関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 【抜粋編】黄金の世代?(カラバトU-18が強い件)
『The Voice Japan』の決勝、視てみました。
内容についてのコメントはなんも入れません。
ただ、2020/07/05のTV番組内で梶浦由記さんが語ったコメントがリフレインした。
「歌は ”心” っていいますが、心を表現するには絶対的にスキルが必要ですから・・・。」
「感情の大きさだけでは、いい歌は歌えない。」
(梶浦由記さんの言われる”スキル”って、はんぱなくレベル高いよ~、聴けばわかるけど・・・ (笑))
→ 本当に上手い女性シンガー10人!
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2023/04/24 UP
先ほど放送のThe Voice Japan。
デュエット形式のバトルだったけど、いいと思った歌い手がことごとく落ちた。
たしかに、佐久間 彩加ちゃんも岩口 和暖ちゃんも決して本調子には聴こえなかったけど、パフォーマンスは傑出していた。
でも、決勝進出ならず・・・。なんで???
それに落とすときは、もっとしっかりしたコメント出してほしい。
本人たちだって納得いかないと思う。こんなんじゃ・・・。
→ 佐久間 彩加ちゃん
→ 岩口 和暖ちゃん
いまの日本の「トップアーティスト」(笑)にこのふたりのコーチできる人いないと思うし、この2人の表現力を凌駕できる人もごくごく少数だと思う。
予選のパフォーマンス聴けばわかるわな ↓
■ 佐久間 彩加「Jupiter」| The Voice Japan ブラインドオーディション
■ 岩口 和暖「月光」| The Voice Japan ブラインドオーディション
日本の審査員方式のオーディション(番組)にろくなのないから、やっぱりカラバト(Aiじゃない昔のやつ)方式で公正に審査してほしい。
■ 隠岐晋作 「青春の影」| The Voice Japan ブラインドオーディション
逸材! こういう情感の乗せ方は、練習してできるものじゃない。
これだけ大騒ぎして、結局決勝に送らないとは・・・。
■ 草ケ谷遥海 Harumi Kusagaya STAGE2 - X Factor Okinawa Japan
これだけのパフォーマンスを目の当たりにして、審査員のリアクションってこれだけ?
で、「英語ってどうやって習ったの?」とか本質から逸れまくった質問。
んで結局つぎのステージで落としたらしい。いったい何やってんだか・・・。
これだけじゃないけど、日本のオーディションって審査員のレベル●すぎ。
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2022/12/30
さきほどTVKで堀優衣ちゃん出演の「横浜シティポップ祭☆ シティポップ歌合戦☆girls edition」放送してました。
関連Web-1
関連Web-2
大幅抜粋編集版だったので、堀優衣ちゃんの出番は少し。
出演者は若手女性ヴォーカル7人。
声の魅力と安定感があったのは日向ハルさんと、まるりさんかな・・・。
でもやっぱり、優衣ちゃんの歌声が図抜けていた。
「世界中の誰よりきっと」では、ハイトーンの裏メロ唱ってたのに、一番前に出てた。
メインメロのユニゾンでは、すこし遠慮してたかな。
2人でデュオした「フライディ・チャイナタウン」。
これはさすがに共演者が気の毒かと。
優衣ちゃんのつやっつやの美声、本気で歌うと共演者あっさり喰ってしまうので取り扱い要注意(笑)
↑ の例 ↓ 大学生アカペラ大会(慶應義塾大学/ギンモクセイ)
会場のOAもよかったし、バンドの演奏もなかなかでした。
司会の女子アナ(岡村帆奈美)さんが途中でコーラスに加わってたけど、かなりの美声で存在感あったのはご愛敬か(笑)
選曲もよかったし、こういう切り口のイベントは面白いと思います。
それにしてもチケット高い(笑)
■ アイノカタチ/MISIA feat.HIDE(GReeeeN) (Covered by 堀優衣)《 TBS系 火曜ドラマ「義母と娘のブルース」主題歌 》 【歌ってみた】Full Cover フルカバー 2022/06/06 UP
つやつやした声がさらに磨かれて、フェミニン・ヴォイス全開!
→ ■ カラバトU-18世代の ”アイノカタチ”
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2022/05/18 UP
この記事、筆者的にはけっこう渾身の一撃なんですけど(笑)、記事を追加しすぎて核心部がぼけてしまったので、リンクつなぎなおし、若干補強して【抜粋編】をUPします。
フルバージョンは→こちら。
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「カラオケの点数と『歌のうまさ』は別物」(=機械なんかに”歌心”が判るわけがない)と言い切る人は少なくない。
じつは、わたしもかつてはそう思っていたし、そういう例もたしかにあると思う。
※判定機が、その歌の魅力をこなし切れていないのではないかと思われる例(森恵)↓
(この人のLIVE行ったことあるけど、ホントに凄かった!)
森恵 「そばに」 2008・6・25 吉祥寺路上
これ、素通りできる人の気持ちがわからん(笑)
エモーショナル系のプロが意外に高得点をとれないのは、持ち味のタメやブレスが採点上マイナスに働いてしまう、ということはたしかにある。
それに売れる要素って、歌の力だけじゃないからね。(いまはとくに・・・)
【 100点の常連、新妻聖子 】
100点を出せる地力を持っているから、こういう表現ができる。
■ 島唄
でも、おそらく高い確率で、聴き手の心への響き方と点数は正比例の関係にある。
最近の採点機はとくに感度が上がっているような感じがしていて、「これは!」と感じたテイクにはほぼ例外なく高得点がつく。(操作していないという前提だが・・・(笑))
これは心に響く要素、たとえば声の艶、深み、ゆとり、ゆらぎやうねり(ビブラートやこぶしとは違う)、倍音などを裏加点で的確に拾い上げられるようになったためではないか?
だから、どんなに表チャート(音程・安定性・表現力・リズム・ビブラート&ロングトーン(V&L)の5要素)が正確でも、意外に点数が伸びないケースが増えている感じがある。
(逆にいうと5要素は前提として押さえていないと勝負にならない。→ だから必然的に基礎力が身につく。)
この状況で鍛えられれば、否が応でも歌心(好きな言葉じゃないが、ほかに言葉がみつからない)に磨きがかかる。
なお、※ 2019/11/17以降のカラバトで使用されているAI判定機については↑の限りではありません。くわしくはこちらに書いています。
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現在、大学生くらいの世代か? (以前のカラバトU-18の中心世代)
採点機で超ハイスコア獲得できる基礎力のうえで個性を打ち出している。
というか、基礎がしっかりしているから自分の世界を想いのままに描ける。
そして抜群のオリジナリティ。
この若さで、場数もさほど踏んでいないなかで、それぞれがおのおのの持ち味で、音楽のすばらしさを伝えてくれる。
■ 堀優衣 - This Love 2017/03/18 堀優衣ミニライブ
音程もリズムも際立った安定感。メゾピアノ~ピアノのパートでも声の粒立ちを保っているのが凄い。
しかもこれに情感(裏加点要素)が乗ってくるので、100点連打もうなづけるところか・・・。
■ 鈴木杏奈 - オキノタユウ 2017.6.10@野木ホタル祭り
このところ、とくにエモーショナルな歌い回しが目立つのは歌の感性に優れていることの証明。
そして抜群の音程は、絶対音感ゆえのもの?
