AMASHINと戦慄

~STARLESS & AMASHIN BLOG~
日々ブログレッシヴに生きる

帰ってきたOTODAMA ~前編~

2022年05月15日 | コンサート

毎年大阪は泉大津フェニックスで開催される邦楽フェス『OTODAMA ~音泉魂~』は、この度のコロナ禍で開催が2年半も滞っていたのだとか。
ただ、私自身このフェスに参加したのは、実に15年ぶりだったりする。


なので今回、その15年前のOTODAMATシャツを着ていった。



私が行ったのは、子供の日の1日目。

今回は久しぶりの野外フェス参加(2018年日比谷のMDT Festival以来)だったものだから、ホームセンターで折りたたみ椅子とか買ったり、なんかの特典でもらったクーラーボックスだのを用意したりなんかして(はりきってワンタッチテントも購入したが、持ち込み禁止やった!)、これはもう車で行くしかないと。

当日は朝7時半に家を出た。
泉大津など普段は全くといって縁のない処で(15年前に行ったきり)、不案内もええとこだったので、まぁ藤井寺くらいで高速に乗るつもりでその辺の地理だけは予め頭に入れておいて、会場まで車を走らせていたのであるが・・・・

GW最終日の朝だったこともあり、道はガラガラで、またしても私のやっかいな貧乏性が疼きだし、もっと先のインターでええんちゃうか~と藤井寺のインターを通り過ぎ、ナビも搭載してないのに無謀にも己の勘だけで車を走らせ、なんやかんや下道オンリーで泉大津フェニックスまで辿り着いちゃったという・・・
まぁ走行中はチビりそうなほど不安と焦りでいっぱいで、BGMで流していたShocking Blueのご機嫌なナンバーも全然頭に入ってこない状態ではあったが。


先週とうってかわって、当日は見事な晴天に恵まれた。
つか、晴天すぎるっちゅーの!日焼け止めとか用意してへんし!




物販で目ぼしいイベントオフィシャルグッズを購入してから場所とりに。
まぁフジロック級の大規模な野外フェスというわけではないので、テント持ち込み禁止はしゃーないとして、折りたたみ椅子を使っていいエリアまで定められているのは想定外であった。
そのエリアはすでに人が密集しており、いい場所は残ってなかった。




ずっと前に買った不二子F不二夫キャラのレジャーシートやっとこさ活用でけた。



だいたいフェスってのは、観たいアーティスト2~3ありゃいいってもんなんだが、初日のラインナップはちょっと凄いことになっていた。




場所を陣取ってる最中に、オープニングアクトの羊文学という若い女の子3人組?のバンドの演奏が大浴場ステージで始まった。
若い子に人気なのかな?一番手の割にはまぁまぁの人だかりが出来てて盛り上がっていた。


OTODAMAは2ステージ設けられてあって、このフェスのいいところは、ラウドパークと同じく1アーティストごと2ステージ交互に演奏されるので、目当てのアーティストがカブることがなく出演者全てのアーティストを堪能できる。
しかもステージ間がとても近い。移動もすぐできる。
ただ、今回久々に参加して思ったことは、それ故に各アーティストの持ち時間もちょっと短いなと。


まぁ昼くらいまで近くで観たいアーティストもないので早めの腹ごしらえ。
会場で買うとバカ高いので一応ドリンク数本、おにぎり2~3個は持参してきていたが、やっぱ出店のフードを味わうってのもフェスの醍醐味のひとつ。




佐賀屋の丼モノ店でからポン丼の丼抜きをオーダー。うん、美味だった。



メシを食い終わった頃に大浴場ステージでクラムボンのライブが始まったので、せっかくなので近くまで観に行った。
3年前、神戸のQフェスで初めてライブを拝見して、その時は曲全然知らんかったけど、その時にだいぶ印象に残ったのか、大体の曲が聴いたことあるナンバーになってて楽しめた。
CMでお馴染み「ウィスキーがお好きでしょ」が披露されて、「え?」となったが、最近(2020年)クラムボンのが起用されていたんだと今更知る。

なかなかダブでオシャレなアレンジ。



ベースのミト氏がMCで今回のメンツのことを言及してて「裏では同窓会みたいになってる」とのこと。
だろうなぁ~、平成のあの頃、時代を築き上げた猛者たちが「よお、久しぶり!」なんて挨拶交わしたり、ツーショット撮ったり・・・
その様子はあらきゆうこさんのSNSなんかでも窺い知ることができた。


