直前まで行こかやめよか迷った末、Ticket Campで定価で譲ってくれる人めっけて(高額な手数料をとられるハメになったが)結局見に行くことに相成ったSalyuライブ『Tour 2015 Android & Human Being』。
前回も言った通り、Salyu名義での正式ライブを見るのは実に2005年の1stツアー以来。
今回はSalyuデビュー10年目の節目の周年ツアーということで、メンバーも1stツアー時の面子を揃えたということだが、ヤマグチヒロコさんって1stツアーん時いたっけ?
今回Salyuのライブに行こうと思い立ったのは、新作の内容&4月あべのキューズモールでのミニライブを見ていい感触を得たのと、改装したばかりのフェスティバルホールの音響がどんなものか味わってみたいというのがあった。
ディープ・パープル、ツェッペリンなど、海外のビッグアーティストたちにも評判のよかったフェスティバルホール。
パープルの名盤『Live In Japan』(1972)はここで録音されたものが4曲収録されている。
過去に旧フェスティバルホールでライブを見たことはあると思うんやけど、ずいぶん昔のことで何のアーティストだったか全く覚えていない。エクストリームやったっけ?
ウオオ~~、なんかめっちゃゴージャスやん。
星屑のロビーとは、なかなかロマンティックやおまへんか。
1階席入り口前にはビュッフェが展開。値段はけっこうリーズナブル。
ライブ前に一杯&腹ごしらえにええな!
席は19列目の端の方だったが、劇場型の会場で予想してたよりもステージが近くに感じられた。
Salyuの座席でのライブ鑑賞は初めてだったので、最初からいきなりみんな立つんかな?と様子をうかがってたが、なんと最初から最後まで座りっぱなし。
曲に切れ目も少ないせいか、拍手もあまりなかった。最後ぐらいスタンディングオベーション起こるだろと思ったがそれもなし。
今回はイントロダクションからすでに証明や背後の球体の集積物のようなプロジェクタースクリーンの演出がかなり宇宙的な雰囲気に彩られた凝ったものであった。
そして厳かに始まったのがいきなり「共鳴(空虚な石)」、続いて「エロティック」。
いや、今回はSalyu名義からの10周年ということで、Lily Chou-Chouの曲は外されるだろうと思っていたのだが・・・・
リリイの楽曲は大好きなので大歓迎だが、やっぱリリイではくSalyuの歌い方なんだよね。
そこにエーテルは存在しなかった。
それに前日倉敷でのライブ終えたばかりでまだ回復してなかったのか、Salyuの歌唱もかなり不安定。
冒頭3曲はバック演奏がほとんど小林氏のプログラミング操作による厳かなアレンジでちょっとしんどいなと思ったが、その重苦しい雰囲気を取り払うかのように「イナズマ」が演奏されたときは少し気分があがった。
セットリストはこんな感じ。
01.共鳴(空虚な石)
02.エロティック
03.landmark
04.イナヅマ
05.風に乗る船
06.彗星
07.VALON-1
08.先回りして1
09.非常階段の下
10.リスク
11.心の種
12.有刺鉄線
13.先回りして2
14.フェスタリア
15.カナタ
16.THE RAIN
17.希望という名の灯り
18.先回りして3
19.アイニユケル
アンコール
20.Lighthouse
21.to U
今回は二部構成となっており、第1部は過去の曲から、そして第2部は新作『Android & Human Being』全曲を完全再現。
これはおそらくバンマス小林武史氏の独断的演出だろう。今回の作品よっぽど自信あったのか、ステージの演出といい、なんとなく彼のナルシズムな趣味を感じないではいられなかった。
確かにみんな良曲なんだけど、フロイドの『狂気』みたいな構成力豊かな一括したコンセプトアルバムじゃあるまいし、個人的に完全再現する意義はそれほど感じれなかった。
演奏陣のプレイにも今回なんだかそれほど集中できなかったし、特に名越さんのギターの存在が薄かったように思う。
いちばん激しいプレイのあらきゆうこさんのドラミングが一番目をひいた。ほんと正確なショットだなぁ~って。
Salyuは第2部から調子が上がってきたものの、終始ノドに何かひっかかるようなところがあり、絶好調とは言えなかった。
そんな中でのヤマグチヒロコさんのコーラスは絶大な効果を発揮しており、かなりの救いとなっていた。
個人的によかったのは「希望という名の灯り」と「Lighthouse」。
Salyuの声の響きがかなりグっとくるものがあった。
終演後、ないだろうと思ってた握手会を大阪でも実施しはった。
もちろんせっかくだからおよばれしましたよ。
間近で見るSalyuはやっぱかわいかったというか、きれいなボーイッシュおねいさんになったんだなという印象。
貼り紙に「その際に是非ライブのご感想などをお話しください」と書いてあったので、握手してる2秒くらいの間にカスレ声で早口で今日の感想言ったら「はっ?オッサン何ゴニョゴニョ言うとんのや?」みたいな顔されてなんかバツが悪かった。
あと今回もそうだったが“握手会”っていうと、必ずあちこちから聞こえてくる「AKBみたい」っていうフレーズ。
私はこの例えになんか違和感を覚えてしまうのだ。
まぁ握手会の行列に並んだのだから同じ穴のムジナと言えなくもないが、ツアーグッズを購入したのはドルオタさんたちのようにアーティストの肌に触るのが目的ではないし、握手会なんざAKBがやる以前からどのアーティストもやってきたことだし、AKBのようにそれを主要な商法としているワケではない。
しかし、こういったワンコソバ形式の握手会ってのは機械的でなんの感動味もないな。
Salyuツアーグッズ。男の俺が買えるのはこの2点くらいだった。
クリアファイルの構図が、ディスチャージ、あるいはカーカスっぽくて萌える。
今日の1曲:『アイニユケル』/ Salyu
前回も言った通り、Salyu名義での正式ライブを見るのは実に2005年の1stツアー以来。
今回はSalyuデビュー10年目の節目の周年ツアーということで、メンバーも1stツアー時の面子を揃えたということだが、ヤマグチヒロコさんって1stツアーん時いたっけ?
