新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

「鬼祭」で有名な安久美神戸神明社を参拝する…

2022-09-03 05:09:20 | B級スポット

豊橋と言えば…ちくわとちくわとちくわとちくわとちくわとちくわとちくわとちくわと…市電ですよね???

ということで豊橋駅から市電に乗って

 

市役所前で降りる…

で、前回のブログに綴ったように吉田城址を散策して、吉田神社を参拝して

次に目指したのが

安久美神戸神明社

 

 

R1号線沿いに第一鳥居が…

 

 

鳥居の左側には、由来不明の巨石…

鳥居のそばにあっても、さすがにこれにけ躓く人はいないと思われる…

鳥居をくぐったこのキッチンカーの横にある

案内説明板

 

豊橋神明社の鬼祭りの案内板

豊橋神明社の鬼祭りは、毎年2月10日、11日に行われ、日本の国の始めの神話を田楽に取り入れて神事としたもので、それぞれの所作が物語に裏付けられていて、平安時代から鎌倉時代に流行した田楽を崩さず受け継ぐ貴重な祭りとして国の重要無形民俗文化財に指定されているとか…
 
2月11日に行われる
「赤鬼と天狗のからかい」
赤鬼は荒ぶる神、天狗は武神を表し
荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が双方秘術を尽くして闘い、やがて敗れた赤鬼が償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へ飛び去るとか…

この粉を浴び、飴を食べると厄除となり夏病みせぬと古来言い伝えられているようで…

さてさて、第二鳥居をくぐる駐車場となっている参道の右側に、会館がありまして、

そこには、荒ぶる神である「赤鬼」がいました…

 

身体に比べて、顔が小さいような…

 

 

お手洗いを案内してくれているような…そうでもないような…

 

 

接写!!

 

 

B級スポットマニアの私、この「赤鬼」に…テンションが高まってきたことは間違いない…

 

ではでは、第二鳥居をくぐって、境内へと

 

 

 

まずは、私達国民にとっては、みえないけど「赤鬼」のようなもの??

手水舎で穢れた心、手、さらには、ひょっとしたらへばりついているかも知れない新型コロナウイルスを洗い流して…と

寄ってみれば…ゲゲゲゲ…手を浄めることも、新型コロナウイルスを洗い流すこともできなくなっていました…

 

 

ここは、持参の手指消毒液を使って、シュッシュ!!

ご祭神は天照皇大神さま…これで天照皇大神さまも安心でしょう

手水舎の奥には、神石が祀ってあります…

 

 

さてさて、ここは神社ですが、B級スポットにありがちな顔ハメパネル!!

 

「赤鬼」にも「天狗」にもなれちゃう!!

「赤鬼」になりたいかと言われれば???でしょうけど…

じゃあ、天狗になりたいかと言われれば、

うーん、私、別に顔ハメパネルを利用しなくても、「少しほめられると、すぐに天狗になっている…」ので…汗

その奥にも、どどんと赤鬼がいました!いました!!

 

 

中央にどどんと!!

 

 

 

「鬼祭」の由来

 

「からかい神事」

この写真、妙に「赤鬼」がはじけちゃっていて楽しそう…

とても「天狗」との戦いに敗れたようには思えなくて…(笑)

 

「厄除けタンキリ飴」を食べると健康でいられるようで

 

さて、この「赤鬼」のいる建物の中には

心霊現象のように映った「天狗」

 

 

さらには神輿なども一緒に…

 

 

 

やっぱり「赤鬼」の顔、小ちゃ!

 

安久美神戸神明社の本殿はじめ5棟の解説板

こちらは神庫

 

ふと…ここで気づく…

「赤鬼」や「天狗」にテンションが上がり過ぎて、肝心の拝殿での参拝をまだ行ってないじゃないか

 

安久美神戸神明社の創建を以下に綴ると、940年、平将門の乱平定の報賽として、朱雀天皇より伊勢神宮に三河国の飽海荘が寄進される…その際、伊勢神宮祭主の庶流大中臣基守がこの地の司として赴き、天照皇大神を奉斎して地域の繁栄を祈願したのが安久美神戸神明社の創建と伝えられているとか

社名は、この地域「安久美」の「神戸(かんべ・伊勢神宮の神領地)」に創建された「神明社(天照皇大神を祀る神社)」ということから…

武家政治が台頭すると、戦国武将からの厚い庇護を受けるようになり、三河国を治めた今川氏は、社殿の造営をはじめ、社領・太刀・祭礼に用いる神面等の奉納など、非常に篤い尊崇を寄せたとか…

