1.少し前の乗りつぶし達成状況
平成26年9月6日に、盛岡から茂市まで乗車し、JRを完乗した。
その後、嵯峨野観光鉄道、北陸新幹線、富山の環状線に乗車し、平成27年12月20日に仙台市の東西線に乗った時点で、残るは札幌のループ化区間のみとなった。
4か月待てば北海道新幹線が開業するため、札幌のループ化は北海道新幹線と合わせて乗りつぶし、全線完乗(ケーブルカーを含み、ロープウェイを除く)としようと考えていた。
平成28年3月に北海道新幹線が開業したが、金曜の夜、会社帰りに土曜の午前中の空席状況を見ると、たいていグランクラス、グリーン車、普通車ともに満席、席が空いていても窓側は空いていなかった。
どうせなら天気のいい日に、窓側で行きたいと思っていたが、夏が過ぎ、秋になっても空席状況は変わらず、あわせてホテルもなかなか空きがない状況が続いたため、しばらく保留にしていた。
冬になれば雪の季節であり、あまり天気は気にならないので、平成28年12月の3連休に行くことにして、少し早目に新幹線、ホテルを予約した。
2.これまでの北海道旅行
北海道は、高校・大学のころは四国・九州などに比べると多く行っていたが、その後、勤務地が西日本に偏っていたり、旅行の行き先が海外旅行中心になった時期もあり、ここ20年くらいは、あまりまとまった旅行はしていない。
これまでの北海道旅行(出張を除く)
①1988年 青函連絡船、函館
②1990年 青函トンネル、道央・道南
③1992年 札幌
④1994年 北海道一周
⑤1995年 道北(原生花園、滝上、サロベツ原野)
⑥1995年 北海道一周
⑦2003年 留萌本線、江差線など
⑧2011年 日高本線など
1995年から2003年の間はまったく行っておらず、2003年と2011年の間は2回出張で北海道に行っているが、津軽海峡沿いのところである。
なんと、道東・道北方面は20年以上空白となっている。
近頃、JR北海道についてはいろいろと話題になっているので、あわせて道東か道北にも足を延ばしてみることにした。
3.はやぶさ5号に乗車
北海道新幹線は、やはり東京駅から新函館北斗まで通しで乗りたいし、最速4時間2分の列車に乗りたかった。12月2日に、12月23日の東京駅8時20分の「はやぶさ5号」を予約した。
12月23日は、少し早いが、中央線はいつトラブルになるかわからないし、トラブルが起きると回復まで時間がかかるので、八王子6時35分発の中央特快に乗車した。
4.福島で信号トラブル発生
中央特快は無事東京駅に着いたが、東京駅から乗車した「はやぶさ5号」は、大宮駅に着くと「福島駅構内信号トラブル発生。しばらく停車します」という放送が流れた。
近年、東北(上越?)新幹線は、年末年始になると信号トラブルで大混乱となることが多いような印象だが、4時間2分走破は無理なようである。
最初に北海道に渡ったのは、「ゆうづる」と青函連絡船十和田丸であり、東京から新函館北斗まで4時間2分で駆け抜けるという体験をしたかったものの、1~2時間延びるかもなぁ・・・という予感がした。
この日は、新函館北斗に着いた後、特段予定はなく、函館大沼プリンスホテルに泊まることだけ決まっていたので、まぁ、いいか、と思ったが、旅行計画段階では、網走まで走破ということも考えていたので、他人事ながら、北斗接続はどうなるのかな・・・と若干、興味はあった。
結局、大宮を20分遅れで出発し、「このままの遅れですと仙台10時10分着、新函館北斗着は12時37分着」という案内放送が流れた。
新白河を9時34分、郡山を同44分に通過したが、福島駅の手前で減速し、止まってしまった。直ちに放送が流れ「福島駅で再度信号トラブル発生。しばらく停車します」とのこと。
この時は数分停車した後、出発し、福島駅を9時57分に通過した。
10時に「新函館北斗からのスーパー北斗11号とはこだてライナーとの接続については確認中。(接続可否については)しばらく時間がかかる」という、他人事ながらヤキモキする放送が流れた。
仙台には10時17分に到着し、同20分に出発し、「このままの遅れですと新函館北斗着は12時49分になります」という放送が流れた。
大宮から満席だったが、仙台で入れ替わりがあったものの、満席で出発した。
北上を10時46分に通過し、10時57分に盛岡に到着した。
盛岡は28分遅れ、11時ちょうどに出発したが、11時10分に「札幌行きスーパー北斗11号には接続できません」という悲しいお知らせ放送が流れた。
はやぶさ5号に乗っている客がどこまで行くのかわからないが、盛岡過ぎても満席という混み具合は初めて見た。そこそこ北斗に乗り換える客もいるのではないか、積み残し客を次の北斗で吸収できるのか・・・と気になりだした。
八戸を11時25分、七戸十和田を同35分に通過。
