連休をダラダラと過ごして気づいたら、もいくつ寝るとCARCASSのライブやないけ!
年始に購入した新譜もあんま聴いとらんぞ。
えらいこっちゃえらいこっちゃ。
17年振りに作製されたCARCASSの6thアルバム『SURGICAL STEEL』。
なんでもB!誌では昨年のベストアルバムのチャンプに輝いたんだって?
確かに、あれだけブランクが空いているにも関わらずここまでブルータルでクオリティの高い楽曲を用意できるっつーのはスゴいと思うし、メタル作品としても実に完成度が高い。
さすがはデスメタルという、通常のメタルファンから忌み嫌われていた音楽をメインストリートに押し上げた実績を誇るレジェンドメタルバンド!まさに『HEARTWORK』から入ったメタルファンの期待に見事に答えた作品といってよいだろう。
ただ、ジェフにしてもビルにしても、あの頃のような不健全かつ志高き熱意を持って本作に挑んだのかというと、そういう風には感じられんのよね。なんとなくビジネスという割り切った感が見え隠れする。
手術器具を並べたてるという昔のデザインを流用しただけのジャケットにしたって「3rdと4thを掛け合わせたようなもん作っときゃウケるんじゃね?」みたいな安易な姿勢がなんとなく見てとれんのよ。
SLAYERの『CHRIST ILLUSION』を聴いた時にも同じようなもの感じたが、4th『HEARTWORK』の栄光を再び!っていう腹黒い意図(それこそまさに「腐ったはらわた」だ)が丸見えなのよね。それでいてその当時の研ぎ澄まされた絶妙な楽曲センスはすでになくて、結局二番煎じ、あるいは流用品に過ぎなくなるという。
4th『HEARTWORK』収録の“CARNAL FORGE”は、CARCASS屈指の名キラーチューンであるが、このタイプの楽曲が本作に多く見受けられた。しかし、残念ながら“CAENAL FORGE”以上、あるいは同レベルに達している名曲は皆無であった。いかにもハートワークなメロディライン、ブラストビートもなんだか押しつけがましい。
日本の配給会社が考えたこれみよがしの邦題も、これまた白々しい。
初期の対訳を手掛けた秋山幸子さんのセンスの足元にも及んでいない。
私は初期のゴアなCARCASSしか認めない!!っていう変態グラインド野郎ではないし、それ以降の整合感のあるCARCASSも好きだ。
ただ、もう3rdアルバムからそうだったとも言えるかもしれないが、今のCARCASSに「リヴァプールの残虐王」という悪名は当てはまらないように思う。
でも、5年前の大阪単独公演もとても楽しかったので、明後日のライブも行ったら行ったでそこそこ楽しめると思うので、秋山さんのトチ狂ったような対訳を朗読しながら内蔵コラージュの写真でもみて、気持ちを高めときたいと思っております。
今日の1曲:『Unfit For Human Consumption』/ CARCASS
年始に購入した新譜もあんま聴いとらんぞ。
えらいこっちゃえらいこっちゃ。
17年振りに作製されたCARCASSの6thアルバム『SURGICAL STEEL』。
なんでもB!誌では昨年のベストアルバムのチャンプに輝いたんだって?
確かに、あれだけブランクが空いているにも関わらずここまでブルータルでクオリティの高い楽曲を用意できるっつーのはスゴいと思うし、メタル作品としても実に完成度が高い。
さすがはデスメタルという、通常のメタルファンから忌み嫌われていた音楽をメインストリートに押し上げた実績を誇るレジェンドメタルバンド!まさに『HEARTWORK』から入ったメタルファンの期待に見事に答えた作品といってよいだろう。
ただ、ジェフにしてもビルにしても、あの頃のような不健全かつ志高き熱意を持って本作に挑んだのかというと、そういう風には感じられんのよね。なんとなくビジネスという割り切った感が見え隠れする。
手術器具を並べたてるという昔のデザインを流用しただけのジャケットにしたって「3rdと4thを掛け合わせたようなもん作っときゃウケるんじゃね?」みたいな安易な姿勢がなんとなく見てとれんのよ。
SLAYERの『CHRIST ILLUSION』を聴いた時にも同じようなもの感じたが、4th『HEARTWORK』の栄光を再び!っていう腹黒い意図(それこそまさに「腐ったはらわた」だ)が丸見えなのよね。それでいてその当時の研ぎ澄まされた絶妙な楽曲センスはすでになくて、結局二番煎じ、あるいは流用品に過ぎなくなるという。
4th『HEARTWORK』収録の“CARNAL FORGE”は、CARCASS屈指の名キラーチューンであるが、このタイプの楽曲が本作に多く見受けられた。しかし、残念ながら“CAENAL FORGE”以上、あるいは同レベルに達している名曲は皆無であった。いかにもハートワークなメロディライン、ブラストビートもなんだか押しつけがましい。
日本の配給会社が考えたこれみよがしの邦題も、これまた白々しい。
初期の対訳を手掛けた秋山幸子さんのセンスの足元にも及んでいない。
私は初期のゴアなCARCASSしか認めない!!っていう変態グラインド野郎ではないし、それ以降の整合感のあるCARCASSも好きだ。
ただ、もう3rdアルバムからそうだったとも言えるかもしれないが、今のCARCASSに「リヴァプールの残虐王」という悪名は当てはまらないように思う。
でも、5年前の大阪単独公演もとても楽しかったので、明後日のライブも行ったら行ったでそこそこ楽しめると思うので、秋山さんのトチ狂ったような対訳を朗読しながら内蔵コラージュの写真でもみて、気持ちを高めときたいと思っております。
今日の1曲:『Unfit For Human Consumption』/ CARCASS