■ 佐久間彩加 - 君がいたから 【カラオケバトル公式】2020.12.13 OA
この子は掛け値なしに天才だと思う。音の扱い方が普通じゃない。
荒れ声を瞬時に力感に昇華するって、この年代でできることじゃない。
それにこの情感の入り方って、いったい何事?
■ 原藤由衣 - 出逢った頃のように 2022/09/04 Birthday ワンマンライブ 溝ノ口劇場
美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。
■ 三阪咲 - If I Ain't Got You (2018/12/28 The BAND NIGHT Vol.2 ESAKA MUSE)
声に雰囲気があって、強弱のコントロール&声のまわし方が抜群で、とくにR&Bでいい味出してます。
うひょ~、Alicia Keysですって!!
■ 富金原佑菜 - 流星群 (あべのAステージ 2018/09/17)
声の成分が複雑でなかなかいないタイプ。それと声量のキャパシティ。(ぜったいお腹で支えてる)
すでに自分の世界もっているので、曲がはまれば大化けするかも?
■ 熊田このは - 手と手(オリジナル)
te to te"(手と手) by Konoha Kumada.12/30/2019 at The ESAKA MUSE in Osaka/JAPAN.
on 11/3/2019,Konoha released her first original album (Japanese-language)「Konoha」.
比類なきスーパーソプラノ。あふれ出る1/fゆらぎ。
この子の声って絶対セラピー効果あると思う。
1/fゆらぎ?(熊田このは)-9
※佐々木麻衣ちゃんも凄い実力派だけど、昭和ムード歌謡系の独自路線。
↓実力があるので、デュオで展開しても、こういうレベルになります。
■ 三阪咲 × 富金原佑菜 - Y / C&K 2018/09/17 あべのAステージ
これが中学生のLIVE?? ありえん。
■ 原藤由衣 × 熊田このは - さよなら大好きな人(花★花) 2019/02/17 溝ノ口劇場
どちらもハイトーンだけどそれぞれ持ち味や質感がちがう。これがオリジナリティ。
■ 鈴木杏奈 × 熊田このは - いのちの歌(リーフベルコンサート(2017/08/05 栃木県大田原市))
ヒーリング感ばりばり。杏奈ちゃんは”華”、このはちゃんは”艶”かな?
■ 熊田このは × 富金原佑菜 - 打上花火( DAOKO X 米津玄師) 2019/04/29 溝ノ口劇場
ボカロ的楽曲。黄金の世代だから歌いこなせる?
■ 二木蒼生 × 熊田このは - A Whole New World 2020/01/12 溝ノ口劇場
スタンダード曲もこのレベルの仕上がり。
↑の子たち、すべて生で聴いて確認しているので、その実力はまちがいないと思う。
そして、絶妙のデュエット ↓
■ 堀優衣 / 小豆澤英輝 - 蕾
コメンテーターさんが「これが歌なんだな!」と、ついついベタなセリフかましてしまうほどすごかった!
小豆澤英輝君にハイトーンであれだけ歌われると、女性パート厳しすぎなんだけど、つやっつやの美声でさらにかぶせていく優衣ちゃんの実力おそるべし。
プロでもこれだけのデュエットそうはできないと思う。
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業界ではすぐに「オリジナリティ、オリジナリティ」って叫ぶけど、結局チャート上位を占めているのは画一化(商業化)されたキンタロー飴ばっかし。
飽きもせず繰り返さえる「勝ちパターン」と「既定路線」。
でもね、オリジナリティって、本来演出するものじゃなくて、きっと才能が自然につくりあげてしまうものだから・・・。
凡庸な才能に「CD並の安定感(のLIVE)」は褒め言葉だけど、この子たちは違う。
この子たちの真価は安定感ではなく(手段ではあるが)、たぶん才能が醸すオリジナリティ。
誰の歌でも、どんな曲でも、魂を吹き込んで自分のものにしてしまう強烈なオリジナリティ。
だから逆に、LIVEで炸裂するオリジナリティをいかにCDあるいは配信データに乗せられるかが課題になるのだと思う。
そして、この子たちを才気負けせずプロデュースできる人間はたぶんものすごく少ない。
この類の才能ってきっとすこぶるデリケートで、下手にプロデュースすると折れちゃうかも・・・。
30年間続いた(と思っている)プロモート先行、オーバープロデュースの時代はそろそろ幕を閉じ、「音楽そのもの」で勝負できる(※)時代が戻ってくるかもよ?
(というかすかな思い。期待しないけど・・・)
※こういう動きは、すでに以前からあった。
たとえば「歌声だけで人々の心を歓喜する」というコンセプトで結成された歌うまグループ、Little Glee Monster/リトグリ。
Little Glee Monster 『好きだ。』 Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017/09/18
でも、上のメンツとリトグリ(彼女たちより少し上の世代)、聴き比べるといろいろ思うところはあるけどね、個人的には・・・。
書かないけど(笑)
現大学生くらいの世代に才能が輩出していることについては、いろいろ思い当たる節があるので、これからおいおい書いていきます。
たとえば、セツナ系とか・・・
それと、現・小学校高学年~中学の世代にも、逸材がかたまっていると思う。
■ 加藤礼愛 - 『HALO』 BEYONCE cover
この子の歌声聴いてると、
「最高の楽器は人の生の声」とか「優秀な男性ボーカルが10人束になってかかっても、1人の才能ある女性ボーカルには及ばない」
などという音楽格言が想い浮かんでくる。
なんというか、もって生まれたボーカリストとしての格の高さを感じる。
■ 岩口和暖 - アイノカタチ
この子もいいものもってると思います。
抜群の声量。それとニュアンスの込め方が巧い。
■ 島津心美 - 誰より好きなのに (古内東子カバー)
強弱が効いてて歌いまわしがやたらにエモーショナル。そして歌にスケール感がある。
この子本当に小学生か?
