シャープ & ふらっと

半音上がって半音下がる。 それが楽しい、美しい。
思ったこと、感じたことはナチュラルに。  writer カノン

消える土地・消えない土地

2016-02-21 15:50:49 | 世の中あれこれ
近所に、梅の木が綺麗に咲いている場所があった。
私は別に、梅を観賞して、
春の訪れを実感するほどの自然派ではないが、
ここの梅の木は綺麗だった。

しかし、昨年この木がすべて切られ、
そこにワンルームマンションが建った。
土地の主も、周囲の惜しむ声を聞いたかどうか、
いずれにしても、風情は消えた。
この春の梅の木は、もうない。


今日、隣市の大型店舗に行った。
ここは、車で来る客を前提としたような場所で、
広い駐車場も完備している。

しかし、広いといってもここの駐車場、
極めて複雑な形をしている。
街道と細い路地を挟んで、
第4駐車場まで継ぎ足しのように並ぶ。

あらゆる方向から、入出庫の車が行き交う。
警備員も、最大限の誘導をしてはいるが、
前の車は、店舗前の第1駐車場なのに、
次の車は、遠く離れた第4に回されたりする。
日曜は、混雑が一日中続く。

この駐車場の真ん中に、畑がある。
三角形の、何も植わっていないような土地である。
この畑が駐車場となれば、
ここの出入りや周辺は、かなりスムースになる。

店舗側もここの土地が欲しいことだろう。
だが、開店してもう10年近くなると思うが、
この畑はそのままだ。

おそらく、店と地主の折り合いがつかないのだろう。
出店時から、トラブルでもあったかと思う。
他人の土地を、あれこれ言うのはいけないが、
この土地は、店舗に売っても良いのでは・・と感じる。


土地をどう転がそうが、地主の勝手ではあるが、
他人から見ると、
残しておいて欲しい場所と、
変わって欲しい場所が、逆になったりしている。

もちろん、それはこちらの勝手な考えである。


ふと思う。
あの三角形の土地に、梅の木や桜の木があって、
駐車場の真ん中で、春に咲き誇ったら・・?

何もない畑が悪い、というわけではないが。