別に増税前だからというわけではないんだけれど(というわけでもあるんだけど)・・・
思いきって買っちゃった!
悲願のレコードプレイヤー(アナログプレイヤー)を!!
ION Audioの中国製のやつで、別にアメ車が好きなわけやないけど、65年型フォード「マスタング」のインパネを再現したクラシックなボディについつられてしまいましてねぇ。
届けられた現物を拝んだら思ってたより安っぽい。特にレコードプレイヤーが。
ワンボタン自動再生ではなくて、自分で針を持っていかなあかんやつ。
値段が万を超えていたのでまさか手動式とは思わなんだ。
見てくれで選んだので、このスペックでこの値段はちょっと失敗したかなぁ~と。
まぁこう見えて一応AM/FMラジオチューナー、USBメモリ録音機能も搭載されてるんやけど。
長年アナログプレーヤー購入に踏み切れんかった一番の要因は、やはり置き場所。
とりあえず16年間の酷使に耐え忍んでいるオンキヨーのコンポの上に置いてみたら、まぁまぁシックリおさまった。
一応スピーカーも本体に内蔵されてるんやけど、あまりにも音があれなので、オンキヨーコンポのオプション機器シアターサラウンドシステムにさっそくつなげてみた。
どのサラウンドがアナログに一番フィットするか模索中だが、まぁまぁいい感じ。
その内針もスピーカーも、もっといいやつに換える必要があるかもしれない。
しかし、このブツが届けられた日は久々に興奮が収まらなかった。
俺、新車買うたときですらこんな心踊らんかったし。
自分の部屋でレコードを再生するのは、おそらく大学生の時以来だと思う。
金曜の晩だったので、その日の晩から次の日の昼頃まで寝ても覚めても取り出しにくい棚に放置してあったレコードを引っ張り出してはかけまくっていた。
そして、こう思った。
「やっぱレコードっていいなぁ~~」って。
なんといいましょうか、ケースからおもむろに盤を取り出すあのワクワク感!
そしてターンテーブルに盤をソっと乗せるときの厳かな佇まいは、茶道の礼儀作法と共通するところがあるのではないか。
そうなってくると自然と背筋もピンと伸び、音楽と向き合う時の姿勢がCDとは全く違ってくる。
そして針を盤に落とすときの、あのなんともいえない緊張感!
最初のブツっと入るノイズ音ですら、ある種の趣を感じさせ、音楽を聴く実感と意欲が沸々と沸いてくる。
B面に盤をひっくり返す作業の煩わしさというのも、不思議と感じない。おそらく音楽を聴きたい!という意欲がそうさせるのであろう。
そして、聴き終わって盤をビニール袋に収めるときは最後、端を折るのを忘れないで(てゆーかこれはもう自然とやってしまっている)。
最近は家で音楽を聴くこともなくなり、通勤時間ですら、車の中で何か聴くもんないかなぁ~~なんて無音状態で運転してることが多く、「俺ってホンマに音楽が好きなんやろうか?」という疑念すら抱き始めていた。
そうなんだ!私は何年間もこの感覚を忘れていたのだ!!
実はこう見えて、洋楽にハマり始めた小学高学年から高校にかけては頑固なアナログ派だった。
なので元々アナログ盤は100枚くらい所持してて、プレイヤーが壊れて聴かなくなってからもずっと売らずにもってた。
メタルにハマりだした中学生の頃がアナログ最盛期で、アイアン・メイデンの初期7枚、メタリカの初期4枚、アンスラックスの初期4枚、タンカードの初期4枚、デストラクションの初期4枚、オーヴァーキルの初期4枚等、全てアナログで買いそろえてた。
ずっとアナログ音源の質感に慣れ親しんできてたので、徐々に普及しはじめた旧規格のCDの音質は、最初ほんとうに耐えられるものではなかった。
たとえば、デヴィッド・リー・ロスの『EAT EM AND SMILE』がそう。最初、なぜかスペイン語版の方の『SONRISA SALVAJE』のアナログ盤を購入して、それにドハマりして愛聴していたのだけれど、友達が英語版の方のCDを買ったというので、そいつの家でおニューのステレオで聴かせてもらったところ、「なんじゃこのショボい音質は!?」と、愕然としたことを今でも覚えている。そのせいか、最初の頃私はこの英語版の方を全然好きになれなかった(ジャケットも小っちゃくて迫力ないし)。
まぁそれでも高校生になると、時代の波には逆らえず、日本盤で出る新譜はCDを購入するようになりましたよ。
