AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

ストレンジャー・イン・タウン

2012年06月17日 | コンサート
いやまぁ、レポするつもりはなかったんだが、せっかくだから書いておきましょうか。
先週の土曜日に見にいってきた『VOICE OF AOR』とかいう企画コンサートのこと。

TOTO、JOURNEY、CHICAGOとか、この辺の音楽が大好物のツレからのお誘いで、まぁこの前のイエスライブの時と同じようなノリだったんですが、その黄金の3バンドの歴代ヴォーカリストたちが、同じステージに一度に集う80年代初期アメリカンロックファンにとっては夢のような?企画だったみたいですが、こちとらその辺の音楽はほとんど通ってこなかった人間だから、「こら今回はヤバいな」とは思ってました。
まぁ強いていうならCHICAGOは何枚か所持してはいるが、いずれも初期ブラスセクション時代のだし、TOTOといえば小学校のときMTVでよく流れてた“Stranger In Town”ぐらいしか思い入れがない。まぁ『宇宙の騎士』は一応CD持ってるけど。

AORに相応しいTシャツなんて所持しておらんので、いつものようにDEATHのTシャツ着て大阪に向かったんだが、車とめて会場のNHK大阪ホールに向かって歩いていると、その建物から出てきた若い外人連中に指をさされて騒がれるという珍事があった。

NHKホールは多分はじめて。会場入りするといかにもレジェンドリーな雰囲気が立ち込めていた。


“VOICE OF AOR”と銘打ってるので、てっきりスティーリー・ダンみたいなシットリとした大人のライブを想定していたのだけれど、じゃない方ヴォーカリスト達による産業ロックの祭典といった趣きだったなぁ。
一番バッターのファーギー・フレデリクセンはTOTO『Isolation』期のヴォーカリストらしく、まぁはっきりいってチンプンカンプンですわ。「“Stranger In Town”をなぜやってくれないのか?」とツレに訊くと、どうやらこの曲は彼が歌ってないとのこと。だからTOTOはややこしくて苦手なのだ。
次はCHICAGOのヴォーカル&キーボードのビル・チャンプリン。ってかこの人は最初から後ろでキーボード弾いてた。うん、知らん曲ばかりだ。さっきハケたはずのファーギーさんがいつの間にかバックコーラスに加わっている。で、しばし気を失う(夢には隣の席に座っていたツレが出てきた)。
で、3番手JOURNEYのスティーヴ・ペリーもどきの人が登場するや“Separate Ways”のイントロが流れ出し、その瞬間に目が覚めた。ツレも興奮してエアキーボードをやりだす。会場も一気に盛り上がりをみせていた。

この時代のミュージック・ビデオの影響力というのは絶大である。


で、本イベントのメインディッシュ、ボビー・キンボールが登場。まぁこの人はTOTOのオリジナルヴォーカリストでもあり、映像でもそのパワフルなパフォーマンスを何回か拝見していたので、やっとホンモノを見れたって感じがした。
バックバンドもかなりノリがよくなって、この人らTOTOが好きなんやなということがなんとなく窺えた。
だってアンコールの一発に、絶対ないと思っていたインスト曲“Child's Anthem”とか演奏しだすんやもん。ツレが大学時代によくバンドで演奏してたのでよく覚えている。しかしこれには意表をつかれたな。まぁ全員ホンモノじゃないけど。
(ちなみにバックバンドのメンバーはスウェーデン人らしく、その名もLEGENDS!)

まさにレジェンダーたちによるレジェンドリーな夜であった。



今日の1曲:『愛する君に』/ TOTO
コメント
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