溝ノ口劇場だ! そのうちにここ、歌姫の聖地になるかも・・・。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019/02/02UP
つづきです。
~ すでにあった「完成」 ~
この世代の誕生年はおおむね2003年前後。あまり意識したことがなかったが、2000年代に入ってからの生まれだ。
●カラオケ
カラオケボックスが一般化したのが1990年代はじめ。通信カラオケは1992年あたりからの普及で、これにより歌える曲数が劇的に増えた。
(それ以前のカラオケは、スナックなどに置かれて演歌やムード歌謡がメインだった。
だからカラオケの愛好層は、いまよりはるかに高い年齢だった。そして、他人の目の前で歌うので度胸が要ったが、そのくせ練習の場はほとんどなかった。)
オリコンのカラオケチャートは1990年代中頃から。
音源もMIDIからPCMに変わり、音質が格段によくなった。
ロードサイドや住宅地への出店も増え、お酒から離れた楽しみ方があたりまえになった。
利用料もリーズナブルになり、すでに2000年以前には「質のよいオケで、幅広い楽曲を、お酒抜きで、しかも低コストで楽しめる」という現在のカラオケ環境はほぼ整っていた。
精密採点(ビブラートやしゃくりなどを採点基準に加える採点)機能が導入された通信カラオケDAM-G100の販売開始は2003年だから、この世代が生まれたときには、現在とあまり変わらないカラオケ環境がすでにほぼ完成していたといえる。
精密採点が導入されたとき、カラオケボックスの普及からすでに10年以上を経過していたので、これは幅広い世代に抵抗なく浸透した。
この世代の子たちが、よく「(両親だけでなく)おじいちゃん(おばあちゃん)にカラオケボックスに連れていってもらって歌っていた。」と語るのは、こういう時代的な背景があるのだと思う。
つまり、この世代は、物心がつくかつかないかの年齢で、すでにカラオケの精密採点と対峙していたことになる。
●音楽シーン
わたしはこの世代の歌のうまさは、ハイトーン、リズムとビブラートの扱いがベースになっていると思っている。
【ハイトーン】
ハイトーン系の歌い手をみると、今井美樹のデビューが1986年、プリプリ(奥居香)の大ブレークが1989年。
小室哲哉は1986年に渡辺美里に「My Revolution」「Teenage walk」を提供し、全盛期は1997年あたり。
この間、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、globe、華原朋美、安室奈美恵など「小室ファミリー」といわれるハイトーン系の歌い手たちが一世を風靡した。
広瀬香美も1993~1995年あたりにハイトーンのヒット曲を連発。
個人的に小室流ハイトーン曲の真骨頂だと思っている華原朋美「I'm proud」が1996年、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」は1997年リリースだから、いわゆる「ハイトーン系」は、遅くとも1997年までには完成されたと思っている。
■ 今井美樹 - 空に近い週末
■ 渡辺美里 - Teenage walk
転調の嵐だけど破綻しない。
小室哲哉の曲づくりの巧さが際立つ一曲。
■ プリンセス・プリンセス - 世界でいちばん熱い夏
しかし、凄いグループ&LIVEじゃな。
■ 華原朋美 - I'm proud
■ SPEED - Body And Soul
ハイトーンといえば、↑このグループも外せない。メンバー全員が小中学生で1stシングルがこの出来って・・・。改めて聴き直してみてびっくり。
【リズム】
あくまでも個人的にだが、J-POP(女性)のリズムに大きな変革をもたらしたのは、安室奈美恵と宇多田ヒカルだと思っている。
「Don't wanna cry」など、安室奈美恵のリズム・コンシャスな曲がブレークしたのは1996年。宇多田ヒカルのメジャー1st.シングル「Automatic」が1998年。
とくに宇多田ヒカルの曲はリズム感がないとすぐさまお経になるので、このようなリズムを自然にこなせる日本の女子の才能を育てた功績は計り知れない。
ともに、ブレークから2000年代初頭までカラオケでも安定して歌われていたので、この2つの希有の才能がもたらしたリズム変革は、おそらく2000年代初頭までには完成していると思われる。
→JOYSOUNDヒット曲ランキング_2002年
■ 安室奈美恵 - Don't wanna cry
■ 宇多田ヒカル - Automatic
あとはブレイクビーツかな。
日本のRap系でサンプリングが使い始められたのは1980年代後半で、1990年の普及期を経て、2000年代にはおそらく(少なくとも若い世代には)抵抗なく受け入れられる素地はできていたと思う。
とくに2000年代に入ってからのゲーム曲やボカロ曲には32ビート系の曲がふつうにあるから、この世代は32ビートにまったく抵抗がないと思う。
彼女たちが往年の”グルーヴ感”をどう捉えているかは正直わからないが、32ビートを自由にこなせる、というアドバンテージはたしかに大きいと思う。(”グルーヴ感”をこなせれば、おそらく無敵。この点についてはこちらに書いています。)
Drum'n'Bass/ドラムンベース/32ビート曲の例 ↓
2000年代に入って、洋楽はますますブレイクビーツやRapへの傾斜を強めていった。
それと連動するように、日本のリスナーの洋楽離れが進んだ。
その隙間を埋めるかのように高い人気を誇ったのが、DREAMS COME TRUE、MISIA 、それにSuperflyだった。
いずれもR&Bベースでパワフルな歌唱力が要求されるので、往年のR&Bのマナーは彼女らを通して日本の歌い手に伝わったともいえるのでは。
(歌うまを自負する人たち、彼女たちの歌ぜったい歌うでしょ(笑))
それに、音楽好きなら過去の名作も含め洋楽はフォローしていると思うので、裏拍 ↓のとり方が抜群に巧くなっていると思う。
だからこの世代の子たちは、R&Bやブレイクビーツでも臆せずチャレンジし、なかなかの仕上がりをみせてくれる。
もはや、邦楽、洋楽の括りさえ超越しているのかもしれぬ。
■ MISIA - Higher Love (Music Video)
■ DREAMS COME TRUE - 何度でも (from DWL 2015 Live Ver.)
【ビブラート】
ビブラートを意識させるメジャーアーティストでは浜崎あゆみと倖田來未か。
浜崎あゆみのブレークは1999年、倖田來未のブレークは2004年。
浜崎あゆみは独特のハイトーンビブラート、倖田來未は深みのあるビブラートが特長で、これらがないと彼女らの曲は歌いこなせないので、ビブラートの一般化に大きく貢献したのではないか。
いずれにしても、この世代が物心つく前には、「歌うま」の世界ではビブラートは常識となっていた。
■ 浜崎あゆみ - Voyage
■ 倖田來未 - あなただけが
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あらためて年代順に追ってみると、上のほとんどのアーティストが、この世代が生まれる前にデビューまたはブレークしている。
これには愕然とした。
~ その後 ~
個人的には、2000年代以降のJ-POP(女性)は、ハイトーン、リズム、ビブラートの歌技3要素に加えて、「情感」や「共感」の比率が高まってきていると思う。
絢香が独特の情感で一線に躍り出たのが2006年。独自の世界観をもつ鬼束ちひろはすでに2000年のデビュー。奥 華子のメジャーデビューは2005年。藤田麻衣子の人気は2012年くらいから。
■ 絢香 - みんな空の下
■ 藤田麻衣子 - 横顔 ~わたしの知らない桜~
そして、いわゆるセツナ(曲)系のメインストリーム化。
→セツナ曲
加藤ミリヤ(メジャーデビュー2005年)、青山テルマ(同2007年)、AZU(同2007年)、西野カナ(同2008年)、Noa(同2008年)中村舞子(同2011年)、JUJUのブレークは2009年で、いずれも多くの名曲をもつ。
とくに西野カナの存在は大きく、2015年の「トリセツ」くらいまでは好メロ曲をコンスタントにチャートに送り込んでいた。
2016年以降、メロにインパクトのあるヒット曲が減ったのは、西野カナの動向とリンクしているのかもしれない。
■ 西野カナ - 君って(2010年)
セツナ系は、hiphop系とのコラボが多いので、ライム、フロウなどのマナーが求められる。
何より、hiphopの上で情感を出すのだから、ハンパな歌唱力ではとても歯が立たない。
■ m-flo(feat.加藤ミリヤ) - ONE DAY
加藤ミリヤの歌唱力が際立つ名演。
■ First Desire feat.HIRO from LGYankees, 山猿 中村舞子 〔 From 『CURE』(2010)〕
セツナ系の代表格、中村舞子。切なさを帯びたハイトーンはhiphopやRapとの相性抜群。
■ SPICY CHOCOLATE - あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子 (AAA) (Vocal Ver.)
