今年2月から始まった『Cocco 25周年ベストツアー2023 ~其の2~』。
昨年、その全貌が発表され、新潟や岩手、静岡など、割と偏狭な地域の会場が選ばれてる中、ギョっとなったのが滋賀の会場があるということ。
しかもGW前のツアー最終日。
大阪の伝説的でデラックスな会場フェスティバルホールも魅力的ではあったが、私はなぜか滋賀のびわ湖ホール一本に絞って先行予約にエントリーし、見事当選。
レアな地でのCoccoライブ千秋楽。
しかし、なんで滋賀?
皆目見当がつかず本当に不思議だったが、なんかプレミアムで特別なライブになりそうで、当選通知受けてからの約6ヶ月間、非常に楽しみにして待ってた。
滋賀までは家から車だと1時間ちょいぐらい。
ま、電車で行ってもそのぐらいで、駐車場代を気にしたくなかったので電車で行くことに。
当日はまぁまぁ晴れててよかった。
琵琶湖は若い頃よく湖水浴とかで遊びに訪れてた。
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール。
大津駅から徒歩20分くらい。周りにはあまりなんもない。
昨年のプロムツアーの時の失敗を踏まえ、今回は開場の約4時間前に会場に着いて、とりあえず先行物販の列に並んだ。
でもよく考えたら、ツアーグッズどんなのがあるのか知らなくて、スマホで確認したらそれほど欲しいモノがなかった。
まぁガチャガチャ2回くらいできたらいいかなと。
ただ、先行物販開始時間まで3時間待たなければならないと知ったときは気が遠くなってぶっ倒れそうになった。
開演は17時だし、また飯食ったり茶飲んだり琵琶湖岸を散歩したりする時間がなくなりそうだった。
もう行列から離脱してしまおうかどうかと途方に暮れてたその時、近くに並んでいた大阪から来たという姉妹組の方が、「チョコ食べます?」と声をかけてきて、前後のファンにもチョコを配りだす。
そこで内気なファン同士が一気に打ち解けて、Cocco談義で盛り上がるという、今までにない奇跡的な和が出来上がった。3時間の待ち時間もあっという間だった。
う~む、アメちゃんではなかったが、やはり物怖じしない大阪人パワーおそるべし!
これは、あのMVで使われたピンクの段ボールカーではないか!
グッズ購入してから開演までもう1時間くらいしかなかったので、ホール内の琵琶湖を見晴るかす眺めのいいカフェで昼食を食うつもりが、時間帯的にランチメニューはやっておらず。
ライブの日くらいは特別に用意しといてほしかったな。
慌てて外に食いにいったが、ほんと周囲なんもない。やはり滋賀って感じ。
席は会場のHPで調べてみると、1階のまぁまぁ後ろの左寄りの席で、超先行予約でとってもここかぁ・・・って残念に思ってたけど、フェスティバルホールなんかと比べてやっぱ地方のホールはキャパがグッと縮まって、席についてみるとそれほど落胆する席でもなかった。
そしていよいよ開演。
まず、興奮させられたのが、2000年のラプンツェルツアーの出囃子で使われたADIEMUSの「魂の歌」が流れた事!!
え?まさか23年前の再現か!?
「けもの道」がくるのか!?
・・・と期待したんだが、ギターのハウリング音も鳴らなく、しばらく間が空いて、Coccoが普通に出てくるという。
なんじゃそら!この高まった緊張感をどうしてくれる!
