フォローはしてないが、2ヵ月に一回くらい閲覧するサブカル系の方のSNSをふと覗きにいって、当日の2日前くらいに偶然このイベントの情報を知り、京都の一乗寺くんだりまで馳せ参じた。
丸尾末廣 大原画展『麗しの地獄』 サイン会。
本人さんのツイート。
以前も言ってたように、丸尾作品に関してはにわかもいいところだし、丸尾末広先生にしても顔も知らんしそれほど特別な想いを抱いていたわけでもない。
ただ、あの丸尾画伯が京都に来てサイン会を開かれるなんてことは今後滅多にありそうもないことだし、原画も大いに興味そそられるし、グッズもいいのがあるかもしれない。
これは行かない手はないなと。
会場は京都の一乗寺にある「恵文社」という本屋さん。
なんだ、今は亡きじっちゃんの住んでた家の近所じゃないか。
車で行こうかとも思ったが、土曜なので混雑が予想されたので電車で行くことに。
京阪の終点出町柳までいって、そっから叡山電鉄に乗り継ぎ一乗寺へ。
エイデンのワンマン!?なんだかメタル心をくすぐるね。
恵文社はかなり有名な書店らしい。
イギリスのガーディアン紙が2010年に発表した「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一選ばれたことでも知られてるんだとか。
この一乗寺一帯がパン屋やらカフェとかが並ぶオサレな町で、まぁ言うなれば京都の下北沢といったところなんじゃないかと。
もう外装からしてアンティークでオサレ。
客層は3月に映画『地下幻燈劇画 少女椿』を鑑賞しにいった時と同様、若い女の子多め。
芸大の学生とかマンガ家志望者とかガチ丸尾好きのサブカルクソ野郎とかの類かと思われる。
サイン会に参加するかどうかは、現地に行ってから決めようと思っていた。
まだ代表作の『少女椿』を所持してなかったので、これ買って先生にサインでもしてもらおうかなと虫のいいことを考えていたが、やはり高価な画集だけがサイン会参加の対象商品であった。
ただ、この画集、見本品を手にとってパラパラやっていると、もうなんとも魅惑的で惹き込まれてしまう充実した内容で、サインももらえるんだし、こりゃもうこういった機会じゃないとこんな高価な画集なんてなかなか買えるもんじゃないしと思い、すぐさま購入を決意した。
ついに、とうとう買ってしまった。これで私も立派なサブカルクソ野郎。
この画集『丸尾画報』。今までで3回に渡り改編されていて、今回は20ページ増の『DXⅢ』発売を記念してのインストアイベントだった。
ただ、私の購入したのは『DX改Ⅱ』。理由は表紙がよかったから。
これまた赤版と通常版とがあって、最初絶対赤版だと思ってそれ取ってレジに並んでたんだが、前の人が通常版を手に持ってて、「やっぱ通常版のほうがカッコいくない?」て思ってまた引き返して、両方見比べてさんざん迷った挙句通常版の方を選んだ。
先着100名のサイン会参加券をゲットしたはいいが、順番は1時間後だった。
やっぱけっこう時間がかかるらしい。
ので、町のどっかで昼飯食うか茶でもしばきにいくしかなかった。
サブカルクソ野郎どもがサイン待ちで京都のオサレな喫茶に集うという。
時間がきたので書店へ戻る。
サイン会は書店の裏のはなれのオサレなコテージの一室で行われてた。
きっちり10人ずつコテージに入場してサインをもらうというシステムだった。
部屋に入ると、先生がいた。帽子をかぶってグラサンかけた姿で。
机の前にボーっと座ってらっしゃった。
スタッフの方が「せっかくの機会ですので、何か訊きたいことがあれば何でも訊いてもらって」とは言ってくれたものの、別に質問することもなかったし、先生を見てるととても質問に答えてくれそうな雰囲気でもなかったし、人と接するのも苦手そうな感じだった。
てっきり画集の裏の先生の肖像に銀ペンでサインしてもらえるものとばかり思ってたのに・・・・
表紙開いた赤ページのところに有無を言わさず黒マジックで自分のフルネームをなぐり書き。
う~ん、作品とは裏腹にこういうのは全然気どらない人なんだなぁ。