■ 徒夢 - 花たん(歌ってみた)
↑ こういう曲は、バブル崩壊以前にはたぶんぜったいつくれなかった。
「失われた20年(30年)」がPOPシーン、そして歌姫たちにも大きな影響を与えているのだと思う。
また、ボカロ曲が一般化したのも2008年頃からで、こちらもハイトーン、滑舌や経過(的)転調などがふつうに求められるから、やはりなまなかな歌唱力では太刀打ちできない。
(=ボカロ曲を歌う、いわゆる「歌い手」のレベルの高さ)
■ めありー - 空奏列車(歌ってみた)
↑ ハイトーンと滑舌がないと歌いこなせないボカロ曲の例。
■ くゆり - なないろの朝(歌ってみた)
ふつう歌えんでしょ、↑こんな曲。
これらの「セツナ曲」や「ボカロ曲」の多くはWeb配信され、YouTubeやニコ動で拡散した。
そして関連検索の精度UPで、好みの曲を見つけられる機会が格段に増えた。(←これ重要)
名曲連打のユニットELTはすでに1996年のデビュー。
希有のメロディメイカー&シンガー、アンジェラ・アキは2005年デビュー。
いまも残る名曲群を残した伊藤由奈、手嶌葵はともに2006年のメジャーデビュー。
楽曲のよさに定評のmiwaは2010年頃からメジャー化で、2008年頃からの「セツナ系」人気とあいまって、メロディーに優れた名曲が数多く生み出される。
「アナ雪」の人気や、半崎美子のブレークも、このような名曲(というか情感のあるメロディー)志向の流れからだと思う。
↓ これらの好メロ曲は、この世代にもよくカバーされている。
■ Every Little Thing - Over and Over
■ Yuna Ito(伊藤由奈) - Endless Story
■ アンジェラ・アキ - This Love
2:20~
約束と言う 私達のコンパスだけでは
この恋は(Faug F#m7 D#m7-5) 方角を見失うの
↑ オーギュメント&ハーフディミニッシュの威力
フックのあるメロディには、理由がある。
そのことを、名曲を歌いながら感じとっているのでは?
2014/08/09、日本の女性ヴォーカルのレベルの高さに触発されてUPしたこの記事 ↓
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
そのときに「女神系歌姫」と括った魅力の数々を、カラバトU-18の子たちは見事に体現している。
並行して、ヒーリング感あふれるアーティスト&楽曲が多く世に出された。
この世代はフェミニンで透明感のある曲のこなしが抜群に巧いが、こういう曲の影響もあると思う。
■ LaLa - ebb and flow(凪のあすからOP)(歌ってみた)
■ 桜川めぐ - drive_qualia
■ 志方あきこ - Erato
■ KOKIA - 孤独な生きもの
KOKIAの曲は難しすぎてなかなかカバーできないけど、聴いただけで影響を受けそうなインパクトがある。
そして、アニソン、ゲーム曲やボカロ曲もさりげにメロディーの宝庫だ。
とくにボカロ曲は32ビートも入ってアクロバティックな難曲揃いだが、原曲がボカロだけに自分なりのオリジナリティをつけやすい。
これも、この世代の歌力UPに効いている可能性がある。
■ 西沢はぐみ - 夏雪 ~summer_snow~
ナイスメロ&リズム、そして癒し系ハイトーン。
■ Kako - Happy Birthday to... 「終わる世界とバースデイ ED 」
ゲーム系でも好メロ&ハイトーン&ビブラート。通りのよい美声だけど、単なる「歌のお姉さん」じゃないよ。
■ 桜ほたる(sara) - ここにあること(歌ってみた)
難音階、難符割り&転調・変拍子の嵐。しかもオーラスにかけての超絶ハイトーン。歌いこなせる人はごくごく限られると思う。
信じられぬが、これは「ここにあること」のかわいいバージョン(笑)
■ Destiny feat.花たん【HoneyWorks】
好メロの宝庫、HoneyWorks(ハニワ)。
中~高校生でリアルタイムにこんな曲聴いたら、やっぱり影響受けると思う。
■ @ゆいこんぬ - bouquet(歌ってみた)
情感乗りまくったボカロ曲の「歌ってみた」。
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メディア露出が多いのがダンス系なので、一見「ダンス(リズム)曲優位の時代」と思われがちだが、じつは、アイドルグループにも好メロディーの曲は少なくなく、いまは「空前のメロディー志向」の時代だと思う。
↓アイドルグループの好メロ曲の例(乃木坂46)
■ 熊田このは・二木蒼生 - 君の名は希望 / あおいとこのはのスペシャルステージ(2019/01/20)
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つらつらながながと、ごたくをならべたけど、まとめると
1.この世代が生まれる以前に、いまのカラオケ状況は完成していた。
2.この世代が生まれる以前に、いまのJ-POP(女性)絡みの主要ファクターは完成していた。
3.同時代的に「情感」にあふれたメロディー曲を体験して(カラオケで歌って)育っている。
4.YouTubeやニコ動で好みの曲を自由に聴け、しかも関連検索で探せる。
5.その結果、ボカロ曲やゲーム曲など、アクロバティックな難曲に馴染んでいる可能性が高い。
だから、ひょっとするとこの世代には、「音楽の世代(時代)感」というものがほとんどなく、流行り廃りのジャンルやフォーマットにもさして捕らわれることがないのでは?
そして、ほんとうに好きな曲を、カラオケで鍛えられた技量で自由に歌い込める・・・。
選択肢が多いだけに、曲を選択するセンスが求められるし、それを自分なりに解釈できるオリジナリティも育っていく・・・。
「名唱」を生み出す条件が、いまほど整っている時代はこれまでなかったかもしれない。
■ 熊田このは - CAN YOU CELEBRATE? MSP 2018/02/11 ※ 会場機械採点で100点の名唱
「CAN YOU CELEBRATE?」がヒットした1997年には、彼女はまだ生まれていない。
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■ カラバト黄金の世代の原点?
■ 声質のオリジナリティ(数年前のカラバトU-18)
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
■ 東京五輪のセレモニーソング ~ 日本の歌うま女子の底力 ~
■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)
■ 1983年洋楽ピーク説
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
内容についてのコメントはなんも入れません。
ただ、2020/07/05のTV番組内で梶浦由記さんが語ったコメントがリフレインした。
「歌は ”心” っていいますが、心を表現するには絶対的にスキルが必要ですから・・・。」
「感情の大きさだけでは、いい歌は歌えない。」
(梶浦由記さんの言われる”スキル”って、はんぱなくレベル高いよ~、聴けばわかるけど・・・ (笑))
→ 本当に上手い女性シンガー10人!
