AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

逆襲のサマソニ2014 前篇

2014年08月24日 | コンサート
昨年の猛暑地獄で、「二度と行くか!」と思っていたサマー・ソニックに性懲りもなく今年も参戦。
動機は先述したとおり、「ロバート・プラントが見たい!」ただそれだけだった。

私が参戦したのは大阪二日目。前日の一日目は凄まじい豪雨に見舞われたみたいで、急遽いろいろ雨具を調達した。
レインコートなんて買ったの生まれて初めてだよ。
しかしそんな私の万全の備えをよそに、当日はカラッカラの快晴。
シャトルバス乗り場で、メガデスTを着た巨漢がおるなと思たら、案の定知り合いのメタラーだった。
彼はメイデンのステージに上がったことがあるという程のコッテコテのメタラーで、ツェッペリンはそれほど好きじゃないと言っていたが、やはりロバート・プラントのステージは見たいらしく「まだメガデスとプラントどっち見ようか迷てんねん。どっちを逃しても後悔すると思う。」と頭をかかえていらっしゃった。
ほれみろ!サマソニ主催者!あんたらのデタラメなタイムテーブルのおかげで・・・・どう責任をとるつもりや!
今回はこういう人がいっぱいいると思う。ほんと今回のプログラム組んだ者は左遷ものだよ。


シャトルバスを降りると、昨年同様ピッチピチのサマソニガールたちが私たちを迎えてくれて、昨年同様ふらふらと寄ってってリストバンドを締めてもらう。
チクショウ、また主催者側の策略にハメられた・・・
でももしかしたら、この瞬間こそがサマソニで一番幸せを感じれる瞬間かもしれない。
音楽ファン失格・・・・・・



とりあえずFLOWER STAGEに赴いて、年始にアメ村のちっこいライブハウスのイベントで初観戦したGacharic Spinを見に。
しかしまさか彼女たちがサマソニに出演するとはねぇ~・・・・彼女たちにとってもこのステージは晴れの舞台。ガチャリックを知らない多くのファンを獲得する正念場だったんじゃないかなぁ。
まぁ私は別にファンじゃないんだけど、こないだちょっとしゃべったりサインもろたりしてそれなりに親近感沸いたので、サマソニで初見のオーディエンスにどれだけ反響あるか見届けようかと。
ちょっとカワイイどころのリズム隊のねーちゃんたちが、スラップ、ツーバスしまくる実力派アイドルバンドといったところなんだが、その演奏力とド派手なパフォーマンスに目を白黒させるオーディンスもいたであろう。
たしかにエンターテイメントとしてはかなり楽しめるライブなんであるが、こういう奇抜すぎるスタイルにはちょっと戸惑う人も多くいたろう。
キーボードのネェちゃんなんか最後には楽器に四つん這いになってまたがりヘドバンしてたからなぁ~・・・実に破廉恥極まりない。
これを見てウケるかひくか?彼女たちに対する今後の反響はいかに??

私の知り合いを含め、関西にもファンはけっこういる。



グッズ売り場で残りカス商品を物色してから、初のスーサイダル・テンデンシーズのステージを見るべくMOUNTAIN STAGEに向かう。
スーサイダルは、3rdの段階で見限ってしまったが、一応コピバン組んでたことあるし一回くらい生で見とかないとと思っていた。
うわぁ~、昨年FLOWER STAGEで見た今や人気絶頂のBABYMETALが終わり、人がゾロゾロ退いてくよ。
スーサイダルは見んのかい?



MOUNTAIN STAGEは嵐が去った後のようにガーラガラのぬかるみまくり。
前の方にいくと、舞洲着いてOCEAN STAGE入口で別れたさっきの巨漢メタラーさんがいた。
昨年の私と同様、一応興味本位でBABYMETALのステージを見ていたらしく、「どうでした?」ときくと、「風俗やな」と、身もフタもない感想が返ってきた。

彼とスーサイダルの話をしていて、その巨漢メタラーさんは有名なアルバム一枚しか聴いたことないっていってたが、ステージ袖にマイクを発見するや、「ST!!ST!!」コールを先陣切って叫び始めはった!
しかし誰ものっからない。私も薄情なもので、側にいながらこの状況で一緒になってSTコールを叫ぶ勇気が出なかった(よーわむし!)。それでも彼は果敢に「ST!!ST!!」コールをひとりで叫び続ける。なんちゅーへこたれなさや!
さすがは城ホールの搬入口でロブ・ハルフォードにサインをねだろうとして、SPにはがいじめにされた経験の持ち主なだけある(しかも逆ギレしたらしい)。
すると徐々にマバラだったが数人の人がSTコールを叫び始めて、ようやくスーサイダル御一行が登場。

最近のメンバーショット見て黒人が何人か加入したみたいだと思ってたら、マイク・ミューア以外全員黒人になってた。
ところであの坊主頭のデブの黒人のオッチャンがギターのロッキー・ジョージか?昔の写真では帽子とグラサンかけてたんで素顔を見たことないんよ。
(家帰って調べてみたら全然違う人だった。どうやらロッキーはフィッシュボーンに加入したらしい。俺、スーサイダルのことなんにも知らないんだな)



しかし、あれだな。マイク・ミューアはトレードマークのバンダナはしてるものの、今やタダのオッサン。
もともとかすれたような冷めた歌い方が特徴だが、もうほとんど声出てないよ。
バンド活動は継続してるものの、ライブする段になったらメンバー集めて一週間くらい練習して、あとはブランド名で喰ってる感じ。
もっと声はれよ、オイ!
アフロ頭のベースの兄ちゃんがやたらいかつく、観客を威嚇するように睨みつけ、客入りの少なさに怒り心頭なのかなとヒヤヒヤしてると、マイク(機器の)に向かってカタコトの日本語でこう恫喝するのであった。

「オマエハスデニ、死ンデイル!!」

まぁ、客席はそれなりに盛り上がっていて、最初は中央のぬかるみ地帯は常にポッカリと空間が空いていたが、そのうち泥んこ相撲を始めるものが現れ出し、モッシュも起こったし、ウォール・オブ・デスも起こった。
私はこのぬかるみまくりのピットには最初よー飛び込む勇気が出なかったが、“WAR INSIDE MY HEAD”がきたとき辛抱たまらずピットに突入。
立て続けに“SUBLIMINAL”と、バンドでよくコピってたナンバーのオンパで私のモッシュ魂にさらに火がついた。
ラストは“PLEDGE YOUR ALLEGIANCE”で〆。「ST!!」コールで大いに沸いた。

気づいたら、泥と一緒に返り血も浴びていた。



次のGHOSTはちょっと興味津津だったが、モッシュして腹が減ったのと、ロバート・プラント見る心の準備をするべく山を降りた。


後篇へつづく・・・・・




今日の1曲:『War Inside My Head』/ Suicidal Tendencies
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