年末年始に、ストラスブールのライトレールを見に行ったが、これから何回かに分けて散策メモをご紹介する。
現在のところ、下記のメニューを予定しており、2月中に完結する予定だが、遅延する可能性もある。
第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
第2回 F線工事現場を歩く
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)
【ご注意・お願い】
①地名・用語などに特段注釈はつけませんが、ご了承ください。
②フランス語のトラム雑誌を、辞書を参照しながら、解読したところがあります。
フランス語はまったく知らないため、誤りがあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
③現地の治安等については、ご自身でお調べください。
④誤記があった場合、適宜修正しますが、特にお知らせはいたしません。
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第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
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1-1.はじめに
ストラスブールのトラムは、最初の路線(A線)が1994年11月に開業し、その後順次路線を拡大し、5線目となるE線が2007年8月25日に開業した。
また、同日、C線・D線が延伸された。
※路線名について、A線あるいはA系統という訳し方があるが、ここではA線と訳す。
2007年末にC・D・E線の新規区間を乗りに行ったが、この際にB線のElsau以西で延伸工事が行われているのを見た。
△工事中のMartin Schongauer電停(2007年12月29日)
軌道工事はほぼ完了し、電停は残すところ券売機と屋根の設置のみという状態だった。
△Martin Schongauer電停の先も芝生軌道が姿を現していた(2007年12月29日)
このB線Elsau以西は2008年1月30日に、Ostwald Hotel de Villeまで、同5月23日に(現在の終点である)Lingolsheimまで開業した。
そこで、今年1月1日に、この未乗区間に行ってみた。
1-2.沿線風景
Elsauから先は、B・C線開業時に設置された車両基地までの入出区線が延びていたが、B線の延伸区間はその途中から分岐している。
次のMartin Schongauer電停まではやや殺風景な印象を受ける高層団地であるが、Cranach通りからイル川を渡るまでの間は、荒地となっている。
Martin Schongauer電停は、2007年に工事中の写真を撮っているので、下車してみようかと思ったが、電停の風除けのガラスが粉々に割られているので、下車はやめておいた。
イル川を渡り、d'Ostwald通りにあるWihrel電停付近までは宅地だが、Hotel de Ville電停付近は林に囲まれている。
△Hotel de Ville電停にて
Boulevard Urbain通り、Lingolsheim通りは農地が広がり池もある。
このあたりはストラスブール中心部から20分程度であるが、ここまで来ると宅地は途切れる。
Alouettes電停から終着Lingolsheim電停までは中層団地となっている。
地図で見ると、Lingolsheimの町の中心部は、もう少し先のようであるが、トラムはそこまで入り込まなかったのはなぜだかわからない。
△終点Lingolsheim電停にて
終点の先は戸建住宅地となっている。
△当面、延伸される気配はないようだ
1-3.走行方式・電停
Elsauを出ると車両基地までの区間は芝生軌道であったが、Martin Schongauer電停を過ぎ、Cranach通りまで芝生軌道が続く。
Cranach通りが途切れたところからイル川を渡るまで専用軌道となる。
その後、d’Ostwald通り、Gal Leclerc通り、Boulevard Urbain通りは中央走行方式であるが、軌道の両側に1車線づつ車道があり、外側に歩道となっている。
△Wihrel電停付近は中央走行方式 1053編成が到着
△電停の設備の仕様は従来と変わらない
Lingolsheim通りは片側集約方式で、車道の北側に軌道が配置されている。
Alouettes電停を出て、Lingolsheim通りから離れると芝生軌道となり、終着Lingolsheim電停に至る。
△芝生軌道
1-4.車両運用
車両はEurotram(1000系)の長編成タイプ(44.1m)とCitadis(2000系)が充当され、Eurotramの短編成タイプ(33.1m)は入らないようである。
△Eurotram 1053編成(Lingolsheimにて)
1-5.運行頻度、所要時間等
Elsau以西が延伸されたが、Elsau等での段落ちはなく、B線はすべてLingolsheimまで運行されている。
日中の運行頻度は、平日5~6分、土曜6~7分、日曜・祝日は時間あたり4~5本となっている。
ストラスブール中心部のHomme de Ferから終点Lingolsheimまでの所要時間は24~25分、B線全線の所要時間は42~47分となっている。
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次回に続く
現在のところ、下記のメニューを予定しており、2月中に完結する予定だが、遅延する可能性もある。
第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
第2回 F線工事現場を歩く
第3回 KrimmeriとDuc d’AlsaceのP+R駐車場
第4回 ユーロトラム(1000系)とシタディス(2000系)の車両運用
第5回 将来延伸計画のあるHautepierre付近の現在
第6回 トラムを選択して20年
第7回 中心部のゾーンシステム
第8回 まとめ(?)
