中国残留孤児の方々が国を相手に起こしている訴訟のうち大阪の32名の方に関して訴えを棄却する判決が出た。
自分はこの件に関して詳しく知らないが、なんてこの国は冷たい人たちが多いのだろうと怒りを超えて悲しくなる。
戦争という「大きな状況」があったことはたしかであるが、多くの日本人が戦前現在の中国領の一部に移住した件に関しては当時の日本政府の責任は大きいはずだし、いわゆる残留孤児の方々に関しては国交が回復されてすぐに早期の帰国および国内での生活順応ならびに手厚い生活保護をすべきだったと思う。
それが違法かどうかは難しいが、少なくとも残留孤児の大部分の方々は日本政府の施策が「不充分」だと感じているわけで、そういわれればできるだけ希望に沿うようにするのが人の道というものではないだろうか。
「残留孤児」がうまれる経緯に関しては当時の敵国や日本軍の判断などにももちろん責任はあるだろうし、まだこれからはっきりさせてゆくべき点もあるだろうが、孤児の方々が賠償を求めていればとりあえず政府としてある程度の支払いに応じるべきではないか。
日本の政府は残留孤児に関して賠償は拒否しながらODAを増やして国連の常任理事国入りを目指している。擬似ハッカー?のプロジェクト???や静岡空港の建設など本当に税金の使い道として有効なものか疑わしものも多い。
とにかくこの国の政府、裁判官を含む役人、全ての人がそうではないが本当に冷たい人が多くて悲しい。
自分はこんなことを書くぐらいしか出来ないが、それでもまだ一部の日本人よりかはましな人間だと自分では思っている。