お次は露天風呂ステージで昨年30周年を迎えたというエリート音楽ユニットLITTLE CREATURES。
リトクリ(と勝手に略)はそれこそ20数年前から存在を知ってるんだが、ライブは一度も見たことがなく(いや、あったかな?覚えてない)、Double Famousなどの別プロジェクトや畠山美由紀さんのアルバムプロデュースなどで、彼らの腕の凄さは知っていた。

前方ブロックに赴くと、悲しいかな、柵内はガラガラ。
確かにアウェイ過ぎるやろ・・・・

演者たちはこんな状況には慣れてるといった感じで黙々と演奏を始める。
確かに地味・・・だが、演奏力はハンパない。
一曲も知らなかったけど、もう演奏観てるだけで興奮を抑えきれない。
とくにリズムが素晴らしい。心地よくてオシャレで、自然と体が揺れてくる。
鈴木正人氏のベースワークが圧巻で、今回のベストプレイヤーといっても過言ではなかった。


その後、大浴場で始まったiri(イリ?)はシートに座ってスクリーン観てたけど、ヴォーカルのねーちゃん若めで、やってる音楽はジャミロクワイっぽいというか、ファンキーなブラックミュージックっぽいオシャレヒップホップって感じでええやん。


そして露天風呂ステージでGRAPEVINEが始まるや、大本命であるCoccoをいいポジションで観るべく前方ブロック入口で待機。
意外とあんま人並んでなかったが、フェスになると男子のファンも結構いるんだなということに気づかされた。


あちらのステージではくるりが始まった。Cocco待ちの人も結構ファンいるらしく「この曲きた!」って盛り上がってた。
ドラムはあらきゆうこさんだ。



それにしても、15年前は大トリを務めてたCoccoが、今じゃサブステージの昼時間に格下げとはね・・・・
なんて情けない思いを抱いていたが、15年前の露天風呂ステージってのは、大浴場とかなりの規模の差があったので、勝手にサブステージと思い込んでたんだが、最近はステージの規模はほとんど変わらなくなったんだなぁと。
だから別に露天風呂ステージがサブってワケじゃないんだと。そういう格差はなくなったんだと。

Coccoを真正面から拝めるカメラブースの凸柵の最前を陣取れた。
まさにベスポジ!



とまぁ、盤石の構えでライブに臨んだのであるが・・・・

今回のCoccoは、なんか全然ノレなかった。
Coccoのライブでこんな冷めた気分になったの初めてってくらい。

まず、今回のCoccoの出で立ちにちょっとひいた。
いや、2020年の配信ライブん時と似た黒の衣装だったんだが、なんかSM感が増したような、破廉恥さが際立ったような・・・
で、強風でそれがなびいてカサカサ肌の素足丸出しで、おまけにドピンクの靴下ときたもんだ。
真正面にいながらちょっと直視できず、目のやり場に困った。

一曲目はいきなり代表曲「強く儚い者たち」だったが、なんか横で怪しい様子のオバハンと中年夫婦がライブ中にモメ出しやがった。
中年夫婦の夫の方が非常識にもケータイのカメラ作動させて、オバハンに向かってなにやら大声でゴチャゴチャ言うてる。
ライブに集中できひんわでマジでムカついて、曲が終わったら注意したろうと思ったが、間髪入れず次の曲が始まってしまいそれが叶わなかった。
それでも男の方がまだ大声でなんかホザいとるので、ブチギレ寸前でギロリと男の方を向いて睨んだまでいったが、真正面でCoccoが歌っているので大声で怒鳴るワケにもいかず、グッと堪えるしかなかった。
その内オバハンが折れてどっかに行ってしまい、ようやく沈静化してホッとしたが、何があったかしらんけど、こんなクソみたいな奴らがCoccoファンやと思うとホンマに虫唾が走る思いだった。二度とフェスにくるなと言いたい(and Die!)。

今回はセトリもなんかイマイチで、やっぱ新作の曲はライブ映えしないし、「花柄」とかレアだったけど、なんだかなぁ~・・・
前作の曲「ひとひら」は今回ライブ初披露と思われるが、あの衣装でカチャーシーダンスはちょっとトチ狂ってる感じがした。
あと、昼間のステージってのもいけなかった。Cccooはやっぱ夜に観たい。
ラストのドゥームナンバー「嵐ヶ丘」だけはノレた。Coccoはしてなかったけどこちらは全身ヘッドバングで盛り上がった。



やうやう陽も沈んでいき、OTODAMAは後半戦へ・・・




つづく・・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« みどりの日 | トップ | 帰ってきたOTODAMA ~後編~ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

コンサート」カテゴリの最新記事