今回Salyuのライブに行こうと思い立ったのは、新作の内容&4月あべのキューズモールでのミニライブを見ていい感触を得たのと、改装したばかりのフェスティバルホールの音響がどんなものか味わってみたいというのがあった。
ディープ・パープル、ツェッペリンなど、海外のビッグアーティストたちにも評判のよかったフェスティバルホール。
パープルの名盤『Live In Japan』(1972)はここで録音されたものが4曲収録されている。
過去に旧フェスティバルホールでライブを見たことはあると思うんやけど、ずいぶん昔のことで何のアーティストだったか全く覚えていない。エクストリームやったっけ?
ウオオ~~、なんかめっちゃゴージャスやん。
星屑のロビーとは、なかなかロマンティックやおまへんか。
1階席入り口前にはビュッフェが展開。値段はけっこうリーズナブル。
ライブ前に一杯&腹ごしらえにええな!
席は19列目の端の方だったが、劇場型の会場で予想してたよりもステージが近くに感じられた。
Salyuの座席でのライブ鑑賞は初めてだったので、最初からいきなりみんな立つんかな?と様子をうかがってたが、なんと最初から最後まで座りっぱなし。
曲に切れ目も少ないせいか、拍手もあまりなかった。最後ぐらいスタンディングオベーション起こるだろと思ったがそれもなし。
今回はイントロダクションからすでに証明や背後の球体の集積物のようなプロジェクタースクリーンの演出がかなり宇宙的な雰囲気に彩られた凝ったものであった。
そして厳かに始まったのがいきなり「共鳴(空虚な石)」、続いて「エロティック」。
いや、今回はSalyu名義からの10周年ということで、Lily Chou-Chouの曲は外されるだろうと思っていたのだが・・・・
リリイの楽曲は大好きなので大歓迎だが、やっぱリリイではくSalyuの歌い方なんだよね。
そこにエーテルは存在しなかった。
それに前日倉敷でのライブ終えたばかりでまだ回復してなかったのか、Salyuの歌唱もかなり不安定。
冒頭3曲はバック演奏がほとんど小林氏のプログラミング操作による厳かなアレンジでちょっとしんどいなと思ったが、その重苦しい雰囲気を取り払うかのように「イナズマ」が演奏されたときは少し気分があがった。
セットリストはこんな感じ。
01.共鳴(空虚な石)
02.エロティック
03.landmark
04.イナヅマ
05.風に乗る船
06.彗星
07.VALON-1
08.先回りして1
09.非常階段の下
10.リスク
11.心の種
12.有刺鉄線
13.先回りして2
14.フェスタリア
15.カナタ
16.THE RAIN
17.希望という名の灯り
18.先回りして3
19.アイニユケル
アンコール
20.Lighthouse
21.to U
今回は二部構成となっており、第1部は過去の曲から、そして第2部は新作『Android & Human Being』全曲を完全再現。
これはおそらくバンマス小林武史氏の独断的演出だろう。今回の作品よっぽど自信あったのか、ステージの演出といい、なんとなく彼のナルシズムな趣味を感じないではいられなかった。
確かにみんな良曲なんだけど、フロイドの『狂気』みたいな構成力豊かな一括したコンセプトアルバムじゃあるまいし、個人的に完全再現する意義はそれほど感じれなかった。
演奏陣のプレイにも今回なんだかそれほど集中できなかったし、特に名越さんのギターの存在が薄かったように思う。
いちばん激しいプレイのあらきゆうこさんのドラミングが一番目をひいた。ほんと正確なショットだなぁ~って。
Salyuは第2部から調子が上がってきたものの、終始ノドに何かひっかかるようなところがあり、絶好調とは言えなかった。
そんな中でのヤマグチヒロコさんのコーラスは絶大な効果を発揮しており、かなりの救いとなっていた。
個人的によかったのは「希望という名の灯り」と「Lighthouse」。
Salyuの声の響きがかなりグっとくるものがあった。
終演後、ないだろうと思ってた握手会を大阪でも実施しはった。
もちろんせっかくだからおよばれしましたよ。
間近で見るSalyuはやっぱかわいかったというか、きれいなボーイッシュおねいさんになったんだなという印象。
貼り紙に「その際に是非ライブのご感想などをお話しください」と書いてあったので、握手してる2秒くらいの間にカスレ声で早口で今日の感想言ったら「はっ?オッサン何ゴニョゴニョ言うとんのや?」みたいな顔されてなんかバツが悪かった。
あと今回もそうだったが“握手会”っていうと、必ずあちこちから聞こえてくる「AKBみたい」っていうフレーズ。
私はこの例えになんか違和感を覚えてしまうのだ。
まぁ握手会の行列に並んだのだから同じ穴のムジナと言えなくもないが、ツアーグッズを購入したのはドルオタさんたちのようにアーティストの肌に触るのが目的ではないし、握手会なんざAKBがやる以前からどのアーティストもやってきたことだし、AKBのようにそれを主要な商法としているワケではない。
しかし、こういったワンコソバ形式の握手会ってのは機械的でなんの感動味もないな。
Salyuツアーグッズ。男の俺が買えるのはこの2点くらいだった。
クリアファイルの構図が、ディスチャージ、あるいはカーカスっぽくて萌える。
今日の1曲:『アイニユケル』/ Salyu