11時40分に「新函館北斗で、13時08分発臨時北斗91号に接続します」という放送が流れるが、どこまでホントなんだか、という気がしないでもなかった。
5.北海道新幹線完乗、JR再完乗
新青森には11時47分に到着し、同52分に出発した。
青森からは、「はやぶさ5号」の次の便の指定券を持っていた客も乗り込んできたため、指定席の通路にも立客が出てきた。
まさか、青函トンネルを満席、立客ありの乗客満載の「はやぶさ」で通過することになるとは、想定外だった。
奥津軽いまべつを12時05分に通過し、青函トンネルに入った。青函トンネルの通過時間は24分らしい。
青函トンネル内で接続案内の放送が流れ、「北斗12時34分発のはこだてライナーは乗換えのお客様を待ちます。スーパー北斗11号は乗換えできません。13時08分発臨時北斗91号は乗換えできますが、本日指定席は満席ですので、恐れ入りますが自由席をご利用ください」とのことで、北斗乗継ぎ客には悪いが、乗継いで札幌・網走に行く計画しないでよかった・・・と思った。
12時32分、吉岡方のトンネル出口を通過し、木古内12時38分に通過した。
車窓右手に函館山がチラチラ見えてくる。青函連絡船だと函館山が少しづつ近づいてくるのだが、そのような情緒はない。
上磯を過ぎると大円弧を描いて走り、北斗総合車両基地(?)をかすめ、新函館北斗には12時48分、26分遅れで到着した。
JR完乗というのは、どこかのローカル線で・・・という方がイメージに合うのだが、新幹線で完乗したときの印象は「あぁ、着いた。」といったところで、なんとも思いもしなかった。
それより、なんでこんな駅名にしてしまったのだろう、「函館」と「北斗」が譲れなかったのはわかるが、であれば「新」はいらないだろう、という気がしてならない。
新函館北斗の駅では、満席の客が階段、エスカレータに集まったため、滞留が発生していたため、先頭を眺めたりホーム上をブラブラして時間をつぶした。
数分すると階段が空いてきたが、コンコースにあがると、函館本線との乗換改札が見事に滞留しており、驚いた。
北海道新幹線で移動する客がここまで多いとは・・・。
駅の施設はコンパクトにつくったのだろうけれども、近年の急激なインバウンド需要の高まりもあり、これに追いつかなかったのかもしれない。
早いところ見直しをした方がよさそうであるが、JR北海道の体力もあり、難しいところだろう。
けれども、せっかく生まれた流動は活かしてもらいたいものである。
平成26年9月6日に、盛岡から茂市まで乗車し、JRを完乗した。
その後、嵯峨野観光鉄道、北陸新幹線、富山の環状線に乗車し、平成27年12月20日に仙台市の東西線に乗った時点で、残るは札幌のループ化区間のみとなった。
4か月待てば北海道新幹線が開業するため、札幌のループ化は北海道新幹線と合わせて乗りつぶし、全線完乗(ケーブルカーを含み、ロープウェイを除く)としようと考えていた。
平成28年3月に北海道新幹線が開業したが、金曜の夜、会社帰りに土曜の午前中の空席状況を見ると、たいていグランクラス、グリーン車、普通車ともに満席、席が空いていても窓側は空いていなかった。
どうせなら天気のいい日に、窓側で行きたいと思っていたが、夏が過ぎ、秋になっても空席状況は変わらず、あわせてホテルもなかなか空きがない状況が続いたため、しばらく保留にしていた。
冬になれば雪の季節であり、あまり天気は気にならないので、平成28年12月の3連休に行くことにして、少し早目に新幹線、ホテルを予約した。
2.これまでの北海道旅行
北海道は、高校・大学のころは四国・九州などに比べると多く行っていたが、その後、勤務地が西日本に偏っていたり、旅行の行き先が海外旅行中心になった時期もあり、ここ20年くらいは、あまりまとまった旅行はしていない。
これまでの北海道旅行(出張を除く)
①1988年 青函連絡船、函館
②1990年 青函トンネル、道央・道南
③1992年 札幌
④1994年 北海道一周
⑤1995年 道北(原生花園、滝上、サロベツ原野)
⑥1995年 北海道一周
⑦2003年 留萌本線、江差線など
⑧2011年 日高本線など
1995年から2003年の間はまったく行っておらず、2003年と2011年の間は2回出張で北海道に行っているが、津軽海峡沿いのところである。
なんと、道東・道北方面は20年以上空白となっている。
近頃、JR北海道についてはいろいろと話題になっているので、あわせて道東か道北にも足を延ばしてみることにした。
3.はやぶさ5号に乗車
北海道新幹線は、やはり東京駅から新函館北斗まで通しで乗りたいし、最速4時間2分の列車に乗りたかった。12月2日に、12月23日の東京駅8時20分の「はやぶさ5号」を予約した。
12月23日は、少し早いが、中央線はいつトラブルになるかわからないし、トラブルが起きると回復まで時間がかかるので、八王子6時35分発の中央特快に乗車した。
