ここのところ郵政民営化法案の参院での可決をめぐって票読みのような事がよく行われている。
そして郵政を民営化すればどうなるかということをドイツの例を引き合いに出して『報道ステーション』は先ほど解説していたが、衆議院を通過した法案そのものについては全くといっていいほど説明されていなかったようだ。
残念ながら自分もその法案の中味についてはわからないし、この法案に反対しているひとたちの理由も同じではないかもしれないが、あえて言わせていただければ、小泉氏が総裁になったということは「郵政民営化」ということが自民党内で合意されたということではなかったのか。
小泉氏が総理になってからの期間は決して短くはない。
しかも郵政民営化というのはこの人はかなり前から主張していたことなのだから、この人が総理になった時点で、郵政民営化に反対する人たちは自民党を出るべきではなかったか。
小泉氏が首相でいる間、この人のポスターをかかげ、この総裁のもとで自民党の公認を受けて自民党の議員は選挙を戦ってきたはずなのに、その主張に反対というのはどうにも理解しにくい。
以前から郵政民営化反対を主張していたひとは少なくないが、これだけの期間小泉氏を総裁としてかかげる政党に所属していながら、総裁のかねてからの持論である郵政民営化に反対というのはどうにもおかしな話のような気がする。
政党とはなんなのか、議員というのはなんなのか考えさせられる。
とにかくできるだけ早い時期に衆議院を解散してほしい。