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2023/04/24 UP
先ほど放送のThe Voice Japan。
デュエット形式のバトルだったけど、いいと思った歌い手がことごとく落ちた。
たしかに、佐久間 彩加ちゃんも岩口 和暖ちゃんも決して本調子には聴こえなかったけど、パフォーマンスは傑出していた。
でも、決勝進出ならず・・・。なんで???
それに落とすときは、もっとしっかりしたコメント出してほしい。
本人たちだって納得いかないと思う。こんなんじゃ・・・。
→ 佐久間 彩加ちゃん
→ 岩口 和暖ちゃん
いまの日本の「トップアーティスト」(笑)にこのふたりのコーチできる人いないと思うし、この2人の表現力を凌駕できる人もごくごく少数だと思う。
予選のパフォーマンス聴けばわかるわな ↓
■ 佐久間 彩加「Jupiter」| The Voice Japan ブラインドオーディション
■ 岩口 和暖「月光」| The Voice Japan ブラインドオーディション
日本の審査員方式のオーディション(番組)にろくなのないから、やっぱりカラバト(Aiじゃない昔のやつ)方式で公正に審査してほしい。
■ 隠岐晋作 「青春の影」| The Voice Japan ブラインドオーディション
逸材! こういう情感の乗せ方は、練習してできるものじゃない。
これだけ大騒ぎして、結局決勝に送らないとは・・・。
■ 草ケ谷遥海 Harumi Kusagaya STAGE2 - X Factor Okinawa Japan
これだけのパフォーマンスを目の当たりにして、審査員のリアクションってこれだけ?
で、「英語ってどうやって習ったの?」とか本質から逸れまくった質問。
んで結局つぎのステージで落としたらしい。いったい何やってんだか・・・。
これだけじゃないけど、日本のオーディションって審査員のレベル●すぎ。
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2022/12/30
さきほどTVKで堀優衣ちゃん出演の「横浜シティポップ祭☆ シティポップ歌合戦☆girls edition」放送してました。
関連Web-1
関連Web-2
大幅抜粋編集版だったので、堀優衣ちゃんの出番は少し。
出演者は若手女性ヴォーカル7人。
声の魅力と安定感があったのは日向ハルさんと、まるりさんかな・・・。
でもやっぱり、優衣ちゃんの歌声が図抜けていた。
「世界中の誰よりきっと」では、ハイトーンの裏メロ唱ってたのに、一番前に出てた。
メインメロのユニゾンでは、すこし遠慮してたかな。
2人でデュオした「フライディ・チャイナタウン」。
これはさすがに共演者が気の毒かと。
優衣ちゃんのつやっつやの美声、本気で歌うと共演者あっさり喰ってしまうので取り扱い要注意(笑)
↑ の例 ↓ 大学生アカペラ大会(慶應義塾大学/ギンモクセイ)
@kyami7 #ハモネプ #慶應義塾大学 #U #ギンモクセイ #ハモネプ2022 #堀優衣 ♬ オリジナル楽曲 - ぷりりん🍮
会場のOAもよかったし、バンドの演奏もなかなかでした。
司会の女子アナ(岡村帆奈美)さんが途中でコーラスに加わってたけど、かなりの美声で存在感あったのはご愛敬か(笑)
選曲もよかったし、こういう切り口のイベントは面白いと思います。
それにしてもチケット高い(笑)
■ アイノカタチ/MISIA feat.HIDE(GReeeeN) (Covered by 堀優衣)《 TBS系 火曜ドラマ「義母と娘のブルース」主題歌 》 【歌ってみた】Full Cover フルカバー 2022/06/06 UP
つやつやした声がさらに磨かれて、フェミニン・ヴォイス全開!
→ ■ カラバトU-18世代の ”アイノカタチ”
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2022/05/18 UP
この記事、筆者的にはけっこう渾身の一撃なんですけど(笑)、記事を追加しすぎて核心部がぼけてしまったので、リンクつなぎなおし、若干補強して【抜粋編】をUPします。
フルバージョンは→こちら。
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「カラオケの点数と『歌のうまさ』は別物」(=機械なんかに”歌心”が判るわけがない)と言い切る人は少なくない。
じつは、わたしもかつてはそう思っていたし、そういう例もたしかにあると思う。
※判定機が、その歌の魅力をこなし切れていないのではないかと思われる例(森恵)↓
(この人のLIVE行ったことあるけど、ホントに凄かった!)
森恵 「そばに」 2008・6・25 吉祥寺路上
これ、素通りできる人の気持ちがわからん(笑)
エモーショナル系のプロが意外に高得点をとれないのは、持ち味のタメやブレスが採点上マイナスに働いてしまう、ということはたしかにある。
それに売れる要素って、歌の力だけじゃないからね。(いまはとくに・・・)
【 100点の常連、新妻聖子 】
100点を出せる地力を持っているから、こういう表現ができる。
■ 島唄
でも、おそらく高い確率で、聴き手の心への響き方と点数は正比例の関係にある。
最近の採点機はとくに感度が上がっているような感じがしていて、「これは!」と感じたテイクにはほぼ例外なく高得点がつく。(操作していないという前提だが・・・(笑))
これは心に響く要素、たとえば声の艶、深み、ゆとり、ゆらぎやうねり(ビブラートやこぶしとは違う)、倍音などを裏加点で的確に拾い上げられるようになったためではないか?
だから、どんなに表チャート(音程・安定性・表現力・リズム・ビブラート&ロングトーン(V&L)の5要素)が正確でも、意外に点数が伸びないケースが増えている感じがある。
(逆にいうと5要素は前提として押さえていないと勝負にならない。→ だから必然的に基礎力が身につく。)
この状況で鍛えられれば、否が応でも歌心(好きな言葉じゃないが、ほかに言葉がみつからない)に磨きがかかる。
なお、※ 2019/11/17以降のカラバトで使用されているAI判定機については↑の限りではありません。くわしくはこちらに書いています。
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現在、大学生くらいの世代か? (以前のカラバトU-18の中心世代)
採点機で超ハイスコア獲得できる基礎力のうえで個性を打ち出している。
というか、基礎がしっかりしているから自分の世界を想いのままに描ける。
そして抜群のオリジナリティ。
この若さで、場数もさほど踏んでいないなかで、それぞれがおのおのの持ち味で、音楽のすばらしさを伝えてくれる。
■ 堀優衣 - This Love 2017/03/18 堀優衣ミニライブ
音程もリズムも際立った安定感。メゾピアノ~ピアノのパートでも声の粒立ちを保っているのが凄い。
しかもこれに情感(裏加点要素)が乗ってくるので、100点連打もうなづけるところか・・・。
■ 鈴木杏奈 - オキノタユウ 2017.6.10@野木ホタル祭り
このところ、とくにエモーショナルな歌い回しが目立つのは歌の感性に優れていることの証明。
そして抜群の音程は、絶対音感ゆえのもの?