夕方に用事もあったのでサイン会終わったらとっとと家路に向かったが、長年京阪を利用してきて、まさか経由駅である丹波橋に停まらない電車があるとは知らず(特急でも停まるのに)、大きく乗り越して大阪京橋までいくハメになり、べらぼうなタイムロスの間、先ほど購入した画集『丸尾画報DX改Ⅱ』をじっくり堪能することにした。
まぁ私のようなクソ野郎が丸尾末広の描くアートに惹かれるようになったのは、やはり高校のときから聴いていたサブカル系のバンドやら、それキッカケに愛読し始めた江戸川乱歩などのジャケットや表紙に先生のイラストがよく起用されていて、目に触れる機会が多かったからだと思われる。
左から、新潮文庫版『江戸川乱歩傑作選』。筋肉少女帯シングルCD『元祖高木ブー伝説』。Naked City1stアルバム『拷問天国』。
画集にも掲載されていた筋肉少女帯と人間椅子の企画コラボバンド「人間筋肉少女椅子帯」のツアーTシャツデザイン。企画センスの酷さとは裏腹にイラストは絶品。
まぁ丸尾イラストなんて、こういった類のサブカルクソ野郎御用立のものが多いかと思われるが、今回原画展に赴いて意外だったのが、aikoなどのJ-POPアーティストのイラストなんかも手掛けられていたことだ。
もちろん芸能界にも先生のファンは多い。
しょこたんや鳥居みゆきなど、いかにもなサブカル系タレントがそれを表明している。
最近では上坂すみれがCDアルバムのジャケット描いてもらってたな。
チクショウ、うまいことやってんなぁ。
まぁ丸尾先生にイラストを頼めるアーティストなんて、先生のイラストが本当に好き且つそこそこ財力がないと無理やろうけど。
今日の1曲:『スラッシュ・ジャズの刺客』/ Naked City
丸尾末廣 大原画展『麗しの地獄』 サイン会。
本人さんのツイート。
以前も言ってたように、丸尾作品に関してはにわかもいいところだし、丸尾末広先生にしても顔も知らんしそれほど特別な想いを抱いていたわけでもない。
ただ、あの丸尾画伯が京都に来てサイン会を開かれるなんてことは今後滅多にありそうもないことだし、原画も大いに興味そそられるし、グッズもいいのがあるかもしれない。
これは行かない手はないなと。
会場は京都の一乗寺にある「恵文社」という本屋さん。
なんだ、今は亡きじっちゃんの住んでた家の近所じゃないか。
車で行こうかとも思ったが、土曜なので混雑が予想されたので電車で行くことに。
京阪の終点出町柳までいって、そっから叡山電鉄に乗り継ぎ一乗寺へ。
エイデンのワンマン!?なんだかメタル心をくすぐるね。
恵文社はかなり有名な書店らしい。
イギリスのガーディアン紙が2010年に発表した「世界で一番美しい本屋10」に日本で唯一選ばれたことでも知られてるんだとか。
この一乗寺一帯がパン屋やらカフェとかが並ぶオサレな町で、まぁ言うなれば京都の下北沢といったところなんじゃないかと。
もう外装からしてアンティークでオサレ。
客層は3月に映画『地下幻燈劇画 少女椿』を鑑賞しにいった時と同様、若い女の子多め。
芸大の学生とかマンガ家志望者とかガチ丸尾好きのサブカルクソ野郎とかの類かと思われる。
サイン会に参加するかどうかは、現地に行ってから決めようと思っていた。
まだ代表作の『少女椿』を所持してなかったので、これ買って先生にサインでもしてもらおうかなと虫のいいことを考えていたが、やはり高価な画集だけがサイン会参加の対象商品であった。
ただ、この画集、見本品を手にとってパラパラやっていると、もうなんとも魅惑的で惹き込まれてしまう充実した内容で、サインももらえるんだし、こりゃもうこういった機会じゃないとこんな高価な画集なんてなかなか買えるもんじゃないしと思い、すぐさま購入を決意した。
ついに、とうとう買ってしまった。これで私も立派なサブカルクソ野郎。
この画集『丸尾画報』。今までで3回に渡り改編されていて、今回は20ページ増の『DXⅢ』発売を記念してのインストアイベントだった。
ただ、私の購入したのは『DX改Ⅱ』。理由は表紙がよかったから。
これまた赤版と通常版とがあって、最初絶対赤版だと思ってそれ取ってレジに並んでたんだが、前の人が通常版を手に持ってて、「やっぱ通常版のほうがカッコいくない?」て思ってまた引き返して、両方見比べてさんざん迷った挙句通常版の方を選んだ。
