankees Feat.中村舞子(2009)
切なさとエモーショナル感を帯びたハイトーンは優れてフェミニン。逸材!
これはLGYankeesがFeat.したセツナ曲で、おそらく2009年のリリースと思われる。
26.Erato - 志方あきこ(2009)
東京都出身のシンガーソングライターで、2001年11月自主制作盤を初リリース
けっこう難解な曲が多いが、ときにつくるヒーリング曲では透明感あふれるヒーリング・ヴォイスを聴かせてくれる。
これは2009年リリースの『Fluff』収録曲で、女神的なフェミニンヴォイスを聴かせてくれる。
27.君って - 西野カナ(2010)
セツナ系の全盛期2010年にリリースされた名曲。
2000年代のJ-POPフェミニンの多くの部分を背負ったのは、西野カナ&セツナ系だと思う。
この時代には「あなた」が「君」に変化している。
28.SoulJa - SoulJa / Way to Love~最後の恋~feat.唐沢美帆(2010)
2001年放送のTVドラマ『ラブ・レボリューション』の挿入歌「Way to love」を2010年に`SoulJa`がサンプリング。
原曲を歌った唐沢美帆をフィーチャリングしている。
メロも画像もストーリー感あって綺麗。名作。
こういうストーリー感あふれる曲、もう出てこないのかな?
29.1/6 - みにゅ(歌ってみた)(2010?)
ガラス細工のように繊細な声質&唱法でちょっと曲を選ぶような気もするけど、はまったときのヒーリング感&感情の入り方はハンパじゃない。
30.夏雪 ~summer_snow~(夏の日のリフレイン) - 西沢はぐみ(2011)
神奈川県出身のArtistでPCゲーム関連の作品が多い。声質にすぐれとくに高音の伸びが出色。
ふつうの人はハイトーンに引っぱり上げる感じがあるが、この人は高い地声から降りてくるイメージがある。
才人、松本慎一郎作曲の名曲で、バックのフレーズどりも非の打ち所なし。
31.瞬間 - 藤田麻衣子(2011)
2006年秋デビューの名古屋出身のArtist。ゲーム主題歌も多数手がける。
透明感あふれる声質は天性のものか。
作曲・アレンジに天才的なキレをもち、小柄な体型からは想像できない歌唱力も。
ドラマティックかつエモーショナルな佳曲多数。
32.さよならメモリーズ - 奏夢(歌ってみた)(2011)
2011年リリースのsupercellの名曲で「歌ってみた」多数。
奏夢さんはニコ動の歌い手で現在の活動状況は不明。声質、テクニックともに文句のつけようなし。
絶妙にゆらぐビブラートが圧巻で、アドリブのとり方も巧い。
「さよならメモリーズ」のカバーは腐るほど聴いたが、個人的にはこれがベスト。
33.bouquet - @ゆいこんぬ(Covered)(2011?)
ゆいこんぬ(yuiko)さんは人気歌い手のひとり。
声優系の甘くやわらかなハイトーンヴォイス。
微妙にゆらぐ歌声がエモーショナルで表現力も相当なもの。
楽曲はdoriko氏のボカロ曲で「歌ってみた」多数。おそらく2011年頃の初出と思われる。
34.Story Teller - Kicco(2013)
2013年4月26日リリースの18禁恋愛アドベンチャーゲーム『ゆめいろアルエット』のOST。
アニソンやゲーム系はフェミニン系楽曲の宝庫。
Kicco(きっこ)は、主にパソコンゲームの主題歌などを手がけるシンガーで声質に優れる。
意表をつくコード進行を巧く歌いこなして名曲化。
35.今好きになる - かぴ(歌ってみた)(2014)
J-POPの質を支えている実力派集団、HoneyWorks(ハニワ)はフェミニン曲の宝庫。
かぴさんはかわいい系の人気歌い手。かわいいだけじゃなく、しっかり芯が通っているのが魅力。
こういう曲は日本ならではかも。
36.君の銀の庭 - Kalafina (2014)
こわい曲だけど、フェミニンさが強く求められる。
梶浦由記さんらしいテクニカルな難曲。歌いこなせるのはkalafinaくらいか?
37.Destiny - HoneyWorks meets YURiCa/花たん(2017?)
超絶ハイトーン&ビブラートのフェミニン系名シンガー。
ハイトーンつづきのハニワ曲を見事に歌いこなしている。
38.手と手(オリジナル) - 熊田このは(2019)
フェミニンといったらやっぱりこのはちゃん?
これは2019/11/03 リリースのCD『Konoha』収録のオリジナル曲の貴重なライブテイク。
高音の美しさと空に舞い上がるような透明感&高揚感。
ここまで共鳴を効かせて艶やかなハイトーンを創り出せる歌い手は、ほんとうに希だと思う。
→ ■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)-Vol.2
39.約束 (Yakusoku) - 如月千早(今井麻美) // covered by 凪原涼菜(2021)
バーチャルアーティストで皇美緒奈(すめらぎみおな)とユニット「Meteopolis」を組んでいる。
スケール感をはらんだハイトーンで、情感の込め方がやたらに巧い。
Web上でいくつかみつかる”歌ってみた”動画はいずれも高水準の仕上がり。
40.サイレント・イヴ - ClariS(Covered)(????)
知る人ぞ知るフェミニン系ユニットだった。顔出し後はメジャーユニット化か?
カバー曲多数でどれもレベルが高い。
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