懲りもせず、もう1枚フロリダ産デスメタル作品をヤフオフでゲッツ。
これは下のと違って紛うかたなきデスメタルバンド、泣く子も黙る帝王MORBID ANGELの8作目にあたる2003年リリースの「HERETIC」デス。
“HERETIC”とは異端児、異教徒などを意味するらしい。いかにもモビエンらしいタイトルじゃござぁせんか。
そしてジャケも地獄の業火のようなフレイムカラーと青ロゴのコントラストが美しくも冒涜的でナイス!
私が神とも崇め奉っているモビエンのアルバムをなぜ6年間も放置していたかというと、前々からスティーヴ・タッカーのVoに不満があったのと、ボーナスディスク(インスト集)付で3360円と高値で手が出なかったことが挙げられる。
しかし今回このアルバムを聴いて、私のモビエンに対する不信感は全くの愚慮であったことが判明した。
帝王の名に恥じない相変わらずのブルータリティ溢れる格式高い邪気に満ちた佳作に仕上がってるではないか!
トレイ・アザトースの敢えて籠もり気味にブーストさせた魔闘気のようなリフの応襲、時折タッピングを駆使してのヌラヌラとしたイビツ感や、ギターシンセにより異次元を彷徨うかのような妖しい旋律を奏でるといった演出技も冴え渡っていて非情にジャアクネス!
そして大地を揺るがすかのようなピートの圧倒的な高速ドラミングがいよいよ猛威を振るっている!
特に#6“Sticken Arise”でのハリケーンのごとく暴れ狂うドラミングは凄まじすぎるというほかない!これが本当に人間業なのかと。
スティーヴも今回は大健闘しており、そのデスヴォイスにもそれなりの魔人的な威厳が多少備わったかのよう。
楽曲それぞれに確固たる“精気”“邪気”がみなぎっており、呪詛めいたサビもカッコ良すぎる!!
#9“God of Our Own Divinity”ではおなじみアブス神が再び召喚されてやがるぜ、ケヘヘ・・・イア!
これほどまでに凄まじい音圧で圧倒的な音数にも関わらず、最後まで聴き手を全く疲れさせないモービッド・エンジェルの音の魔力とは一体何なのか!?
そして聴き終わった後の言い知れぬ満悦感・・・
これがトレイの言うところの“ミー・ガル・ガル”、別の言葉を使うなら“最も貴重かつ神聖な秩序原理”というものなのか!?
ところで、最期の方にオマケのように収録されているピートによる小作品集だが、おそらく彼自らが弾いてるピアノ曲とかデキは悪くないのだが、こういうのはアルバムのアクセントとして要所要所に組み込むべきじゃね?蛇足なひつっこいシークレットトラック含め、なんだか作品の美観を損ねているとしか思えないのだが。
ただ#13“Drum Check”は、“人間発電所”ピートの鬼のように乱れ打ちしまくる超人的ドラムソロが官能できる極上の1曲。これマジ圧巻デスぜ!
Disc2は・・・イラネー!
今日の1曲:『ENSHRINED BY GRACE』/ MORBID ANGEL
これは下のと違って紛うかたなきデスメタルバンド、泣く子も黙る帝王MORBID ANGELの8作目にあたる2003年リリースの「HERETIC」デス。
“HERETIC”とは異端児、異教徒などを意味するらしい。いかにもモビエンらしいタイトルじゃござぁせんか。
そしてジャケも地獄の業火のようなフレイムカラーと青ロゴのコントラストが美しくも冒涜的でナイス!
私が神とも崇め奉っているモビエンのアルバムをなぜ6年間も放置していたかというと、前々からスティーヴ・タッカーのVoに不満があったのと、ボーナスディスク(インスト集)付で3360円と高値で手が出なかったことが挙げられる。
しかし今回このアルバムを聴いて、私のモビエンに対する不信感は全くの愚慮であったことが判明した。
帝王の名に恥じない相変わらずのブルータリティ溢れる格式高い邪気に満ちた佳作に仕上がってるではないか!
トレイ・アザトースの敢えて籠もり気味にブーストさせた魔闘気のようなリフの応襲、時折タッピングを駆使してのヌラヌラとしたイビツ感や、ギターシンセにより異次元を彷徨うかのような妖しい旋律を奏でるといった演出技も冴え渡っていて非情にジャアクネス!
そして大地を揺るがすかのようなピートの圧倒的な高速ドラミングがいよいよ猛威を振るっている!
特に#6“Sticken Arise”でのハリケーンのごとく暴れ狂うドラミングは凄まじすぎるというほかない!これが本当に人間業なのかと。
スティーヴも今回は大健闘しており、そのデスヴォイスにもそれなりの魔人的な威厳が多少備わったかのよう。
楽曲それぞれに確固たる“精気”“邪気”がみなぎっており、呪詛めいたサビもカッコ良すぎる!!
#9“God of Our Own Divinity”ではおなじみアブス神が再び召喚されてやがるぜ、ケヘヘ・・・イア!
これほどまでに凄まじい音圧で圧倒的な音数にも関わらず、最後まで聴き手を全く疲れさせないモービッド・エンジェルの音の魔力とは一体何なのか!?
そして聴き終わった後の言い知れぬ満悦感・・・
これがトレイの言うところの“ミー・ガル・ガル”、別の言葉を使うなら“最も貴重かつ神聖な秩序原理”というものなのか!?
ところで、最期の方にオマケのように収録されているピートによる小作品集だが、おそらく彼自らが弾いてるピアノ曲とかデキは悪くないのだが、こういうのはアルバムのアクセントとして要所要所に組み込むべきじゃね?蛇足なひつっこいシークレットトラック含め、なんだか作品の美観を損ねているとしか思えないのだが。
ただ#13“Drum Check”は、“人間発電所”ピートの鬼のように乱れ打ちしまくる超人的ドラムソロが官能できる極上の1曲。これマジ圧巻デスぜ!
Disc2は・・・イラネー!
今日の1曲:『ENSHRINED BY GRACE』/ MORBID ANGEL