■ 佐久間彩加 - 君がいたから 【カラオケバトル公式】2020.12.13 OA
この子は掛け値なしに天才だと思う。音の扱い方が普通じゃない。
荒れ声を瞬時に力感に昇華するって、この年代でできることじゃない。
それにこの情感の入り方って、いったい何事?
■ 原藤由衣 - 出逢った頃のように 2022/09/04 Birthday ワンマンライブ 溝ノ口劇場
美声。だけど単なる「歌のお姉さん声」とは一線を画す粒立ち感あふれる声色。
いそうだけど、なかなかいない存在。
■ 三阪咲 - If I Ain't Got You (2018/12/28 The BAND NIGHT Vol.2 ESAKA MUSE)
声に雰囲気があって、強弱のコントロール&声のまわし方が抜群で、とくにR&Bでいい味出してます。
うひょ~、Alicia Keysですって!!
■ 富金原佑菜 - 流星群 (あべのAステージ 2018/09/17)
声の成分が複雑でなかなかいないタイプ。それと声量のキャパシティ。(ぜったいお腹で支えてる)
すでに自分の世界もっているので、曲がはまれば大化けするかも?
■ 熊田このは - 手と手(オリジナル)
te to te"(手と手) by Konoha Kumada.12/30/2019 at The ESAKA MUSE in Osaka/JAPAN.
on 11/3/2019,Konoha released her first original album (Japanese-language)「Konoha」.
比類なきスーパーソプラノ。あふれ出る1/fゆらぎ。
この子の声って絶対セラピー効果あると思う。
1/fゆらぎ?(熊田このは)-9
※佐々木麻衣ちゃんも凄い実力派だけど、昭和ムード歌謡系の独自路線。
↓実力があるので、デュオで展開しても、こういうレベルになります。
■ 三阪咲 × 富金原佑菜 - Y / C&K 2018/09/17 あべのAステージ
これが中学生のLIVE?? ありえん。
■ 原藤由衣 × 熊田このは - さよなら大好きな人(花★花) 2019/02/17 溝ノ口劇場
どちらもハイトーンだけどそれぞれ持ち味や質感がちがう。これがオリジナリティ。
■ 鈴木杏奈 × 熊田このは - いのちの歌(リーフベルコンサート(2017/08/05 栃木県大田原市))
ヒーリング感ばりばり。杏奈ちゃんは”華”、このはちゃんは”艶”かな?
■ 熊田このは × 富金原佑菜 - 打上花火( DAOKO X 米津玄師) 2019/04/29 溝ノ口劇場
ボカロ的楽曲。黄金の世代だから歌いこなせる?
■ 二木蒼生 × 熊田このは - A Whole New World 2020/01/12 溝ノ口劇場
スタンダード曲もこのレベルの仕上がり。
↑の子たち、すべて生で聴いて確認しているので、その実力はまちがいないと思う。
そして、絶妙のデュエット ↓
■ 堀優衣 / 小豆澤英輝 - 蕾
コメンテーターさんが「これが歌なんだな!」と、ついついベタなセリフかましてしまうほどすごかった!
小豆澤英輝君にハイトーンであれだけ歌われると、女性パート厳しすぎなんだけど、つやっつやの美声でさらにかぶせていく優衣ちゃんの実力おそるべし。
プロでもこれだけのデュエットそうはできないと思う。
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業界ではすぐに「オリジナリティ、オリジナリティ」って叫ぶけど、結局チャート上位を占めているのは画一化(商業化)されたキンタロー飴ばっかし。
飽きもせず繰り返さえる「勝ちパターン」と「既定路線」。
でもね、オリジナリティって、本来演出するものじゃなくて、きっと才能が自然につくりあげてしまうものだから・・・。
凡庸な才能に「CD並の安定感(のLIVE)」は褒め言葉だけど、この子たちは違う。
この子たちの真価は安定感ではなく(手段ではあるが)、たぶん才能が醸すオリジナリティ。
誰の歌でも、どんな曲でも、魂を吹き込んで自分のものにしてしまう強烈なオリジナリティ。
だから逆に、LIVEで炸裂するオリジナリティをいかにCDあるいは配信データに乗せられるかが課題になるのだと思う。
そして、この子たちを才気負けせずプロデュースできる人間はたぶんものすごく少ない。
この類の才能ってきっとすこぶるデリケートで、下手にプロデュースすると折れちゃうかも・・・。
30年間続いた(と思っている)プロモート先行、オーバープロデュースの時代はそろそろ幕を閉じ、「音楽そのもの」で勝負できる(※)時代が戻ってくるかもよ?
(というかすかな思い。期待しないけど・・・)
※こういう動きは、すでに以前からあった。
たとえば「歌声だけで人々の心を歓喜する」というコンセプトで結成された歌うまグループ、Little Glee Monster/リトグリ。
Little Glee Monster 『好きだ。』 Let's Grooooove !!!!! Monster Live on 2017/09/18
でも、上のメンツとリトグリ(彼女たちより少し上の世代)、聴き比べるといろいろ思うところはあるけどね、個人的には・・・。
書かないけど(笑)
現大学生くらいの世代に才能が輩出していることについては、いろいろ思い当たる節があるので、これからおいおい書いていきます。
たとえば、セツナ系とか・・・
それと、現・小学校高学年~中学の世代にも、逸材がかたまっていると思う。
■ 加藤礼愛 - 『HALO』 BEYONCE cover
この子の歌声聴いてると、
「最高の楽器は人の生の声」とか「優秀な男性ボーカルが10人束になってかかっても、1人の才能ある女性ボーカルには及ばない」
などという音楽格言が想い浮かんでくる。
なんというか、もって生まれたボーカリストとしての格の高さを感じる。
■ 岩口和暖 - アイノカタチ
この子もいいものもってると思います。
抜群の声量。それとニュアンスの込め方が巧い。
■ 島津心美 - 誰より好きなのに (古内東子カバー)
強弱が効いてて歌いまわしがやたらにエモーショナル。そして歌にスケール感がある。
この子本当に小学生か?