そして一曲目もう「強く儚い者たち」って、なんか思てたんと違う。
その後、「焼け野が原」、「樹海の糸」、「Raining」と、まさにベストツアーな出し惜しみなしのシングル曲オンパ。
まぁ「あなたへの月」からの~「ベビーベッド」ってのは、本来なら興奮するところだったんだが、実は先日SNSでこの流れの事を知ってしまっていてほんと不覚だった。
「ポロメリア」はCoccoがあんなにディーバーに歌い上げるのビックリしたなぁ、なんか違う気もするけどこんなヴァージョンもレアということで。
「もくまおう」をライブで初めて聴けたのはよかったし、半分くらいは初期の曲でよかったんやけど、ちょっとベタすぎたかなと。
復帰後の楽曲は逆にあまりピンとくるものがなく、半分くらいがなんでこの曲?って感じだった。
そもそも復帰後って何がベストなのか?何が名曲なのか曖昧なんだよな。
個人的には『エメラルド』の曲をもっと聴きたかったかな。
復帰後の曲って、Coccoがやけに艶めかしく歌う曲が比較的増えたような気がするけど、最近Coccoのコスプレ?で話題の「お望み通り」もそういう歌い方がただしたいだけという感じ。
この曲の時のディスコちっくな照明と演奏はおもしろくて、根岸氏刻むベースラインとかキッスの「I Was Made For Lovin' You」を思い浮かべてしまった。
なんか同じような曲調のが続き、中弛み気味のところでの「音速パンチ」はだいぶテンション上がった。
この曲はバンド演奏がいいよね。なんか楽しそうで。
終盤で、Coccoが今回滋賀の地でライブをやる経緯を語りだした。
そのキッカケというのは、この日もだいぶCoccoにフィーチャーされてたコスチュームデザイナーの前嶋章吾氏の存在。
彼は2016年に、CoccoのMVに自分の衣装が採用されたことを機にステージ衣装も任されるようになったのだとか。
「藍色血潮「沖縄のウタ拝2016」より」
彼の夢はいつかフジロックに出演するようなアーティストの衣装をデザインすることだった。
すると2017年、フジロックにCoccoの初出演が決定するという。
Coccoは自分の夢は叶わなくとも、他の人の夢を叶えれた事、その夢が実現する瞬間に立ち会えたことに意義を感じれたんだとか。
前嶋章吾氏は滋賀県生まれ。
そして彼は滋賀県の成安造形大学でデザインを学んだ。
Coccoはツアーの移動の新幹線の中で、前嶋氏がいつも滋賀県の方向を見つめながら「僕の生まれ故郷なんですよ~」と、いつも望郷の念を抱いていることを気にかけており、いつか滋賀県でライブがしたい!と思ったのだそうだ。
ちなみにCoccoは前嶋氏に出会うまで滋賀県てどこ?って感じで、琵琶湖が滋賀県にあることすら知らなかったんだとか。
会場のロビーに飾られてあったのぼりは地元の中学生の手作りだとか。
滋賀県にまつわる感慨深いMCが終わり、演奏されたのがまさかの「ウナイ」で、想定外過ぎて感情が爆発しそうになった。
個人的には本ライブのハイライト。
正直ここで終わってくれてもよかったんだけど、最後は最新曲「クジラのステージ」で、いろんな関係者スタッフらがステージに出てきて大団円。
ライブ後は、先行物販の行列に並んでいた時、横にいた埼玉県から来た年齢同じくらいの男性の方と、ライブ前盛り上がった続きを京都の蕎麦屋にて。
それにしても、Coccoのライブでこういったオフ会は初めて!
実は前々からこういうの欲しかったんだ。昔のCocco友達とも疎遠になったしね。
今回のライブで一番の収穫だったかもしれない。
今ツアーの途中から加わったCocco直筆サイン入りイテコマスシールもゲット。
昨年、その全貌が発表され、新潟や岩手、静岡など、割と偏狭な地域の会場が選ばれてる中、ギョっとなったのが滋賀の会場があるということ。
しかもGW前のツアー最終日。
大阪の伝説的でデラックスな会場フェスティバルホールも魅力的ではあったが、私はなぜか滋賀のびわ湖ホール一本に絞って先行予約にエントリーし、見事当選。
レアな地でのCoccoライブ千秋楽。
しかし、なんで滋賀?
皆目見当がつかず本当に不思議だったが、なんかプレミアムで特別なライブになりそうで、当選通知受けてからの約6ヶ月間、非常に楽しみにして待ってた。
滋賀までは家から車だと1時間ちょいぐらい。
ま、電車で行ってもそのぐらいで、駐車場代を気にしたくなかったので電車で行くことに。
当日はまぁまぁ晴れててよかった。
琵琶湖は若い頃よく湖水浴とかで遊びに訪れてた。
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール。
大津駅から徒歩20分くらい。周りにはあまりなんもない。
昨年のプロムツアーの時の失敗を踏まえ、今回は開場の約4時間前に会場に着いて、とりあえず先行物販の列に並んだ。
でもよく考えたら、ツアーグッズどんなのがあるのか知らなくて、スマホで確認したらそれほど欲しいモノがなかった。
まぁガチャガチャ2回くらいできたらいいかなと。
ただ、先行物販開始時間まで3時間待たなければならないと知ったときは気が遠くなってぶっ倒れそうになった。
開演は17時だし、また飯食ったり茶飲んだり琵琶湖岸を散歩したりする時間がなくなりそうだった。
もう行列から離脱してしまおうかどうかと途方に暮れてたその時、近くに並んでいた大阪から来たという姉妹組の方が、「チョコ食べます?」と声をかけてきて、前後のファンにもチョコを配りだす。
そこで内気なファン同士が一気に打ち解けて、Cocco談義で盛り上がるという、今までにない奇跡的な和が出来上がった。3時間の待ち時間もあっという間だった。
う~む、アメちゃんではなかったが、やはり物怖じしない大阪人パワーおそるべし!
これは、あのMVで使われたピンクの段ボールカーではないか!