4.福島で信号トラブル発生
中央特快は無事東京駅に着いたが、東京駅から乗車した「はやぶさ5号」は、大宮駅に着くと「福島駅構内信号トラブル発生。しばらく停車します」という放送が流れた。
近年、東北(上越?)新幹線は、年末年始になると信号トラブルで大混乱となることが多いような印象だが、4時間2分走破は無理なようである。
最初に北海道に渡ったのは、「ゆうづる」と青函連絡船十和田丸であり、東京から新函館北斗まで4時間2分で駆け抜けるという体験をしたかったものの、1~2時間延びるかもなぁ・・・という予感がした。
この日は、新函館北斗に着いた後、特段予定はなく、函館大沼プリンスホテルに泊まることだけ決まっていたので、まぁ、いいか、と思ったが、旅行計画段階では、網走まで走破ということも考えていたので、他人事ながら、北斗接続はどうなるのかな・・・と若干、興味はあった。
結局、大宮を20分遅れで出発し、「このままの遅れですと仙台10時10分着、新函館北斗着は12時37分着」という案内放送が流れた。
新白河を9時34分、郡山を同44分に通過したが、福島駅の手前で減速し、止まってしまった。直ちに放送が流れ「福島駅で再度信号トラブル発生。しばらく停車します」とのこと。
この時は数分停車した後、出発し、福島駅を9時57分に通過した。
10時に「新函館北斗からのスーパー北斗11号とはこだてライナーとの接続については確認中。(接続可否については)しばらく時間がかかる」という、他人事ながらヤキモキする放送が流れた。
仙台には10時17分に到着し、同20分に出発し、「このままの遅れですと新函館北斗着は12時49分になります」という放送が流れた。
大宮から満席だったが、仙台で入れ替わりがあったものの、満席で出発した。
北上を10時46分に通過し、10時57分に盛岡に到着した。
盛岡は28分遅れ、11時ちょうどに出発したが、11時10分に「札幌行きスーパー北斗11号には接続できません」という悲しいお知らせ放送が流れた。
はやぶさ5号に乗っている客がどこまで行くのかわからないが、盛岡過ぎても満席という混み具合は初めて見た。そこそこ北斗に乗り換える客もいるのではないか、積み残し客を次の北斗で吸収できるのか・・・と気になりだした。
八戸を11時25分、七戸十和田を同35分に通過。
11時40分に「新函館北斗で、13時08分発臨時北斗91号に接続します」という放送が流れるが、どこまでホントなんだか、という気がしないでもなかった。
5.北海道新幹線完乗、JR再完乗
新青森には11時47分に到着し、同52分に出発した。
青森からは、「はやぶさ5号」の次の便の指定券を持っていた客も乗り込んできたため、指定席の通路にも立客が出てきた。
まさか、青函トンネルを満席、立客ありの乗客満載の「はやぶさ」で通過することになるとは、想定外だった。
奥津軽いまべつを12時05分に通過し、青函トンネルに入った。青函トンネルの通過時間は24分らしい。
青函トンネル内で接続案内の放送が流れ、「北斗12時34分発のはこだてライナーは乗換えのお客様を待ちます。スーパー北斗11号は乗換えできません。13時08分発臨時北斗91号は乗換えできますが、本日指定席は満席ですので、恐れ入りますが自由席をご利用ください」とのことで、北斗乗継ぎ客には悪いが、乗継いで札幌・網走に行く計画しないでよかった・・・と思った。
12時32分、吉岡方のトンネル出口を通過し、木古内12時38分に通過した。
車窓右手に函館山がチラチラ見えてくる。青函連絡船だと函館山が少しづつ近づいてくるのだが、そのような情緒はない。
上磯を過ぎると大円弧を描いて走り、北斗総合車両基地(?)をかすめ、新函館北斗には12時48分、26分遅れで到着した。
JR完乗というのは、どこかのローカル線で・・・という方がイメージに合うのだが、新幹線で完乗したときの印象は「あぁ、着いた。」といったところで、なんとも思いもしなかった。
それより、なんでこんな駅名にしてしまったのだろう、「函館」と「北斗」が譲れなかったのはわかるが、であれば「新」はいらないだろう、という気がしてならない。
新函館北斗の駅では、満席の客が階段、エスカレータに集まったため、滞留が発生していたため、先頭を眺めたりホーム上をブラブラして時間をつぶした。
数分すると階段が空いてきたが、コンコースにあがると、函館本線との乗換改札が見事に滞留しており、驚いた。
北海道新幹線で移動する客がここまで多いとは・・・。
駅の施設はコンパクトにつくったのだろうけれども、近年の急激なインバウンド需要の高まりもあり、これに追いつかなかったのかもしれない。
早いところ見直しをした方がよさそうであるが、JR北海道の体力もあり、難しいところだろう。
けれども、せっかく生まれた流動は活かしてもらいたいものである。