溝ノ口劇場だ! そのうちにここ、歌姫の聖地になるかも・・・。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2019/02/02UP
つづきです。
~ すでにあった「完成」 ~
この世代の誕生年はおおむね2003年前後。あまり意識したことがなかったが、2000年代に入ってからの生まれだ。
●カラオケ
カラオケボックスが一般化したのが1990年代はじめ。通信カラオケは1992年あたりからの普及で、これにより歌える曲数が劇的に増えた。
(それ以前のカラオケは、スナックなどに置かれて演歌やムード歌謡がメインだった。
だからカラオケの愛好層は、いまよりはるかに高い年齢だった。そして、他人の目の前で歌うので度胸が要ったが、そのくせ練習の場はほとんどなかった。)
オリコンのカラオケチャートは1990年代中頃から。
音源もMIDIからPCMに変わり、音質が格段によくなった。
ロードサイドや住宅地への出店も増え、お酒から離れた楽しみ方があたりまえになった。
利用料もリーズナブルになり、すでに2000年以前には「質のよいオケで、幅広い楽曲を、お酒抜きで、しかも低コストで楽しめる」という現在のカラオケ環境はほぼ整っていた。
精密採点(ビブラートやしゃくりなどを採点基準に加える採点)機能が導入された通信カラオケDAM-G100の販売開始は2003年だから、この世代が生まれたときには、現在とあまり変わらないカラオケ環境がすでにほぼ完成していたといえる。
精密採点が導入されたとき、カラオケボックスの普及からすでに10年以上を経過していたので、これは幅広い世代に抵抗なく浸透した。
この世代の子たちが、よく「(両親だけでなく)おじいちゃん(おばあちゃん)にカラオケボックスに連れていってもらって歌っていた。」と語るのは、こういう時代的な背景があるのだと思う。
つまり、この世代は、物心がつくかつかないかの年齢で、すでにカラオケの精密採点と対峙していたことになる。
●音楽シーン
わたしはこの世代の歌のうまさは、ハイトーン、リズムとビブラートの扱いがベースになっていると思っている。
【ハイトーン】
ハイトーン系の歌い手をみると、今井美樹のデビューが1986年、プリプリ(奥居香)の大ブレークが1989年。
小室哲哉は1986年に渡辺美里に「My Revolution」「Teenage walk」を提供し、全盛期は1997年あたり。
この間、観月ありさ、篠原涼子、trf、hitomi、内田有紀、globe、華原朋美、安室奈美恵など「小室ファミリー」といわれるハイトーン系の歌い手たちが一世を風靡した。
広瀬香美も1993~1995年あたりにハイトーンのヒット曲を連発。
個人的に小室流ハイトーン曲の真骨頂だと思っている華原朋美「I'm proud」が1996年、安室奈美恵「CAN YOU CELEBRATE?」は1997年リリースだから、いわゆる「ハイトーン系」は、遅くとも1997年までには完成されたと思っている。
■ 今井美樹 - 空に近い週末
■ 渡辺美里 - Teenage walk
転調の嵐だけど破綻しない。
小室哲哉の曲づくりの巧さが際立つ一曲。
■ プリンセス・プリンセス - 世界でいちばん熱い夏
しかし、凄いグループ&LIVEじゃな。
■ 華原朋美 - I'm proud
■ SPEED - Body And Soul
ハイトーンといえば、↑このグループも外せない。メンバー全員が小中学生で1stシングルがこの出来って・・・。改めて聴き直してみてびっくり。
【リズム】
あくまでも個人的にだが、J-POP(女性)のリズムに大きな変革をもたらしたのは、安室奈美恵と宇多田ヒカルだと思っている。
「Don't wanna cry」など、安室奈美恵のリズム・コンシャスな曲がブレークしたのは1996年。宇多田ヒカルのメジャー1st.シングル「Automatic」が1998年。
とくに宇多田ヒカルの曲はリズム感がないとすぐさまお経になるので、このようなリズムを自然にこなせる日本の女子の才能を育てた功績は計り知れない。
ともに、ブレークから2000年代初頭までカラオケでも安定して歌われていたので、この2つの希有の才能がもたらしたリズム変革は、おそらく2000年代初頭までには完成していると思われる。
→JOYSOUNDヒット曲ランキング_2002年
■ 安室奈美恵 - Don't wanna cry
■ 宇多田ヒカル - Automatic
あとはブレイクビーツかな。
日本のRap系でサンプリングが使い始められたのは1980年代後半で、1990年の普及期を経て、2000年代にはおそらく(少なくとも若い世代には)抵抗なく受け入れられる素地はできていたと思う。
とくに2000年代に入ってからのゲーム曲やボカロ曲には32ビート系の曲がふつうにあるから、この世代は32ビートにまったく抵抗がないと思う。
彼女たちが往年の”グルーヴ感”をどう捉えているかは正直わからないが、32ビートを自由にこなせる、というアドバンテージはたしかに大きいと思う。(”グルーヴ感”をこなせれば、おそらく無敵。この点についてはこちらに書いています。)
Drum'n'Bass/ドラムンベース/32ビート曲の例 ↓
2000年代に入って、洋楽はますますブレイクビーツやRapへの傾斜を強めていった。
それと連動するように、日本のリスナーの洋楽離れが進んだ。
その隙間を埋めるかのように高い人気を誇ったのが、DREAMS COME TRUE、MISIA 、それにSuperflyだった。
いずれもR&Bベースでパワフルな歌唱力が要求されるので、往年のR&Bのマナーは彼女らを通して日本の歌い手に伝わったともいえるのでは。
(歌うまを自負する人たち、彼女たちの歌ぜったい歌うでしょ(笑))
それに、音楽好きなら過去の名作も含め洋楽はフォローしていると思うので、裏拍 ↓のとり方が抜群に巧くなっていると思う。
だからこの世代の子たちは、R&Bやブレイクビーツでも臆せずチャレンジし、なかなかの仕上がりをみせてくれる。
もはや、邦楽、洋楽の括りさえ超越しているのかもしれぬ。
■ MISIA - Higher Love (Music Video)
■ DREAMS COME TRUE - 何度でも (from DWL 2015 Live Ver.)
【ビブラート】
ビブラートを意識させるメジャーアーティストでは浜崎あゆみと倖田來未か。
浜崎あゆみのブレークは1999年、倖田來未のブレークは2004年。
浜崎あゆみは独特のハイトーンビブラート、倖田來未は深みのあるビブラートが特長で、これらがないと彼女らの曲は歌いこなせないので、ビブラートの一般化に大きく貢献したのではないか。
いずれにしても、この世代が物心つく前には、「歌うま」の世界ではビブラートは常識となっていた。
■ 浜崎あゆみ - Voyage
■ 倖田來未 - あなただけが
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あらためて年代順に追ってみると、上のほとんどのアーティストが、この世代が生まれる前にデビューまたはブレークしている。
これには愕然とした。
~ その後 ~
個人的には、2000年代以降のJ-POP(女性)は、ハイトーン、リズム、ビブラートの歌技3要素に加えて、「情感」や「共感」の比率が高まってきていると思う。
絢香が独特の情感で一線に躍り出たのが2006年。独自の世界観をもつ鬼束ちひろはすでに2000年のデビュー。奥 華子のメジャーデビューは2005年。藤田麻衣子の人気は2012年くらいから。
■ 絢香 - みんな空の下
■ 藤田麻衣子 - 横顔 ~わたしの知らない桜~
そして、いわゆるセツナ(曲)系のメインストリーム化。
→セツナ曲
加藤ミリヤ(メジャーデビュー2005年)、青山テルマ(同2007年)、AZU(同2007年)、西野カナ(同2008年)、Noa(同2008年)中村舞子(同2011年)、JUJUのブレークは2009年で、いずれも多くの名曲をもつ。
とくに西野カナの存在は大きく、2015年の「トリセツ」くらいまでは好メロ曲をコンスタントにチャートに送り込んでいた。
2016年以降、メロにインパクトのあるヒット曲が減ったのは、西野カナの動向とリンクしているのかもしれない。
■ 西野カナ - 君って(2010年)
セツナ系は、hiphop系とのコラボが多いので、ライム、フロウなどのマナーが求められる。
何より、hiphopの上で情感を出すのだから、ハンパな歌唱力ではとても歯が立たない。
■ m-flo(feat.加藤ミリヤ) - ONE DAY
加藤ミリヤの歌唱力が際立つ名演。
■ First Desire feat.HIRO from LGYankees, 山猿 中村舞子 〔 From 『CURE』(2010)〕
セツナ系の代表格、中村舞子。切なさを帯びたハイトーンはhiphopやRapとの相性抜群。
■ SPICY CHOCOLATE - あなたと明日も feat. ハジ→ & 宇野実彩子 (AAA) (Vocal Ver.)
