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■ 下志津温泉 「みどりの湯 都賀店」

 

<下志津温泉「みどりの湯 都賀店」> (若葉区、9:00~24:00、700円(土日祝800円)、043-423-2626)
オフィシャルHP

今年に入って温泉を導入したスーパー銭湯。場所はJR総武本線「都賀」駅と「四街道」駅の中間、陸上自衛隊下志津駐屯地のそば(HP参照)。主要道路沿いですが、なぜか微妙に到達しにくいです。住宅地のスパ銭ながら、裏手に予想外に広いPがあります。

館内はこぶりなスパ銭仕様で、食事処、カットサロン、ボディケアなど、スパ銭標準施設はひととおり揃っています。
ふたつの浴場はほぼシンメトリで、男女の入れ替えは不明。(当日入ったのは右側)
脱衣所はけっこう広めでTVまであります。

内湯ゾーンに各種機能浴槽(すべて真湯)、広めの炭酸風呂、桧風呂(温泉、檜枠石タイル貼3.4人)、遠赤サウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭)。人気の炭酸風呂はかなりの濃度で気泡で湯面が沸き立つほど。強力なアワつきと炭酸冷感があり、これまで入った人工炭酸泉のなかでは最強です。

まあまあ広い露天ゾーンはベンチもあってそれなりにくつろげますが、上空は成田空港の空路に当たるらしくさかんに旅客機が通過します。
鷹狩りの湯(上段、黒みかげ石枠石敷5人)、岩風呂(下段、岩組鉄平石敷12人以上、寝湯×2付)、壷湯(陶製1人)×2、塩サウナに寝ころび処。露天浴槽はすべて温泉です。
カラン31、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜20時で40~60人と週末夜のスパ銭にしては空いています。

内湯桧風呂は石の湯口からの投入+熱湯側面注入、オーバーフローなしの底面吸湯で循環仕様。
鷹狩りの湯は、石の湯口からの投入で槽内注排湯はたぶんなく、全量を下段の岩風呂へ流し出し。浴槽よこには「加温かけ流し」の掲示がありました。
岩風呂は、鷹狩りの湯からの流し込み+超強力側面注入で槽内排湯は確認できず上面排湯口への流し出し。岩風呂は広いですが、岩の配置が悪いうえに超強力注入で流れるプール状態になっているので、入りごこちはよくありません。
壷湯はたぶん底面注入でオーバーフロー。

お湯は内湯(適温)・岩風呂(熱め)・壷湯(適温)で大差なく、鷹狩りの湯が際だっています。
内湯・岩風呂・壷湯は濃いめの紅茶色透明、味不明で強いうがい薬臭とかなりの濃度感&ツルすべがあります。

鷹狩りの湯はほぼ適温でコーラ色、透明度60cmほどの黒湯でにごりはなし。強塩味がありますが33g/kgなりの強鹹味は感じられず、これが加水によるものか重曹分によるものかは不明。
弱いうがい薬臭(源泉起源のヨード臭?)+αでかなり強いツルすべがあり、湯口そばではアワつきもあります。Br^-=150.9、I^-=414.6とかなりすさまじいスペックですが、それほどの異臭は感じられず。
相当に強いお湯で、ふつうの人(^^;)は長湯できないので、意外に空いています。
濃度感は鷹狩りの湯でMAXですが、他の浴槽でも相当なものがあります。
強食塩泉ながらほてほて全開で攻めてくるのではなく、濃度でじわじわと責め立ててくる(で、ほてらないのに発汗する)というイメージは、市原の「江戸遊」に似ているかな?

鷹狩りの湯は不気味に凶暴で、炭酸風呂も手ごわいので、この2槽を往復しているとかなり体力を消耗します。気合い入れていかないとヘロヘロになるかも・・・(笑)
新興の温泉スパ銭らしからぬプロ仕様のお湯を揃えた、温泉マニアでも満足のいく施設ではないでしょうか。

Na-塩化物強塩温泉 29.8℃、pH=7.42、湧出量不明、成分総計=33760mg/kg、Na^+=11480mg/kg (88.15mval%)、Mg^2+=527.7、Ca^2+=276.7、Fe^2+=8.3、Cl^-=20050 (98.01)、Br^-=150.9、I^-=414.6、HCO_3^-=385.3、陽イオン計=12670 (566.6mval)、陰イオン計=21000 (577.00mval)、メタけい酸=53.9、メタほう酸=5.2 <H18.6.26分析> (源泉名:下志津温泉)

<温泉利用掲示> 
(露天 鷹狩りの湯)  加水:なし 加温:あり 循環:なし 消毒処理:あり
(上記以外の温泉槽) 加水:なし 加温:あり 循環濾過:あり 消毒処理:あり

〔 2007年5月22日レポ 〕
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