スっと再生できるし、盤面ひっくり返さんでもええし、時間もわかって編集テープも作りやすい。
その便利さに徐々に感化されていきましたね。
でも、都会に出るとついつい中古レコード屋に足を運んでアナログコーナーをチェックしてしまうんですよね。
特に70年代のハードロックやプログレッシヴロックの作品なんかは、やっぱアナログでないとねってところがあった。
まぁまだCD化されてない音源もけっこうあったし、そういうマイナーなお宝モノを老舗の中古屋で掘り当てたときのトキメキといったらなかったなぁ。
ベルトが腐ってアナログプレイヤーが聴けなくなってからも、これまでアナログ盤はちょくちょく買ってはおりました。
やっぱジャケットをデカいサイズで見ると興奮しちゃってついつい欲しくなってしまう。
まぁコレクターズアイテムってところもありましたし、そういうのは部屋のオブジェとして素敵に機能します。
ときには実用的だったり。
私くらいの世代でもCDが普及してからアナログで聴くことをやめてしまった人が、私の周囲で見る限りほとんどだと思う。
まぁもうデータ化の時代だし、かさばるし、不便だ。私もそんな感じだった。
でも、いつか自分ででっかいプライベートルームを手に入れたなら、贅沢な環境で音楽を聴きたい!という夢はおぼろげにあった。
それには、やっぱアナログレコードは不可欠だ。
小学生のころから買い貯めたレコードを売らずにずっととっていたのは、そういう思いがどっかにあったからだと思う。
で、今回レコードプレイヤーを購入して、音楽愛好家であるなら、やっぱレコードで音楽を聴くという行為は捨ててはいけない!という強い思いに達観した次第である。
しかし、中学ん時以来となるレコードを蒐集することの興奮に再び火がつき、歯止めがきかないくらいヤバい状態となってて、これ以上モノが増えると寝るところなくなるぞ!という危機感におびえると同時に、レコードのノスタルジックな代用品とばかりに買いまくってた紙ジャケCDの立場はどうなるの?という悲しい現状に直面しているので、誰か私をとめてほしい。
とまぁ、最後の方は自分の所持してるアナログ盤を見せびらかしたいだけの様相を呈したことをお詫び申し上げる。
思いきって買っちゃった!
悲願のレコードプレイヤー(アナログプレイヤー)を!!
ION Audioの中国製のやつで、別にアメ車が好きなわけやないけど、65年型フォード「マスタング」のインパネを再現したクラシックなボディについつられてしまいましてねぇ。
届けられた現物を拝んだら思ってたより安っぽい。特にレコードプレイヤーが。
ワンボタン自動再生ではなくて、自分で針を持っていかなあかんやつ。
値段が万を超えていたのでまさか手動式とは思わなんだ。
見てくれで選んだので、このスペックでこの値段はちょっと失敗したかなぁ~と。
まぁこう見えて一応AM/FMラジオチューナー、USBメモリ録音機能も搭載されてるんやけど。
長年アナログプレーヤー購入に踏み切れんかった一番の要因は、やはり置き場所。
とりあえず16年間の酷使に耐え忍んでいるオンキヨーのコンポの上に置いてみたら、まぁまぁシックリおさまった。
一応スピーカーも本体に内蔵されてるんやけど、あまりにも音があれなので、オンキヨーコンポのオプション機器シアターサラウンドシステムにさっそくつなげてみた。
どのサラウンドがアナログに一番フィットするか模索中だが、まぁまぁいい感じ。
その内針もスピーカーも、もっといいやつに換える必要があるかもしれない。
しかし、このブツが届けられた日は久々に興奮が収まらなかった。
俺、新車買うたときですらこんな心踊らんかったし。
自分の部屋でレコードを再生するのは、おそらく大学生の時以来だと思う。
金曜の晩だったので、その日の晩から次の日の昼頃まで寝ても覚めても取り出しにくい棚に放置してあったレコードを引っ張り出してはかけまくっていた。
そして、こう思った。
「やっぱレコードっていいなぁ~~」って。
なんといいましょうか、ケースからおもむろに盤を取り出すあのワクワク感!
そしてターンテーブルに盤をソっと乗せるときの厳かな佇まいは、茶道の礼儀作法と共通するところがあるのではないか。
そうなってくると自然と背筋もピンと伸び、音楽と向き合う時の姿勢がCDとは全く違ってくる。
そして針を盤に落とすときの、あのなんともいえない緊張感!