グッズ購入してから開演までもう1時間くらいしかなかったので、ホール内の琵琶湖を見晴るかす眺めのいいカフェで昼食を食うつもりが、時間帯的にランチメニューはやっておらず。
ライブの日くらいは特別に用意しといてほしかったな。
慌てて外に食いにいったが、ほんと周囲なんもない。やはり滋賀って感じ。
席は会場のHPで調べてみると、1階のまぁまぁ後ろの左寄りの席で、超先行予約でとってもここかぁ・・・って残念に思ってたけど、フェスティバルホールなんかと比べてやっぱ地方のホールはキャパがグッと縮まって、席についてみるとそれほど落胆する席でもなかった。
そしていよいよ開演。
まず、興奮させられたのが、2000年のラプンツェルツアーの出囃子で使われたADIEMUSの「魂の歌」が流れた事!!
え?まさか23年前の再現か!?
「けもの道」がくるのか!?
・・・と期待したんだが、ギターのハウリング音も鳴らなく、しばらく間が空いて、Coccoが普通に出てくるという。
なんじゃそら!この高まった緊張感をどうしてくれる!
そして一曲目もう「強く儚い者たち」って、なんか思てたんと違う。
その後、「焼け野が原」、「樹海の糸」、「Raining」と、まさにベストツアーな出し惜しみなしのシングル曲オンパ。
まぁ「あなたへの月」からの~「ベビーベッド」ってのは、本来なら興奮するところだったんだが、実は先日SNSでこの流れの事を知ってしまっていてほんと不覚だった。
「ポロメリア」はCoccoがあんなにディーバーに歌い上げるのビックリしたなぁ、なんか違う気もするけどこんなヴァージョンもレアということで。
「もくまおう」をライブで初めて聴けたのはよかったし、半分くらいは初期の曲でよかったんやけど、ちょっとベタすぎたかなと。
復帰後の楽曲は逆にあまりピンとくるものがなく、半分くらいがなんでこの曲?って感じだった。
そもそも復帰後って何がベストなのか?何が名曲なのか曖昧なんだよな。
個人的には『エメラルド』の曲をもっと聴きたかったかな。
復帰後の曲って、Coccoがやけに艶めかしく歌う曲が比較的増えたような気がするけど、最近Coccoのコスプレ?で話題の「お望み通り」もそういう歌い方がただしたいだけという感じ。
この曲の時のディスコちっくな照明と演奏はおもしろくて、根岸氏刻むベースラインとかキッスの「I Was Made For Lovin' You」を思い浮かべてしまった。
なんか同じような曲調のが続き、中弛み気味のところでの「音速パンチ」はだいぶテンション上がった。
この曲はバンド演奏がいいよね。なんか楽しそうで。
終盤で、Coccoが今回滋賀の地でライブをやる経緯を語りだした。
そのキッカケというのは、この日もだいぶCoccoにフィーチャーされてたコスチュームデザイナーの前嶋章吾氏の存在。
彼は2016年に、CoccoのMVに自分の衣装が採用されたことを機にステージ衣装も任されるようになったのだとか。
「藍色血潮「沖縄のウタ拝2016」より」
彼の夢はいつかフジロックに出演するようなアーティストの衣装をデザインすることだった。
すると2017年、フジロックにCoccoの初出演が決定するという。
Coccoは自分の夢は叶わなくとも、他の人の夢を叶えれた事、その夢が実現する瞬間に立ち会えたことに意義を感じれたんだとか。
前嶋章吾氏は滋賀県生まれ。
そして彼は滋賀県の成安造形大学でデザインを学んだ。
Coccoはツアーの移動の新幹線の中で、前嶋氏がいつも滋賀県の方向を見つめながら「僕の生まれ故郷なんですよ~」と、いつも望郷の念を抱いていることを気にかけており、いつか滋賀県でライブがしたい!と思ったのだそうだ。
ちなみにCoccoは前嶋氏に出会うまで滋賀県てどこ?って感じで、琵琶湖が滋賀県にあることすら知らなかったんだとか。
会場のロビーに飾られてあったのぼりは地元の中学生の手作りだとか。
滋賀県にまつわる感慨深いMCが終わり、演奏されたのがまさかの「ウナイ」で、想定外過ぎて感情が爆発しそうになった。
個人的には本ライブのハイライト。
正直ここで終わってくれてもよかったんだけど、最後は最新曲「クジラのステージ」で、いろんな関係者スタッフらがステージに出てきて大団円。
ライブ後は、先行物販の行列に並んでいた時、横にいた埼玉県から来た年齢同じくらいの男性の方と、ライブ前盛り上がった続きを京都の蕎麦屋にて。
それにしても、Coccoのライブでこういったオフ会は初めて!
実は前々からこういうの欲しかったんだ。昔のCocco友達とも疎遠になったしね。
今回のライブで一番の収穫だったかもしれない。
今ツアーの途中から加わったCocco直筆サイン入りイテコマスシールもゲット。
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