ルネッサ~~ンス!(チーン!死語)
つーことで、最近ルネッサンス音源蒐集に余念がない。
勢い余って、先走りすぎてILLUSIONっていう、オリジナルメンバーらがバンドを抜けた後結成した別バンドのアルバムまで購入してしまうという大失敗をやらかしてしまっている。
煮ても焼いても食えんかった。
ルネッサンスの音源を蒐集するに当たって気をつけなければならないのは、3rdアルバム以前と以降ではほとんど別物であるということ。
そりゃそうだ。メンバーが総入れ替えしてしまっているという、まさにドッヒャーン!!な経緯があるからだ。
1st~2nd期は元ヤードバーズのキース・レルフとジム・マッカーティを中心に結成された、いわゆる“オリジナル・ルネッサンス”と呼ばれる時期であり、ヴォーカルはキースの妹のジェーン・レルフが担当している。
1st『RENAISSANCE』を購入したが、このころはシンフォニックというより、どちらかというとフォークロック色が強い印象があり、楽曲ともに正直私の感性にはあまり響いてこなかった。
オリジナル・ルネッサンス。
私はやはり、以前紹介した7th『お伽噺』での天女の如き崇高なるクリスタルヴォイスの持ち主、アニー・ハズラムの美声に魅かれたのであり、彼女がヴォーカルに代わってからの3rd以降のルネッサンスでなければ意味をなさないのだと確信にいたった。
で、3rd『PROLOGUE』、4th『燃ゆる灰』、5th『運命のカード』と、矢継ぎ早に(もちろん紙ジャケリマスターで)買い揃えていった次第である。
思えばここのところ、私はアニーに翻弄されっぱなしのような気がする。歌なんかでも「私の声が聴こえますか?」とか、「本当にわかる?あなたにわかる?」って、悩ましく質問攻めで語りかけてくるかと思えば、「わたしには解からない」と、肩透かしをくらわされるって、どないやねん!
まさに小悪魔的女性シンガーといったところである。
『PROLOGUE』は、幻想的なヒプノシスデザインのいかにもプログレッシヴなジャケットで、昔からなんとなく目をつけてたんだが、20代前半ですでにプログレ探求心がなくなっちまって今更の初聴きとなったわけだが。
1曲目タイトルナンバーでのダイナミックでクラシカルなピアノ伴奏のイントロからして「キテる!」って思った。まぁ演奏はけっこう荒削りだし、アニーのスキャットもなんだか乱暴でドギツい感じもするが、全体的にはハードプログレな趣きでとにかく躍動感に溢れていてグー。“Rajah Kahn”っていう11分にも及ぶアラビアンテイストなスキャットナンバーもあるが、まだまだアレンジ力に青臭さが否めない。
ルネッサンスの中では最高傑作と誉れ高い『燃ゆる灰』であるが、この作品はアコースティック色が全面に出てわりと洗練された作風で、プログレッシヴロックというより、ちょっと壮大さを加味したフォークロックという感じ。
アニー・ハズラムの純粋にヴォーカルとしての力量を見せつけた作品ともいえるが、カーペンターズみたいな楽曲を果たしてルネッサンスで演って意味があるのかとの疑問も抱いてしまう。
#1“Can You Understand”のドラマティックな帰結展開、ジャケットのイメージが示す通りの秋の哀愁を感じさすタイトル曲のクラシカルアレンジは秀逸。
そして5th『運命のカード』で、第二期ルネッサンスの仕掛け人マイケル・ダンフォードが正式加入し、ルネッサンスはいよいよシンフォニックロックバンドとして開花してゆくわけだが、この作品についてはまたいつか。
今日の1曲:『Ashes are Burning』/ Renaissance
つーことで、最近ルネッサンス音源蒐集に余念がない。
勢い余って、先走りすぎてILLUSIONっていう、オリジナルメンバーらがバンドを抜けた後結成した別バンドのアルバムまで購入してしまうという大失敗をやらかしてしまっている。
煮ても焼いても食えんかった。
ルネッサンスの音源を蒐集するに当たって気をつけなければならないのは、3rdアルバム以前と以降ではほとんど別物であるということ。
そりゃそうだ。メンバーが総入れ替えしてしまっているという、まさにドッヒャーン!!な経緯があるからだ。
1st~2nd期は元ヤードバーズのキース・レルフとジム・マッカーティを中心に結成された、いわゆる“オリジナル・ルネッサンス”と呼ばれる時期であり、ヴォーカルはキースの妹のジェーン・レルフが担当している。
1st『RENAISSANCE』を購入したが、このころはシンフォニックというより、どちらかというとフォークロック色が強い印象があり、楽曲ともに正直私の感性にはあまり響いてこなかった。
オリジナル・ルネッサンス。
私はやはり、以前紹介した7th『お伽噺』での天女の如き崇高なるクリスタルヴォイスの持ち主、アニー・ハズラムの美声に魅かれたのであり、彼女がヴォーカルに代わってからの3rd以降のルネッサンスでなければ意味をなさないのだと確信にいたった。
で、3rd『PROLOGUE』、4th『燃ゆる灰』、5th『運命のカード』と、矢継ぎ早に(もちろん紙ジャケリマスターで)買い揃えていった次第である。
思えばここのところ、私はアニーに翻弄されっぱなしのような気がする。歌なんかでも「私の声が聴こえますか?」とか、「本当にわかる?あなたにわかる?」って、悩ましく質問攻めで語りかけてくるかと思えば、「わたしには解からない」と、肩透かしをくらわされるって、どないやねん!
まさに小悪魔的女性シンガーといったところである。
『PROLOGUE』は、幻想的なヒプノシスデザインのいかにもプログレッシヴなジャケットで、昔からなんとなく目をつけてたんだが、20代前半ですでにプログレ探求心がなくなっちまって今更の初聴きとなったわけだが。
1曲目タイトルナンバーでのダイナミックでクラシカルなピアノ伴奏のイントロからして「キテる!」って思った。まぁ演奏はけっこう荒削りだし、アニーのスキャットもなんだか乱暴でドギツい感じもするが、全体的にはハードプログレな趣きでとにかく躍動感に溢れていてグー。“Rajah Kahn”っていう11分にも及ぶアラビアンテイストなスキャットナンバーもあるが、まだまだアレンジ力に青臭さが否めない。
ルネッサンスの中では最高傑作と誉れ高い『燃ゆる灰』であるが、この作品はアコースティック色が全面に出てわりと洗練された作風で、プログレッシヴロックというより、ちょっと壮大さを加味したフォークロックという感じ。
アニー・ハズラムの純粋にヴォーカルとしての力量を見せつけた作品ともいえるが、カーペンターズみたいな楽曲を果たしてルネッサンスで演って意味があるのかとの疑問も抱いてしまう。
#1“Can You Understand”のドラマティックな帰結展開、ジャケットのイメージが示す通りの秋の哀愁を感じさすタイトル曲のクラシカルアレンジは秀逸。
そして5th『運命のカード』で、第二期ルネッサンスの仕掛け人マイケル・ダンフォードが正式加入し、ルネッサンスはいよいよシンフォニックロックバンドとして開花してゆくわけだが、この作品についてはまたいつか。
今日の1曲:『Ashes are Burning』/ Renaissance