先着100名のサイン会参加券をゲットしたはいいが、順番は1時間後だった。
やっぱけっこう時間がかかるらしい。
ので、町のどっかで昼飯食うか茶でもしばきにいくしかなかった。
サブカルクソ野郎どもがサイン待ちで京都のオサレな喫茶に集うという。
時間がきたので書店へ戻る。
サイン会は書店の裏のはなれのオサレなコテージの一室で行われてた。
きっちり10人ずつコテージに入場してサインをもらうというシステムだった。
部屋に入ると、先生がいた。帽子をかぶってグラサンかけた姿で。
机の前にボーっと座ってらっしゃった。
スタッフの方が「せっかくの機会ですので、何か訊きたいことがあれば何でも訊いてもらって」とは言ってくれたものの、別に質問することもなかったし、先生を見てるととても質問に答えてくれそうな雰囲気でもなかったし、人と接するのも苦手そうな感じだった。
てっきり画集の裏の先生の肖像に銀ペンでサインしてもらえるものとばかり思ってたのに・・・・
表紙開いた赤ページのところに有無を言わさず黒マジックで自分のフルネームをなぐり書き。
う~ん、作品とは裏腹にこういうのは全然気どらない人なんだなぁ。
夕方に用事もあったのでサイン会終わったらとっとと家路に向かったが、長年京阪を利用してきて、まさか経由駅である丹波橋に停まらない電車があるとは知らず(特急でも停まるのに)、大きく乗り越して大阪京橋までいくハメになり、べらぼうなタイムロスの間、先ほど購入した画集『丸尾画報DX改Ⅱ』をじっくり堪能することにした。
まぁ私のようなクソ野郎が丸尾末広の描くアートに惹かれるようになったのは、やはり高校のときから聴いていたサブカル系のバンドやら、それキッカケに愛読し始めた江戸川乱歩などのジャケットや表紙に先生のイラストがよく起用されていて、目に触れる機会が多かったからだと思われる。
左から、新潮文庫版『江戸川乱歩傑作選』。筋肉少女帯シングルCD『元祖高木ブー伝説』。Naked City1stアルバム『拷問天国』。
画集にも掲載されていた筋肉少女帯と人間椅子の企画コラボバンド「人間筋肉少女椅子帯」のツアーTシャツデザイン。企画センスの酷さとは裏腹にイラストは絶品。
まぁ丸尾イラストなんて、こういった類のサブカルクソ野郎御用立のものが多いかと思われるが、今回原画展に赴いて意外だったのが、aikoなどのJ-POPアーティストのイラストなんかも手掛けられていたことだ。
もちろん芸能界にも先生のファンは多い。
しょこたんや鳥居みゆきなど、いかにもなサブカル系タレントがそれを表明している。
最近では上坂すみれがCDアルバムのジャケット描いてもらってたな。
チクショウ、うまいことやってんなぁ。
まぁ丸尾先生にイラストを頼めるアーティストなんて、先生のイラストが本当に好き且つそこそこ財力がないと無理やろうけど。
今日の1曲:『スラッシュ・ジャズの刺客』/ Naked City
パノラマ島、少女椿、笑う吸血鬼1・2、瓶詰地獄、新英名二十八衆句、新ナショナルキッド、芋虫
、薔薇色の怪物、画報DXなど持ってます。
一番面白かったのは夢野Q SakuとDDTと笑う吸血鬼1ですね〜。
あましんさんの気に入りそうな本「ソドムの百二十冊」で紹介されてるのを読んで、スターリンの遠藤ミチロウがソロ曲の中で歌詞にしてたな〜とか思い出しながら買い始めました。
江戸川乱歩の小説を漫画化させれば丸尾先生の右に出る人はいませんね。パノラマ島の出来なんて素晴らしいじゃないですか。
それからバタイユ、サド、ボードレール、ランボー、凶悪犯罪(金属バットの一柳展也、フリッツ・ハールマン、ジョン・ゲイシーなど)、怪奇映画などに詳しければパロディ、オマージュ化されたものとして楽しむこともできますね。
いわゆる衒学趣味ってやつですね。僕なんか全然ですが。
私は昔古本屋で丸尾作品立ち読みして軽くひきましたんで。
丸尾作品はイラストレーションにもの凄く魅かれるところがあって、ネットで画像を集めてたくらいです。
そういやスターリンのジャケットに丸尾画が起用されてるのがありますね。
文学や怪奇映画にも全然詳しくないので、オマージュとかも全然わかりません。
ボッシュやダリの作品そのまま使ってるなみたいな背景はわかりましたけど。