【ご注意・お願い】
①地名・用語などに特段注釈はつけませんが、ご了承ください。
②フランス語のトラム雑誌を、辞書を参照しながら、解読したところがあります。
フランス語はまったく知らないため、誤りがあるかもしれませんが、ご容赦下さい。
③現地の治安等については、ご自身でお調べください。
④誤記があった場合、適宜修正しますが、特にお知らせはいたしません。
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第1回 2008年に開業したB線Elsau以西乗車記
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1-1.はじめに
ストラスブールのトラムは、最初の路線(A線)が1994年11月に開業し、その後順次路線を拡大し、5線目となるE線が2007年8月25日に開業した。
また、同日、C線・D線が延伸された。
※路線名について、A線あるいはA系統という訳し方があるが、ここではA線と訳す。
2007年末にC・D・E線の新規区間を乗りに行ったが、この際にB線のElsau以西で延伸工事が行われているのを見た。
△工事中のMartin Schongauer電停(2007年12月29日)
軌道工事はほぼ完了し、電停は残すところ券売機と屋根の設置のみという状態だった。
△Martin Schongauer電停の先も芝生軌道が姿を現していた(2007年12月29日)
このB線Elsau以西は2008年1月30日に、Ostwald Hotel de Villeまで、同5月23日に(現在の終点である)Lingolsheimまで開業した。
そこで、今年1月1日に、この未乗区間に行ってみた。
1-2.沿線風景
Elsauから先は、B・C線開業時に設置された車両基地までの入出区線が延びていたが、B線の延伸区間はその途中から分岐している。
次のMartin Schongauer電停まではやや殺風景な印象を受ける高層団地であるが、Cranach通りからイル川を渡るまでの間は、荒地となっている。
Martin Schongauer電停は、2007年に工事中の写真を撮っているので、下車してみようかと思ったが、電停の風除けのガラスが粉々に割られているので、下車はやめておいた。
イル川を渡り、d'Ostwald通りにあるWihrel電停付近までは宅地だが、Hotel de Ville電停付近は林に囲まれている。
△Hotel de Ville電停にて
Boulevard Urbain通り、Lingolsheim通りは農地が広がり池もある。
このあたりはストラスブール中心部から20分程度であるが、ここまで来ると宅地は途切れる。
Alouettes電停から終着Lingolsheim電停までは中層団地となっている。
地図で見ると、Lingolsheimの町の中心部は、もう少し先のようであるが、トラムはそこまで入り込まなかったのはなぜだかわからない。
△終点Lingolsheim電停にて
終点の先は戸建住宅地となっている。
△当面、延伸される気配はないようだ
1-3.走行方式・電停
Elsauを出ると車両基地までの区間は芝生軌道であったが、Martin Schongauer電停を過ぎ、Cranach通りまで芝生軌道が続く。
Cranach通りが途切れたところからイル川を渡るまで専用軌道となる。
その後、d’Ostwald通り、Gal Leclerc通り、Boulevard Urbain通りは中央走行方式であるが、軌道の両側に1車線づつ車道があり、外側に歩道となっている。
△Wihrel電停付近は中央走行方式 1053編成が到着
△電停の設備の仕様は従来と変わらない
Lingolsheim通りは片側集約方式で、車道の北側に軌道が配置されている。
Alouettes電停を出て、Lingolsheim通りから離れると芝生軌道となり、終着Lingolsheim電停に至る。
△芝生軌道
1-4.車両運用
車両はEurotram(1000系)の長編成タイプ(44.1m)とCitadis(2000系)が充当され、Eurotramの短編成タイプ(33.1m)は入らないようである。
△Eurotram 1053編成(Lingolsheimにて)
1-5.運行頻度、所要時間等
Elsau以西が延伸されたが、Elsau等での段落ちはなく、B線はすべてLingolsheimまで運行されている。
日中の運行頻度は、平日5~6分、土曜6~7分、日曜・祝日は時間あたり4~5本となっている。
ストラスブール中心部のHomme de Ferから終点Lingolsheimまでの所要時間は24~25分、B線全線の所要時間は42~47分となっている。
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次回に続く