最初のブツっと入るノイズ音ですら、ある種の趣を感じさせ、音楽を聴く実感と意欲が沸々と沸いてくる。
B面に盤をひっくり返す作業の煩わしさというのも、不思議と感じない。おそらく音楽を聴きたい!という意欲がそうさせるのであろう。
そして、聴き終わって盤をビニール袋に収めるときは最後、端を折るのを忘れないで(てゆーかこれはもう自然とやってしまっている)。
最近は家で音楽を聴くこともなくなり、通勤時間ですら、車の中で何か聴くもんないかなぁ~~なんて無音状態で運転してることが多く、「俺ってホンマに音楽が好きなんやろうか?」という疑念すら抱き始めていた。
そうなんだ!私は何年間もこの感覚を忘れていたのだ!!
実はこう見えて、洋楽にハマり始めた小学高学年から高校にかけては頑固なアナログ派だった。
なので元々アナログ盤は100枚くらい所持してて、プレイヤーが壊れて聴かなくなってからもずっと売らずにもってた。
メタルにハマりだした中学生の頃がアナログ最盛期で、アイアン・メイデンの初期7枚、メタリカの初期4枚、アンスラックスの初期4枚、タンカードの初期4枚、デストラクションの初期4枚、オーヴァーキルの初期4枚等、全てアナログで買いそろえてた。
ずっとアナログ音源の質感に慣れ親しんできてたので、徐々に普及しはじめた旧規格のCDの音質は、最初ほんとうに耐えられるものではなかった。
たとえば、デヴィッド・リー・ロスの『EAT EM AND SMILE』がそう。最初、なぜかスペイン語版の方の『SONRISA SALVAJE』のアナログ盤を購入して、それにドハマりして愛聴していたのだけれど、友達が英語版の方のCDを買ったというので、そいつの家でおニューのステレオで聴かせてもらったところ、「なんじゃこのショボい音質は!?」と、愕然としたことを今でも覚えている。そのせいか、最初の頃私はこの英語版の方を全然好きになれなかった(ジャケットも小っちゃくて迫力ないし)。
まぁそれでも高校生になると、時代の波には逆らえず、日本盤で出る新譜はCDを購入するようになりましたよ。
スっと再生できるし、盤面ひっくり返さんでもええし、時間もわかって編集テープも作りやすい。
その便利さに徐々に感化されていきましたね。
でも、都会に出るとついつい中古レコード屋に足を運んでアナログコーナーをチェックしてしまうんですよね。
特に70年代のハードロックやプログレッシヴロックの作品なんかは、やっぱアナログでないとねってところがあった。
まぁまだCD化されてない音源もけっこうあったし、そういうマイナーなお宝モノを老舗の中古屋で掘り当てたときのトキメキといったらなかったなぁ。
ベルトが腐ってアナログプレイヤーが聴けなくなってからも、これまでアナログ盤はちょくちょく買ってはおりました。
やっぱジャケットをデカいサイズで見ると興奮しちゃってついつい欲しくなってしまう。
まぁコレクターズアイテムってところもありましたし、そういうのは部屋のオブジェとして素敵に機能します。
ときには実用的だったり。
私くらいの世代でもCDが普及してからアナログで聴くことをやめてしまった人が、私の周囲で見る限りほとんどだと思う。
まぁもうデータ化の時代だし、かさばるし、不便だ。私もそんな感じだった。
でも、いつか自分ででっかいプライベートルームを手に入れたなら、贅沢な環境で音楽を聴きたい!という夢はおぼろげにあった。
それには、やっぱアナログレコードは不可欠だ。
小学生のころから買い貯めたレコードを売らずにずっととっていたのは、そういう思いがどっかにあったからだと思う。
で、今回レコードプレイヤーを購入して、音楽愛好家であるなら、やっぱレコードで音楽を聴くという行為は捨ててはいけない!という強い思いに達観した次第である。
しかし、中学ん時以来となるレコードを蒐集することの興奮に再び火がつき、歯止めがきかないくらいヤバい状態となってて、これ以上モノが増えると寝るところなくなるぞ!という危機感におびえると同時に、レコードのノスタルジックな代用品とばかりに買いまくってた紙ジャケCDの立場はどうなるの?という悲しい現状に直面しているので、誰か私をとめてほしい。
とまぁ、最後の方は自分の所持してるアナログ盤を見せびらかしたいだけの様相を呈したことをお詫び申し上げる。