ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』をさっそくレンタルして鑑賞しやしたぜ。
つーかこの映画って、相当古い映画っていうイメージがあって、一部のSFマニアの間だけに支持があるんだろうと勝手に思ってたんですが、それは1952年製作の『遊星よりの物体X』の方であり、カーペンターが監督したのは1982年製作の、いわばリメイク版であり上映当時はそこそこの話題作だったみたいですねぇ。
この年は、私が低学年の時に劇場で初めて見た洋画『E.T.』なんかも上映された頃だったんですね。幼少の頃からこの映画タイトルは聞いたことあったと思うんですが、当時かなりのビビリだったんで多分この類のポスター見るのも忌避しておったと思います。
まぁ先日、キャンベルJrの原作読んだので、だいたいの粗筋は把握しておったワケなんですが。
本作は、氷塊の中から解き放たれた“物体X”が、すでにノルウェー南極基地で一騒動起こした後の、シベリアンハスキー犬に憑依した姿で別のアメリカ南極基地に向かっているシーンから始まる、いわゆる原作からの後日譚という設定。
とはいうものの、登場人物の名前はほぼ原作と一緒で、ストーリー展開もかなり原作に添ったものでした。
疑心暗鬼に陥った隊員たちの心理描写や、物体Xのグロ変態シーンにいたるまで、監督が原作の要となる部分を余すことなく忠実に描き出そうという意気込みがもの凄く感じられる見事な完成度を誇ってました。
滴るゼリーの液体や、顔を歪ます装置、マペット技術などを駆使した当時のSFX特殊効果は、今となっては多少の古くささを感じさすものの、そのグロテスク効果は絶大で、80年代後半くらいから使われだした安っぽいCG合成映像や、アニメーションと区別のつかない現代の味気ないコテコテのCG映画よりはるかに強烈なインパクトがあり、この作品に対する監督のただならぬ思い入れと情熱を感じとることができました。
あと、オープニングから流れる、これから起こるなにやら不吉な予兆を感じさせる、ゴブリン、あるいはピンク・フロイドあたりが演ってそうな不穏な雰囲気のBGMがよいね~!
ボンボンッ ボンボンッ・・・・ていうあのベース音!
エンディングでも、この後の人類の行く末に暗い影を落としていく、なんともダークな後味の悪さをこのベース音が効果的に表現していますよね。
こいつが今みたいに頭悪そうなラウドロックやコア系だったら台無しだからね。
本作は主人公が若かりし頃のカート・ラッセルで、モジャ髭面が実によく似合ってました。
で、今夏上映の『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の主人公がメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
この二人は私のフェイバリット映画『デス・プルーフ』で共演してるってことで、個人的に感慨深いものを感じてしまったんですが、『ファーストコンタクト』は、その“物体X”が氷塊から発見されたノルウェー南極基地での前日譚が描かれてるとのこと。
つまり、原作により忠実ってことなのかな?(燃え上がる赤い三つの目とか、蠢く蛆虫のような青い髪の毛とか)。でもカーペンター監督がかなり原作に忠実に映像化してしまったからなぁ~、ちょっとこれ以上料理しようがない気もするんですが。
でもなんか気になって仕方がないので、映画館に観に行こうかと思ったんやけど・・・・
近畿圏ではもうどこの劇場もやっとらへんやんけ!
は~あ、俺の人生全てが思い通りにいかねぇな。
オススメ度:★★★★
今日の1曲:『遥かなる影』/ Carpenters
つーかこの映画って、相当古い映画っていうイメージがあって、一部のSFマニアの間だけに支持があるんだろうと勝手に思ってたんですが、それは1952年製作の『遊星よりの物体X』の方であり、カーペンターが監督したのは1982年製作の、いわばリメイク版であり上映当時はそこそこの話題作だったみたいですねぇ。
この年は、私が低学年の時に劇場で初めて見た洋画『E.T.』なんかも上映された頃だったんですね。幼少の頃からこの映画タイトルは聞いたことあったと思うんですが、当時かなりのビビリだったんで多分この類のポスター見るのも忌避しておったと思います。
まぁ先日、キャンベルJrの原作読んだので、だいたいの粗筋は把握しておったワケなんですが。
本作は、氷塊の中から解き放たれた“物体X”が、すでにノルウェー南極基地で一騒動起こした後の、シベリアンハスキー犬に憑依した姿で別のアメリカ南極基地に向かっているシーンから始まる、いわゆる原作からの後日譚という設定。
とはいうものの、登場人物の名前はほぼ原作と一緒で、ストーリー展開もかなり原作に添ったものでした。
疑心暗鬼に陥った隊員たちの心理描写や、物体Xのグロ変態シーンにいたるまで、監督が原作の要となる部分を余すことなく忠実に描き出そうという意気込みがもの凄く感じられる見事な完成度を誇ってました。
滴るゼリーの液体や、顔を歪ます装置、マペット技術などを駆使した当時のSFX特殊効果は、今となっては多少の古くささを感じさすものの、そのグロテスク効果は絶大で、80年代後半くらいから使われだした安っぽいCG合成映像や、アニメーションと区別のつかない現代の味気ないコテコテのCG映画よりはるかに強烈なインパクトがあり、この作品に対する監督のただならぬ思い入れと情熱を感じとることができました。
あと、オープニングから流れる、これから起こるなにやら不吉な予兆を感じさせる、ゴブリン、あるいはピンク・フロイドあたりが演ってそうな不穏な雰囲気のBGMがよいね~!
ボンボンッ ボンボンッ・・・・ていうあのベース音!
エンディングでも、この後の人類の行く末に暗い影を落としていく、なんともダークな後味の悪さをこのベース音が効果的に表現していますよね。
こいつが今みたいに頭悪そうなラウドロックやコア系だったら台無しだからね。
本作は主人公が若かりし頃のカート・ラッセルで、モジャ髭面が実によく似合ってました。
で、今夏上映の『遊星からの物体X ファーストコンタクト』の主人公がメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
この二人は私のフェイバリット映画『デス・プルーフ』で共演してるってことで、個人的に感慨深いものを感じてしまったんですが、『ファーストコンタクト』は、その“物体X”が氷塊から発見されたノルウェー南極基地での前日譚が描かれてるとのこと。
つまり、原作により忠実ってことなのかな?(燃え上がる赤い三つの目とか、蠢く蛆虫のような青い髪の毛とか)。でもカーペンター監督がかなり原作に忠実に映像化してしまったからなぁ~、ちょっとこれ以上料理しようがない気もするんですが。
でもなんか気になって仕方がないので、映画館に観に行こうかと思ったんやけど・・・・
近畿圏ではもうどこの劇場もやっとらへんやんけ!
は~あ、俺の人生全てが思い通りにいかねぇな。
オススメ度:★★★★
今日の1曲:『遥かなる影』/ Carpenters
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