AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

古きものたちの墓

2013年12月31日 | 晒しな!日記
今年もあと数分となりましたね。
2013年最終日の今日は、プリンタと無線ルーターを買いがてら、近くの古墳公園をプラプラ散策して、ガストのドリンクバークーポンを消化するという、いたって心穏やかな一日を過ごしておりました。
大掃除なんてすでにあきらめました。私ももう、あきらめの歳です。

ほな、ま、2013年をタラタラ振り返っていくことにしましょうか。

まぁ、オズフェス出演効果で人間椅子まさかの大ブレイクも大事件といえますが、今年一番世間を騒がせたことといえばやはり、ブライアン・アダムス死亡騒動じゃないでしょうか?
実はブライアンズタイムという競走馬が死んだというニュースを、誰かがアダムスと空目してその誤報がネットで流布しただけだったんですが。これにはうちの姉もまんまとひっかかってました。

R.I.P

「僕の自宅に日本からたくさんの悼辞が送られてきたんで、一体何のことかと思ったよ」と、ブライアンさん。

そういえば、今月も5億円もする馬が毒グモに噛まれて死んだってニュースがあったな。来年の干支なのに、こりゃ2014年なにかよからぬ大事件が起きるっていう、お告げかもしれませんぜ。

毒グモに噛まれたといえば、やはりスレイヤーのギタリスト、ジェフ・ハンネマンの死が悔まれます。もう最近はスレイヤーの音楽から遠ざかっていたので、ジェフの訃報を聞いた時はメチャメチャショックというわけではなかったのですが、やはりスラッシュ界きっての偉大なリフメイカーであったことは紛れもない事実だし、私も大いに影響を受けた。

Jeff Hanneman R.I.P



今年行ったライブを振り返ってみますと、TTF、The Crimson Project、TICA、VAN HALEN、サマソニ、人間椅子、筋肉少女帯、KISS、Perfumeくらいだったか。
正直、印象に残ったライブは皆無に近いんだが(もう俺ライブを楽しめない人間になったのかも)、灼熱地獄のサマソニで、人生初となったMETALLICAのライブがやっぱモッシュとかヘッドウォーキングとかして一番楽しかったかな。やっぱスラッシュのライブはいいもんだ。
メタリカにとっても今年はデビューして30周年という節目の年。私のフェイバリットアルバム『KILL 'EM ALL』完全再現とかひそかに期待してたんだけど。
で、今月ついに前人未到の南極ライブも敢行しちゃいましたしね。ほんまアホとしかいいようがありませんわ。
まぁ客(一部の金持ちとスタッフか?)はあんな至近距離からメタリカのライブを楽しめてさぞご満悦のことだったろう。

Metallica - Freeze 'Em All: Live in Antarctica (FULL CONCERT) [HD]


じゃあ次回は意表をついて、うちの近所の古墳公園でってのはどうですかい?たぶんまだ誰もやったことないと思うし。
いにしえの墓の前でライブってのも乙なもんですぜ。“Master Of Puppets”とかやったら絶対映えると思う。




そういや、南極ライブの客席の中に、ウミユリ状の先住種族の姿はなかったな。
あの古きものどもは、やはり人間に知られることなく氷の遥か下の墓で眠っているのかしら。

<古きもの>といえば、世界的に有名な評論家であり、作家のコリン・ウィルソンさんが、今月5日に亡くなられたことをしばらく経ってから知りました。
つか、最近まで生きていらっしゃったことも知りませんでした。
ちょうど、彼のクトゥルー神話もの『古きものたちの墓』を読んでいるところだったので、感慨深いものがありました。
コリン・ウィルソンのことは、過去の記事にも書いてるし、また別枠で追悼記事を書こうと思ってるが、この人の文章は専門家的でいささかテンポが悪く(昔購入した『オカルト』っていう著書も途中で放り出した)、おまけに本にコーラをぶちまけてヨレヨレになったのも手伝って、このクトゥルーものをなかなか読み進めないでいた。
つかこの人、もともと評論家でエッセイストだし、宇宙的な神話向きの作家ではないのだと思う。
でも、ま、先週この作品をイオンのトイレの個室にて読了できたことは、彼へのせめてもの手向けになったのではないかと。
今頃はコリン星で、ラヴクラフト御大とダーレス編集長とで、明晰夢討論でもやっていることでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

Colin Wilson R.I.P



今日の昼下がりの午後、この古色蒼然たる古墳公園の周りを散策していると、どこからともなく一匹の猫が這い寄ってきた。
そして私がカメラを向けると、歩みを止め「はい、どうぞ」とばかりにすましてくれるではないか。



いやはや、なんとも不可思議で異界的な場所である。それでいてなんだか懐かしいような居心地のいい場所でもあるのだ。
実はここいらは猫たちの楽園的な場所で、彼らもあまり人を恐れない。
私は、このかつて山だった住宅地のどこかにウルタールへ通じる異次元の扉があって、猫たちはそこからやってくるのではないかと思っている。
いや、本当はここがウルタールなのであって、異次元に迷い込んだのは、実はこの私自身だったのかもしれない。
だからここいらの住民たちは、誰も猫に危害を加えようとはしない。

ウルタールでは何人たりとも猫を殺してはならないと、今月初めのクトゥルフ神話試験にも出てたもんね。



ほんじゃ、ま、よいお年を。


今日の1曲:『SUMMER OF 69』/BRYAN ADAMS

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