2021夏 松阪 M'AXAで
木村充揮さんのライブ
サポートメンバーに河内博さん、氏永仁さんを迎えての
「木村充揮マンスリーライブ」の続きをば
休憩挟んで第2部
まずは
ザ・ピーナッツの名曲
「恋のバカンス」
から…
ジャージーな雰囲気を醸し出しつつ、しっとりとしたアレンジからの歌い出し
寄り添う河内博さんのエレキの響き、氏永仁さんが刻む躍動的なリズム、弾むようなサウンドに包まれて
この曲、妙に木村さんの嗄れ声にあってて…
聴いててめちゃめちゃ心地いいんだな…
木村さんの顔が…ピーナッツにみえる…笑
間奏の河内博さんのエレキの旋律が異国情緒たっぷりな世界観を醸し出してくれる
「ALL OF ME」
ジャージーな…雰囲気で、ハスキーな木村さんの濁声が囁くように歌い
確実に優しく刻む氏永仁さんのドラム
そして、間奏を奏でる河内博さんのエレキは、まるで歌っているかのよう…
お酒が美味しくなる1曲
1番は英語で…2番は日本語歌詞で…
いやあ…この歌聴きながら
お酒を呑むと美味しいだろうな…
ここは軽四で2時間かかるM'AXA…
ああ、この時だけはM'AXAが徒歩圏内にあればいいのに…としみじみ思う…
唄い終えて「おおきに…」と一言
そしてメンバー紹介を挟んで
「天王寺」
心に沁みる!沁みる!!ホント、木村さん、熱唱で痺れるほど…
また、それを彩る河内博さんの泣きのエレキが、これまた溶け込むように心地よくて
ここからは、木村さんがだらだら喋り出すMC
煙草をふかしながら「僕はたまたま顔がよすぎて、アイドルみたいに中央で歌ってるけど…」なんて笑わせながら、おかわりを注文…
ここでお酒を運んでくれたM'AXAの偉い人、中山剛さんと目を合わせ、懐かしいお笑い芸人の「ヒロシです」ふうに「ツヨシです」と紹介して笑わせる木村さん
河内とは大阪で出会って東京とか言って、なんか知らんけど松阪にいてまして…と木村さんが河内博さんのことを語りだせば
河内博さんが、木村さんたちとの出会いからのあれこれを語りだす…
木村さんとやるようになったのは、昔むかし「ロックンロールカフェ」というバンドをやってた頃、憂歌団という事務所に騙されて、ついていって、打ち上げのお酒も奢ってくれるのかなと思ったら割り勘だったと…(笑)
その事務所に入ろうか入らないとこうか迷っていたけれど、その頃、憂歌団は売れていて、これは俺たちも食えるわと思って、行ってこい!みたいな感じで…
憂歌団と一緒にコンサートとか出て、打ち上げとかでは、木村さんは奢ってくれたそうな…ちなみに他のメンバーからはたかられる感じだったと笑わせる…
その後は「木村充揮 & THE BLUES GANG 」を木村さんと組んで、なんでも河内博さん、M'AXAでやったのが「木村充揮 & THE BLUES GANG 」のときが初めてだったそうな…
その後、知らない町でも美味しいもの食べさせてくれるからと…(笑)…で、気がついたら松阪に住んでいたと…
そうこうしているうちに、「木村充揮 & THE BLUES GANG 」もいろいろあって、解散ということになりまして、その後、木村さんとはカムカム(CUM'CUM')、CUM'CUM'もM'AXAでも頑張ってやったと…
それを聴きながら木村さん
「憂歌団で出会って河内博とは一緒に遊ぼって感じでやりはじめたけど、みんなと違うようになってきて、その理由は「お金」やった」と、木村さん、実にストレートに語る…
「でも、実家は金属加工や!!」…木村さん、ちゃんとオチをつけて…(笑)
さらに木村さん「THE BLUES GANG はエエ感じで、CUM'CUM'も気もちがよくて…で河内が松阪に住んで、ちょいと曲を作ろうって、で、できたって言って…子供か!」…ボケを一発
河内さん「それは俺、下手くそや!」と返せば、木村さん「…で、今日に至る訳」…なんて言って話をまとめて
唄うは
「BLUES MAN 」
CUM' CUM'の名曲
松阪MAXAでみたのは
もうウン十年前のことだけど
あの夜のことが思い出される…
安定したリズムを刻む氏永仁さんのドラム
間奏の痺れるほどの河内博さんのボーカルを惹き立たせるエレキの響き
そして木村さんの圧巻の濁声!!
