関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 小田原温泉 「八里」 〔 Pick Up温泉 〕
<小田原温泉「八里」> (神奈川県小田原市風祭64、10:00~18:00(時間確認要)、水休、500円/1h、0465-24-5131)
■ 紹介ページ (温泉みしゅらん)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
小田原から箱根に向かうR1東海道沿い、箱根湯本の手前、風祭に地味ながら渋~い自家源泉をもつ日帰り施設があります。
場所は「鈴廣かまぼこの里(博物館)」の向かい、箱根湯本方向の国道沿い。(→ ここ)
国道沿いながらひじょ~に地味な建物なので、気合いをいれていかないと通り過ぎてしまいます。
Pは建物の先に5.6台分あります。箱根登山鉄道「風祭」駅からも楽に歩ける距離です。
【写真 上(左)】 看板
【写真 下(右)】 エントランス
こぢんまりとした民家風のつくりで館内もほのほのとした感じ。
以前は旅館で、日帰り施設に業態転換したようです。
【写真 上(左)】 館内
【写真 下(右)】 浴場入口
狭い脱衣所。共同浴場的にこぢんまりとした浴室に、3-4人の黒みかげ石枠タイル貼の浴槽がひとつ。
カラン4、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
日曜17時で2-4人と、規模と立地のわりにはけっこうな入り。
【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 内湯
ライオン口の湯口は出ておらず、よこの金属パイプからの投入で、投入湯温・湯量ともに変動しています。
湯口そばにはコップがおいてありました。
槽内注排湯は見あたらず、おそらく全量オーバーフローの加温かけ流しかと思います。
お湯はぬるめなので、ほとんどのお客が長湯モード。
【写真 上(左)】 湯口
【写真 下(右)】 給湯施設?
お湯はさりげに個性派です。
うすく白濁して白い湯の花を浮かべるお湯は、ほぼ無味(僅微芒硝重曹味?)無臭で、キトキトとした独特な湯ざわりがあります。
鮮度感がすこぶる高く、入っていてきもちのいいお湯で、濃度はうすめながらあなどれない浴感とあたたまりがあります。
妙にフックがあるお湯で、一度ハマるとなかなか脱出できません。
ここらへんは、塩化物と硫酸塩と炭酸水素塩のバランスが絶妙なせいかもしれません。
ぬくぬくとしたぬるめの湯温も絶妙。
お湯のイメージはなんとなく、栃木の「那珂川温泉旅館」に近いものを感じました。
フロントのおばさんのはなしによると、効能のあるお湯で、埼玉あたりから通い湯治する常連さんもいる。
ただ、最近はあちこちに日帰り温泉ができたためか、以前よりお客さんが減り気味なのが気がかりとのこと。
スペック以上に入りごたえのあるお湯なので、温泉好きは箱根の行き帰りに寄ってみるのもいいかも・・・。
アルカリ性単純温泉 25.8℃、pH=8.8、成分総計=0.336g/kg、Na^+=69.0mg/kg、Cl^-=66.0、SO_4^2-=49.0、HCO_3^-=59.4、メタけい酸=63.2、遊離炭酸=119.7 <H15.11.17分析> (源泉名:小田原温泉八里(台帳番号:小田原 第4号))
(「温泉みしゅらん」によると、泉源は早川の対岸にあって引き湯しているそうです。)
〔 2009年8月25日UP (2008年5月入湯) 〕
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