京都駅前のT・ジョイとかいうシネコンで、3年前不慮の追突事故で記憶障害を負ったディジュリドゥ奏者GOMAのドキュメント映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』の舞台挨拶があるということをタイミングよく知ったので、観に行ってきました。
3D映画は数年前に観た『アバター』以来。こいつを観たときは、飛び出す絵本程度の3D効果に一体なんの意味があるのか?と失望感にかられたけど、今回は心から3D映画を楽しめたという感じだった。
(ちなみに、『アバター』のスタッフの弁当代くらいの製作費なんだとかw)
チケ代が少しは浮くかなと思って、アバター時購入させられた3Dメガネを持参したけど、まったくもって転用不可だった。
この劇場には、座席に3Dメガネホルダーまで完備されていた!つか、単なる荷物かけか?
本作品は、昨今けっこう上映されてきてる“映像ライブ”(最近でいうとツェッペリンの『祭典の日』)の様相を呈しており、終始、演奏者に3Dが施されたもの。
GOMA氏のライブは、ダブ・イベントで過去に何回か拝見しており、ディジュリドゥの演奏スタイルそのものはわりと地味な印象を受けたのだが、本映像では、どの楽器よりもボディの長さを誇っているだろうと思われる筒状のディジュリドゥが、画面からニュ~~~と突き出てきて、それがグルーヴィな音色とともに鑑賞者に迫ってくるという、この不可思議な臨場感は、生ライブではちょっと体感できない迫力だった。
バックを固めるリズム隊「The Jungle Rhythm Section」の躍動感あるリズムセクションも凄まじくカッコよい!メンバーをパっと見て、見覚えのあるミュージシャンが2名。ドラムは近年Coccoのバックで叩いていた椎野恭一氏。カウベル主体のパーカスを務めるのは、Little Tempoの田鹿健太氏だ。
圧巻の演奏が終わる度に、映画館であることを忘れて本能的に拍手してまいそうになったのは、きっと私だけではないハズ。
GOMA氏のこの度の記憶障害という苦悩は、我々健全な者にとっては計り知れないものだが、GOMA氏がディジュリドゥを無心に演奏する姿にはとてつもない生命力が溢れており、その躍動感あふれるパフォーマンスを、立体感を持って前面に映し出し、その背後に過去の記憶や、事故後、GOMA氏が衝動的に描き始めたというサイケデリックな点描アートがフラッシュバックするという、3D効果を疑似体験的かつアートフルに施したこの斬新なアイデアは、見事というほかない。
舞台挨拶後にサイン会も催され、個人的にはなんだかレコ発イベントのノリだったな。
パンフレットには、GOMA氏の事故後の直筆の日記や点描画、映画で使用されたメモリアル写真などが掲載されている。
ディジュリドゥという楽器に関して言及すると、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの民族楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られる管楽器、ってのは今更説明するまでもないと思いますが、有名どころでは、ジャミロクワイのデビュー曲“いつになったら気づくんだい”のイントロで鳴り響いているアレです。
GOMA氏個人の作品は持ってないけど、私の所持してるものを紹介するなら、Likkle Maiさんの1stソロアルバム『Roots Candy』の1曲目“My Old Flame”で、GOMA氏のスピリチュアルなディジュリドゥの音色を聴くことができる。
フラッシュバックメモリーズ[3D]予告
オススメ度:★★★★
今日の一曲:『My Old Flame』/ Likkle Mai
3D映画は数年前に観た『アバター』以来。こいつを観たときは、飛び出す絵本程度の3D効果に一体なんの意味があるのか?と失望感にかられたけど、今回は心から3D映画を楽しめたという感じだった。
(ちなみに、『アバター』のスタッフの弁当代くらいの製作費なんだとかw)
チケ代が少しは浮くかなと思って、アバター時購入させられた3Dメガネを持参したけど、まったくもって転用不可だった。
この劇場には、座席に3Dメガネホルダーまで完備されていた!つか、単なる荷物かけか?
本作品は、昨今けっこう上映されてきてる“映像ライブ”(最近でいうとツェッペリンの『祭典の日』)の様相を呈しており、終始、演奏者に3Dが施されたもの。
GOMA氏のライブは、ダブ・イベントで過去に何回か拝見しており、ディジュリドゥの演奏スタイルそのものはわりと地味な印象を受けたのだが、本映像では、どの楽器よりもボディの長さを誇っているだろうと思われる筒状のディジュリドゥが、画面からニュ~~~と突き出てきて、それがグルーヴィな音色とともに鑑賞者に迫ってくるという、この不可思議な臨場感は、生ライブではちょっと体感できない迫力だった。
バックを固めるリズム隊「The Jungle Rhythm Section」の躍動感あるリズムセクションも凄まじくカッコよい!メンバーをパっと見て、見覚えのあるミュージシャンが2名。ドラムは近年Coccoのバックで叩いていた椎野恭一氏。カウベル主体のパーカスを務めるのは、Little Tempoの田鹿健太氏だ。
圧巻の演奏が終わる度に、映画館であることを忘れて本能的に拍手してまいそうになったのは、きっと私だけではないハズ。
GOMA氏のこの度の記憶障害という苦悩は、我々健全な者にとっては計り知れないものだが、GOMA氏がディジュリドゥを無心に演奏する姿にはとてつもない生命力が溢れており、その躍動感あふれるパフォーマンスを、立体感を持って前面に映し出し、その背後に過去の記憶や、事故後、GOMA氏が衝動的に描き始めたというサイケデリックな点描アートがフラッシュバックするという、3D効果を疑似体験的かつアートフルに施したこの斬新なアイデアは、見事というほかない。
舞台挨拶後にサイン会も催され、個人的にはなんだかレコ発イベントのノリだったな。
パンフレットには、GOMA氏の事故後の直筆の日記や点描画、映画で使用されたメモリアル写真などが掲載されている。
ディジュリドゥという楽器に関して言及すると、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの民族楽器で、シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られる管楽器、ってのは今更説明するまでもないと思いますが、有名どころでは、ジャミロクワイのデビュー曲“いつになったら気づくんだい”のイントロで鳴り響いているアレです。
GOMA氏個人の作品は持ってないけど、私の所持してるものを紹介するなら、Likkle Maiさんの1stソロアルバム『Roots Candy』の1曲目“My Old Flame”で、GOMA氏のスピリチュアルなディジュリドゥの音色を聴くことができる。
フラッシュバックメモリーズ[3D]予告
オススメ度:★★★★
今日の一曲:『My Old Flame』/ Likkle Mai
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