■ 徒夢 - 花たん(歌ってみた)
↑ こういう曲は、バブル崩壊以前にはたぶんぜったいつくれなかった。
「失われた20年(30年)」がPOPシーン、そして歌姫たちにも大きな影響を与えているのだと思う。
また、ボカロ曲が一般化したのも2008年頃からで、こちらもハイトーン、滑舌や経過(的)転調などがふつうに求められるから、やはりなまなかな歌唱力では太刀打ちできない。
(=ボカロ曲を歌う、いわゆる「歌い手」のレベルの高さ)
■ めありー - 空奏列車(歌ってみた)
↑ ハイトーンと滑舌がないと歌いこなせないボカロ曲の例。
■ くゆり - なないろの朝(歌ってみた)
ふつう歌えんでしょ、↑こんな曲。
これらの「セツナ曲」や「ボカロ曲」の多くはWeb配信され、YouTubeやニコ動で拡散した。
そして関連検索の精度UPで、好みの曲を見つけられる機会が格段に増えた。(←これ重要)
名曲連打のユニットELTはすでに1996年のデビュー。
希有のメロディメイカー&シンガー、アンジェラ・アキは2005年デビュー。
いまも残る名曲群を残した伊藤由奈、手嶌葵はともに2006年のメジャーデビュー。
楽曲のよさに定評のmiwaは2010年頃からメジャー化で、2008年頃からの「セツナ系」人気とあいまって、メロディーに優れた名曲が数多く生み出される。
「アナ雪」の人気や、半崎美子のブレークも、このような名曲(というか情感のあるメロディー)志向の流れからだと思う。
↓ これらの好メロ曲は、この世代にもよくカバーされている。
■ Every Little Thing - Over and Over
■ Yuna Ito(伊藤由奈) - Endless Story
■ アンジェラ・アキ - This Love
2:20~
約束と言う 私達のコンパスだけでは
この恋は(Faug F#m7 D#m7-5) 方角を見失うの
↑ オーギュメント&ハーフディミニッシュの威力
フックのあるメロディには、理由がある。
そのことを、名曲を歌いながら感じとっているのでは?
2014/08/09、日本の女性ヴォーカルのレベルの高さに触発されてUPしたこの記事 ↓
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
そのときに「女神系歌姫」と括った魅力の数々を、カラバトU-18の子たちは見事に体現している。
並行して、ヒーリング感あふれるアーティスト&楽曲が多く世に出された。
この世代はフェミニンで透明感のある曲のこなしが抜群に巧いが、こういう曲の影響もあると思う。
■ LaLa - ebb and flow(凪のあすからOP)(歌ってみた)
■ 桜川めぐ - drive_qualia
■ 志方あきこ - Erato
■ KOKIA - 孤独な生きもの
KOKIAの曲は難しすぎてなかなかカバーできないけど、聴いただけで影響を受けそうなインパクトがある。
そして、アニソン、ゲーム曲やボカロ曲もさりげにメロディーの宝庫だ。
とくにボカロ曲は32ビートも入ってアクロバティックな難曲揃いだが、原曲がボカロだけに自分なりのオリジナリティをつけやすい。
これも、この世代の歌力UPに効いている可能性がある。
■ 西沢はぐみ - 夏雪 ~summer_snow~
ナイスメロ&リズム、そして癒し系ハイトーン。
■ Kako - Happy Birthday to... 「終わる世界とバースデイ ED 」
ゲーム系でも好メロ&ハイトーン&ビブラート。通りのよい美声だけど、単なる「歌のお姉さん」じゃないよ。
■ 桜ほたる(sara) - ここにあること(歌ってみた)
難音階、難符割り&転調・変拍子の嵐。しかもオーラスにかけての超絶ハイトーン。歌いこなせる人はごくごく限られると思う。
信じられぬが、これは「ここにあること」のかわいいバージョン(笑)
■ Destiny feat.花たん【HoneyWorks】
好メロの宝庫、HoneyWorks(ハニワ)。
中~高校生でリアルタイムにこんな曲聴いたら、やっぱり影響受けると思う。
■ @ゆいこんぬ - bouquet(歌ってみた)
情感乗りまくったボカロ曲の「歌ってみた」。
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メディア露出が多いのがダンス系なので、一見「ダンス(リズム)曲優位の時代」と思われがちだが、じつは、アイドルグループにも好メロディーの曲は少なくなく、いまは「空前のメロディー志向」の時代だと思う。
↓アイドルグループの好メロ曲の例(乃木坂46)
■ 熊田このは・二木蒼生 - 君の名は希望 / あおいとこのはのスペシャルステージ(2019/01/20)
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つらつらながながと、ごたくをならべたけど、まとめると
1.この世代が生まれる以前に、いまのカラオケ状況は完成していた。
2.この世代が生まれる以前に、いまのJ-POP(女性)絡みの主要ファクターは完成していた。
3.同時代的に「情感」にあふれたメロディー曲を体験して(カラオケで歌って)育っている。
4.YouTubeやニコ動で好みの曲を自由に聴け、しかも関連検索で探せる。
5.その結果、ボカロ曲やゲーム曲など、アクロバティックな難曲に馴染んでいる可能性が高い。
だから、ひょっとするとこの世代には、「音楽の世代(時代)感」というものがほとんどなく、流行り廃りのジャンルやフォーマットにもさして捕らわれることがないのでは?
そして、ほんとうに好きな曲を、カラオケで鍛えられた技量で自由に歌い込める・・・。
選択肢が多いだけに、曲を選択するセンスが求められるし、それを自分なりに解釈できるオリジナリティも育っていく・・・。
「名唱」を生み出す条件が、いまほど整っている時代はこれまでなかったかもしれない。
■ 熊田このは - CAN YOU CELEBRATE? MSP 2018/02/11 ※ 会場機械採点で100点の名唱
「CAN YOU CELEBRATE?」がヒットした1997年には、彼女はまだ生まれていない。
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■ カラバト黄金の世代の原点?
■ 声質のオリジナリティ(数年前のカラバトU-18)
■ 女神系歌姫 (ハイトーンJ-POPの担い手たち)【リニューアル】
■ 東京五輪のセレモニーソング ~ 日本の歌うま女子の底力 ~
■ 熊田このはちゃんのセトリ(&出演記録)
■ 1983年洋楽ピーク説
■ グルーヴ&ハイトーン (グルーヴってなに・・・?)
■ utsuboの音楽遍歴-1 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-2 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-3 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-4 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
■ utsuboの音楽遍歴-5 (洋楽1983年ピーク説とカラバトU-18黄金世代説をつなぐもの)
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