先日、テレビつけたら『ザ・ピンモネア』がやっていて、鳥居みゆきさんが出てたので思わず見入ってしまったんやけど。
なんか決められた舞台設定のシチュエーションコントみたいなやつ?
彼女のキワモノ的なキャラ芸は正直苦手やったんですけど、結構芸の引き出しもってはる人やったんやなぁ~って感心してしまいました。
特にFINALステージは見事!プライバシー音声のモノマネ技とかもやってはって自分的にはけっこうウケたんですけど、会場ではあれが全然ウケなくて、「手ごわいやつら」みたいな苦笑いの表情をした瞬間が一番ウケてましたね。
ああいうキャラの人が一瞬素を出す瞬間がおもろいんだと思います。
それにしても、鳥居みゆきって人はなかなかアドリブもきくし、あの暴走キャラで他の芸人をイジってあげるという気配りまで持ち合わせてるんだから、彼女の懐の深さ、そして頭の回転の早さには脱帽するしかないですね。
あとちょっとマニアックなネタをブッこんでくるところなんかもいい。
指を四角の形にして「キューブ!」って叫んだのには思わず吹き出してしまいました。
これってみんなわかるんかいなと。
ソリッドシチュエーションコント?
ああいうところに彼女の奥の深さを感じましたねぇ。
映画『CUBE』は私も当時衝撃を受けた大好きな映画で、1997年制作のソリッドシチュエーションの最高傑作ともいうべき当時大ヒットしたカナダ産サイコスリラー映画で、ま、映画好きの人ならだいたいの人が観たことあるかと思います。
ある日、なんの繋がりもない男女6人が、いくつもの立方体(キューブ)で構成され、様々な殺人トラップが張り巡らされた謎の迷宮部屋に突如放り込まれ、そこからの脱出劇を描いたものなんですが、立方体の密室での得体の知れない雰囲気もさることながら、極限状態に追い込まれた人間の深層心理が巧みなまでに浮き彫りにされていく、手に汗握る戦慄の衝撃作なのです。
最初から最後までほとんど立方体の部屋で物語が展開され、『SAW』みたいに仕掛け人によるルール説明とかは一切出てこない。
キャストもハリウッドの華やかな顔ぶれはなく、ほぼ無名役者陣を使っていて(全員カナダ人?)、そこがまた新鮮味があってよいところで、みんなそれぞれ実にいい顔をしてる。
そういう低予算でシンプルな状況設定で、本当に怖いのは人間の奥底に潜むドス黒い狂気であること、そして外の社会になんの目的も見出せなくなった者の虚脱感や絶望といったものをイヤというほど思い知らされるのだ。
そしてそんな人間の心理状態に関係なく、冷徹に作動し続ける無機質な立方体の恐怖!
この映画は当時けっこう話題になり、違う監督らが続編を次々と撮りだしたけど、ま、本作一本で十分だと思います。
まぁこの映画一本観てもらえば、乱発続編映画『SAW』が“『CUBE』より凄いらしい!”なんてことはないとわかるかと思います。
オススメ度:★★★★★
今日の1曲:『IN THE CUBE』/ FISHBONE
なんか決められた舞台設定のシチュエーションコントみたいなやつ?
彼女のキワモノ的なキャラ芸は正直苦手やったんですけど、結構芸の引き出しもってはる人やったんやなぁ~って感心してしまいました。
特にFINALステージは見事!プライバシー音声のモノマネ技とかもやってはって自分的にはけっこうウケたんですけど、会場ではあれが全然ウケなくて、「手ごわいやつら」みたいな苦笑いの表情をした瞬間が一番ウケてましたね。
ああいうキャラの人が一瞬素を出す瞬間がおもろいんだと思います。
それにしても、鳥居みゆきって人はなかなかアドリブもきくし、あの暴走キャラで他の芸人をイジってあげるという気配りまで持ち合わせてるんだから、彼女の懐の深さ、そして頭の回転の早さには脱帽するしかないですね。
あとちょっとマニアックなネタをブッこんでくるところなんかもいい。
指を四角の形にして「キューブ!」って叫んだのには思わず吹き出してしまいました。
これってみんなわかるんかいなと。
ソリッドシチュエーションコント?
ああいうところに彼女の奥の深さを感じましたねぇ。
映画『CUBE』は私も当時衝撃を受けた大好きな映画で、1997年制作のソリッドシチュエーションの最高傑作ともいうべき当時大ヒットしたカナダ産サイコスリラー映画で、ま、映画好きの人ならだいたいの人が観たことあるかと思います。
ある日、なんの繋がりもない男女6人が、いくつもの立方体(キューブ)で構成され、様々な殺人トラップが張り巡らされた謎の迷宮部屋に突如放り込まれ、そこからの脱出劇を描いたものなんですが、立方体の密室での得体の知れない雰囲気もさることながら、極限状態に追い込まれた人間の深層心理が巧みなまでに浮き彫りにされていく、手に汗握る戦慄の衝撃作なのです。
最初から最後までほとんど立方体の部屋で物語が展開され、『SAW』みたいに仕掛け人によるルール説明とかは一切出てこない。
キャストもハリウッドの華やかな顔ぶれはなく、ほぼ無名役者陣を使っていて(全員カナダ人?)、そこがまた新鮮味があってよいところで、みんなそれぞれ実にいい顔をしてる。
そういう低予算でシンプルな状況設定で、本当に怖いのは人間の奥底に潜むドス黒い狂気であること、そして外の社会になんの目的も見出せなくなった者の虚脱感や絶望といったものをイヤというほど思い知らされるのだ。
そしてそんな人間の心理状態に関係なく、冷徹に作動し続ける無機質な立方体の恐怖!
この映画は当時けっこう話題になり、違う監督らが続編を次々と撮りだしたけど、ま、本作一本で十分だと思います。
まぁこの映画一本観てもらえば、乱発続編映画『SAW』が“『CUBE』より凄いらしい!”なんてことはないとわかるかと思います。
オススメ度:★★★★★
今日の1曲:『IN THE CUBE』/ FISHBONE
鳥居さんにはなんか笑いを求めるというより、珍しいもの見たさで注目してしまいますね。
けっこうクセになります。
今の舌足らずなキャラより、昔の破滅型演技派のキャラの方が好きです。
検索してたら見覚えのある表紙だったので、懐かしくなってしまって
鳥居みゆき、惚れたでしょ?