AMASHINと戦慄

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踊る一寸法師 前夜

2022年04月11日 | 二酸化マンガ
明日、会社を早退して人間椅子のライブに行くことを決意したのは・・・

そう、今回の企画が『踊る一寸法師』再発を記念してのツアーだからに他ならない。
先週から青森Quarterでのライブを皮切りにすでにツアーの真っ最中である。

昨年の11月に、なんとあの幻の1995年の超名盤、5th『踊る一寸法師』が再発されるという、日本国民にとってこれほどラッキーな事があろうかと思われるほどのリイシューが実現した。
まぁ実は14年前にも再発されているんですけどね。

右は1995年11月、京都の磔磔で行われたレコ発ライブを観に行った時購入した『踊る一寸法師』ステッカー。
今回のツアーでこいつも再発されるんだってね。



あの時のライブは、人間椅子がインディーズに身を落としてからの関西での初のライブで、しかもアルバムが出る前だったので全曲全くあずかり知らん状態でのお披露目ライブだった。
CDは確か会場ですでに売ってたのでそこで買ったんだっけ?

磔磔は満員になると、もう演者が顔だけしか見えなくなる状態の、鑑賞しづらいハコなんであるが、この頃の人間椅子のライブはいつでもスッカスカ状態で、もう本当に見やすくて、もともと酒蔵だった建物を改築した土蔵のようなハコで、これ以上相応しい会場もないんじゃないかというくらい人間椅子にマッチしていた。




「暗い日曜日」、「エイズルコトナキシロモノ」、「三十歳」などを演奏してたのは、なんとなく覚えている。
「三十歳」の3番では、当時ドラマーだった土屋巌氏の貴重な生歌を聴くことができた。
確かこの時から人間椅子のドラマーは、1曲はリードで歌わなければならないという風習が定着したんだと思われる。
つか今回この「三十歳」は披露されるのだろうか?年齢変えて演るとか?

そして、こん時のハイライト、「踊る一寸法師」のオドロオドロのあやかしのドゥームナンバーが披露され、鈴木氏の狂笑、和嶋氏奏でるおぞましのヒズムギターがあまりにも鬼気迫るもので、ハコの雰囲気も相俟って、会場全体が凍りついたような戦慄に包まれたあの光景は、今でも脳に焼きついている。
あれは、まさしくホラーだった。



さて、今回の『踊る一寸法師』再発記念にあたって、全曲再現されるのかは定かではないが、タイトル曲「踊る一寸法師」が披露されることは、まず間違いないだろう。
この曲は、言わずもがな、江戸川乱歩の短編小説『踊る一寸法師』を見事に音像化したものである。

子供の身体に大人の顔を乗せたフリークとして、洋邦とわず、サーカス団、あるいは見世物小屋には付きものの一寸法師。
今の世では、倫理的に大いに物議を醸しそうであるが、乱歩先生はそれを、醜悪で悪魔的な存在に仕立て上げ、身の毛もよだつ復讐魔の狂気を描いている。

『踊る一寸法師』は、春陽堂から刊行されてる江戸川乱歩文庫シリーズの『陰獣 他三編』に収録されているが、乱歩亡き後も、様々な分野のクリエイターさんたちによって色々な媒体でリメイクがなされているので、今回の人間椅子のライブに行く前に、そのオドロオドロしい世界観を味わっておくのもいいかもしれない。




カルト映画界の巨匠、石井輝男監督の2001年作『盲獣VS一寸法師』というインディーズ映画は、私が衝撃を受けた作品のひとつ。
乱歩の『盲獣』と『踊る一寸法師』とをミックスさせたもので、そこで当時でいう“片端者”同士を猟奇的な犯罪で競わせるといった、大胆不敵なエログロ趣向を極めた変態映像作品である。
一寸法師役はリアルな侏儒であるリトル・フランキー氏が演じており(声はオーバーダブ)、哀愁感漂わすあの独特の雰囲気はなかなか印象深くて素晴らしいのだが、いかんせん踊ってはいなかった。




そして、この乱歩の『踊る一寸法師』を唯一無二の画力でもってマンガ化させたのが、やはりカルト漫画の巨匠、丸尾末広先生で、この作品は『乱歩パノラマ丸尾末広画集』に特別収録されている。




はじまり、はじまりぃ~



あはははははははははははははは



ドン ドン ドン



ほほほほほほほほほほほほほほほ




しまった、こんなことしてたら、もう朝になってもーた!

それではみなさま、今宵Umeda TRADにて!

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