AMASHINと戦慄

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踏破あたわざる・・・

2011年03月10日 | ルルイエ異本
横のニンギジッダ通信にも報告した通り、ジェームズ・キャメロン監督製作総指揮/ギレルモ・デル・トロ監督の、H・P・ラヴクラフトの原作を映画化する暗黒神話『狂気の山脈にて』の製作中止を、ユニバーサル映画が正式に決定したそうだ。

倫理規定による年齢にもとづいた視聴制限の対象となり得る、観客の幅が限定されかねないホラー映画なのに、物語のスケールがあまりにもデカ過ぎるため、多額の製作費を要し、ビジネス的にも成立し辛いと判断してのことらしいが・・・
ナサニエル・ダービー・ピックマン財団からの援助金は受けられなかったんかい?

しかしここまで盛り上げといて中止って、そりゃないぜセニョール!!
ユニバーサルのアホー!

『狂気の山脈にて』Trailer



もう、こんな予告編見せられたら楽しみすぎて心躍らされるんも仕方ないっしょ!
私がこの映画化の噂を聞いて、これまで様々な慄然たる冒涜的シーンに思いを巡らしたことは言うまでもない。

ミスカトニック大学付属図書館で、ダンフォースが禁断の魔道書『ネクロノミコン』を冷や汗タラタラで読み耽るシーンや、ウミユリ状の頭部をそなえた<いにしえのもの>のCG再現。
眼のない白色変種の巨大ペンギン。
そして、『ナコト写本』にほのめかされている、凍てつく荒野の未知なるカダス・・・・

そして、あの広範囲に響きわたる、慄然たる笛を吹くような音・・・
そう、あの「テケリ・リ!テケリ・リ!」をどんな風に音声化するのか、非常に楽しみにしていたのに・・・

しかし、この作品3D映画になる予定だったらしいが、スクリーンからテケリ・リ!テケリ・リ!と飛び出してくるショゴスなんか見せられた日にゃ、発狂確実だろうな。


ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、この映画が上映されたあかつきに新設予定していたであろう、絶叫アトラクション「狂気山脈ワールド~ショゴスに乗って未知なるカダスへ行こう~」を断念せざるをえなくなってしまったな。
園内を闊歩する<いにしえのもの>がUSJの新マスコットとなり、彼らと共にウッドペッカー狩りを楽しんだ後、ツーショットを撮ってもらうのが私のひそかな夢だったのに・・・

いにしえのもの



ついでに、人間椅子以外で『狂気山脈』のことについて歌っているけったいなメタルバンドを発見。



PVはほとんどギャグ。バンドは貧乏くささ全開。
ひょっとして、妙な突起物を前に付けた黒いドレスのガニ股女がショゴス?!
まぁ確かにショゴスは必要に応じて任意の形態、器官を構成することが可能なクリーチャーではあるけど・・・

まぁ最近はこういった女性Voを擁したシンフォニック・デスが流行ってるんですね。
正直この手のバンドは門外漢なんだが、このバンドはちょっと初期セルティック・フロストっぽいチープさがあってけっこう好きかも。

今日の1曲:『At The Mountains Of Madness』/ Orphanage

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