明治18年、旧社地(現・豊橋公園)が陸軍用地となったのに伴い、現在の地に奉遷されたとのこと…

 

 

 

ではでは、遅ればせながら、二礼二拍手一礼をば…

「赤鬼」のように新型コロナウイルスが退散しますようにと

 

 

 

拝殿の手前には…伊勢神宮遥拝所

 

 

舞台のよーになっております…

 

 

境内をぐるっと散策すれば

 

 

 

 

ここの松の木の下で、家康公は腰かけて「鬼祭」を楽しんでいたらしい…

 

 

 

拝殿向かって右側には石鳥居があって

 

 

その奥には

二社合祀の境内社で「三峯社」…ご祭神は伊佐那岐命さまと伊佐那美命さま…と「稲荷社」…ご祭神は宇迦御霊命さま

拝殿向かって左側には

 

 

護国神社

 

 

その奥には

三社合祀の境内社…「外宮社」…ご祭神は豊受比売神さま…「高宮社」…ご祭神は気吹戸主神さま…「伊雑社」…ご祭神は玉柱屋比売神さま…伊佐波止美命さま…

 

さてさて、「赤鬼」を見て、ふと思ったのは「泣いた赤鬼」の話

ある山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼はずっと人間と仲良くな
りたいと思っていました。そこで、「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」という立て札を書いて、家の前に立てておきました。
しかし、人間たちは疑って、誰一人として赤鬼の家に遊びに来ませんでした。

赤鬼はとてもがっかりして、悲しみに暮れていた時、友達の青鬼が家に
やってきました。
「赤鬼よ、いったいどうしたんだい。」
「人間となかよくなりたいのに、やっぱり人間たちはぼくをこわがって逃げてしまう。」
赤鬼の話を聞いた青鬼はあることを思いつきました。
それは、「青鬼が人間の村へ出かけて大暴れをする。そこへ赤鬼が出てきて
青鬼をこらしめる。そうすれば人間たちにも、赤鬼がやさしい鬼だということがわかるだろう。」と
「でも、ぼくは君をたたかなければいけないだろう。できないよ。」
「だけど、そうすれば人間は君となかよくしてくれるよ。ちゃんとぼくをたたくのだよ。そうしたらぼくは逃げるから。」
青鬼に申し訳ないと思う赤鬼だったが、人間と仲良くなりたい「赤鬼」はその計画を実施することに…
青鬼は村の子どもたちを追っかけ回し、それを赤鬼が必死に防いで子どもたちを助けました。
「悪い鬼め、どうしてみんなをいじめるのだ。」
青鬼をこらしめながら赤鬼が叫ぶと、青鬼は言いました。
「ごめんなさい。ごめんなさい。もう二度としません。」

作戦は大成功し、村の人たちと赤鬼はなかよしになりました。赤鬼の家にもたくさんの人間が遊びに来るようになり、友達がたくさん出来た赤鬼は、毎日とても楽しく暮らしていました。

だけど、赤鬼には親友である青鬼が、この頃家にやってこなくなったことを気にしていました…
「ああ、青鬼はいったいどうしているのだろう。久しぶりに会いに行こう。」

青鬼の家を訪ねてみました。しかし、青鬼の家の戸は固くしまっていて、戸の脇にはこんな貼り紙がしてありました。

「赤鬼くん、人間たちとなかよくして、楽しく暮らしてください。もし、ぼくが、このまま君と友だちでいると、君も悪い鬼だと思われてしまいます。それで、ぼくは旅に出ます。いつまでも君のことは忘れません。さようなら。体に気をつけてください。ぼくはいつまでも君の友だちです。」と書いてありました。

赤鬼は黙ってその紙を 2 度も 3 度も読み上げ、涙を流して泣きました。

「泣いた赤鬼」のその後…のような気がした「鬼祭」

「青鬼」のことを思って、人間の味方の座を「天狗」に譲って…「青鬼」のようにやられる役を買ってでて、タンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へ飛び去る…

いやあ、「鬼祭」の背景は深いね…と…実に勝手な解釈ですが…

私の妄想は限りなく…果てしなく…(笑)

だからと言って、私自身を振り返りつつ、これからも「天狗になることなく謙虚に生きていこう」と固く…心に誓うのでした…

 

帰りの市電、目の前にはモデルのような女性が座ってた…

私、鼻をのばして眺めてる…??鼻をのばす…??

 

さっそく天狗になってるじゃないか!!…苦笑