AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

4D体験

2014年04月20日 | コンサート
昨年の東京国際映画祭で話題をかっさらった、事故によって「高次脳機能障害」を負ったミュージシャンGOMAが復活していく様子を追ったドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ3D』。
私自身、京都の映画館に舞台挨拶見に行って、3Dだからこそ味わえる独特の臨場感と、GOMA&The Jungle Rythm Sectionの圧巻のパフォーマンスにひどく感銘を受け、いつか生でみなければという思いを抱いていたところ、今度はその映像に合わせて生ライブで完全再現させるという画期的な企画を、しかも梅田のライブハウスでやってくれるというのだから、これはもうまさにうってつけであった。
映像はもちろん3Dなので、3Dメガネをかけて生演奏を体感する、いわゆる4D?という、想像もつかぬものすごーく未知の領域の企画だった。



GOMA氏がMCで言っておられたが、映画館の3Dシステムには規制があって、これ以上の3D効果を出してはならないという制約があるのだそうだ。で、今回はライブ会場とかでも3D効果を出せる移動式最新システムを導入しており、制約もないので、映画館の3D効果よりさらに拡張されたものとなってるとのことだった。
ただ、映画を見てた時は、3D映像だからこそ味わえる普通の生ライブとはまた違った不可思議な臨場感と迫力を体感できて面白いなと思ったのだが、今回のライブでは生バンドがそこにいるわけで、正直3Dである意義はそれほど見いだせなかった。それよりスクリーン上の演奏者と、ステージ上の演奏者とタイミングや音がちゃんと合ってるのかという緊張感の方がデカかったかな。

映画館と違ったのは、生バンドだからこそ味わえる高揚感と、やっぱオールスタンディングだからリズムに合わせて踊り騒げるってこと。実際会場は想定以上の盛り上がりをみせており、もうそこは躍動感しか存在しないハイな空間となっててこれぞライブ!って感じだった。ミュージシャン側は大変だったろうけど、スクリーンの映像とバンドの音が合ってるのかなんて正直どうでもいいことだった。
とはいえ、何回も映像を見て曲が入るタイミングを計ったのか、パーカスの田鹿氏がカウベルを打ち込む出だしのタイミングなどは絶妙であり、いい緊迫感があった。
あと、GOMA氏のクネクネダンスを生で見れたのもよかった。映像以上にクネクネしてた。

そして、アンコール。もちろん映像はなくここは4Dとか関係なく3Dメガネも外して普通のライブを楽しむ時間である。GOMA氏の長くて感慨深いスピーチの後、新曲が披露された。
GOMA氏は関西出身で不思議とこっちでの記憶は残っているらしくって、楽器の感触と同じくやっぱ生まれ育った土地の感触は頭に染みついてて(まぁ関西弁も覚えているわけやしね)、脳のしくみってのはまだまだ未知数だなんてことをおっしゃられていた。


今回の企画を象徴する「フラッシュバックメモリーズ」3DTシャツを購入。
オマケで付いてた3Dメガネをかけて見ると、GOMA氏の絵をデザインしたプリント柄が立体的に浮かび上がってきて、も、サイコー

(注)この写真ではメガネをかけても3D効果は確認できません。


ドキュメンタリー映像も、今回改めて見てやっぱこみ上げるものがあって、構成といいよく出来た作品だ。
今回のライブで初めてみた方は、もう一度映像だけで集中して鑑賞することをオススメしたい。

こんな企画もあるそうなんで。

『フラッシュバックメモリーズ』 3D TRIP !!~移動式3D上映&GOMAソロLIVEツアー~開催決定!




今日の1曲:『OMOTIN』/ GOMA&The Jungle Rythm Section
コメント
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