木村さんが
めちゃカッコよくみえるんだよね!!
これぞ!ブルースマンってな感じで…
演奏を終えて河内博さん
松阪の市役所の前あたりの借家でこの曲をかいたそうな…その借家にいっぱいオジサンたちが集まってきて、さんざん家で飲み食いした挙句、アルバムができたといってよろこんでいたのさ…
そう語る河内博さんを横目でみながら、おかわりを注文して飲んでる木村さん
と唐突に
「おそうじオバチャン」
河内博さんの弾むようなエレキの響き、そして氏永仁さんの躍動的なリズム
…思えば…木村さんは憂歌団は大須のエルに出入りしてた頃から、私にとっては憧れの存在
…もう気持ちは、すっかりその頃の20代!!…(嬉)!!
そうそう
私、保健体育部の主任でした…
一言でいえば
「おそうじオジチャン」でした…笑
はい…
♪今日も歌って仕事~してます…笑
拍手喝采の中、木村さん、笑いながら
「カネ払ってもらえたら、もう何をやってもええねん!金、返さへんぞ!」と口にして、今度は河内博さんになにか歌えと言ってる…(笑)
河内さん、木村さんに「Cのような、ハ長調のキーで」と伝えて
河内博さんが弾き歌うのは、B.B.KINGを彷彿させるような…濃い外国のブルース…
もうエレキの余韻が、まさにB.B.KINGみたいで…で、間奏では木村さんのソロ、顔芸も含めて、これが不思議と笑えるよりもカッコイイと感じちゃうんだな…
歌い終えて河内博さん「これ、今度YOU-TUBEにアップする」と語っているところで、氏永仁さん、トイレにいきたいとステージから退場…(笑)
それと同時に客席から「ラヴ・イズ・オーヴァー」のリクエストが飛ぶと欧陽菲菲さんの「ラヴ・イズ・オーヴァー」にさわりを歌い
曲の途中からは
「圭子の夢は夜ひらく」
ブルースフィーリング満載
寄り添う河内博さんのエレキは情感たっぷり
ブルース色満載で、心地よい濁声で歌い、時にはシャウトしながら歌う木村さん、もうオリジナルをこえちゃうほど、めちゃめちゃかっこいい!!
途中からはトイレから戻ってきた氏永仁さんのドラムが加わって
♪コロナコロナの世の中で うまくやるやつ 下手なやつ 先はどんなに暗くとも 夢は夜ひらく~
歌詞もコロナバージョン…笑
歌い終えて木村さん
「「夢は夜ひらく」って「ひらけ!ポンキッキ」みたいやな」と笑いながら言いつつ、またまたおかわりをして飲む木村さん
お客さんのリクエストに応えたり、応えなかったりと、もう木村さんの思うがまま…(笑)…まさに木村ワールド全開で…そのお客さんも含めたやりとりがめちゃオモシロイ…
すると、河内博さん
「バンドのメンバーにも、何を演奏するのか秘密にする人は木村くんだけ」と笑わせる…
「ダイヤモンドの歌やって」とかお客さんからのリクエストが次々と…さらには「はよ!歌え!」の声に
「そう言われるとじらしたくなるねん!」
お客さんから「ビッグリバーブルース」とのリクエストの声がかかると
木村さん「ビックりしたなぁ、もう」…おお、返しが上手い!!
「好きに言ってください…でも、思うようにはいかへんで…歌う人が好きなもん歌うねん!…やりたい気持ちになることが大事やねん!」と笑いながら、またまた呑む!呑む!!
さらに呑みながら語る木村さん
「河内と奄美大島に行ったときに、旅芸人と一緒になって、その人たちが芝居し終わったら、投げ銭があっという間に集まるのをみて、河内は、ずっと「ええなあ、ええなあ」って言ってた」と
「1万円、割りばしに挟んでもらってるねん!」と河内博さん
さらに話題を替え、あれこれ語る木村さん…「松阪にもいろんなおっちゃんがいるなあ…」とあれこれ語り
♪酔払って言うのじゃないけれど~
とサビを歌った後には
お決まりの口上
「エン歌でござんす…エン歌でエエんか…これもなにかの縁か」
すると河内博さんも「ドルじゃなくてエンか!」
「ザ・エン歌」
♪俺とお前と二人 松阪 M'AXA~
と歌い、「これ、媚び打ってるんや!」と木村さん
心に滲みる!!新型コロナウイルス、まんえんか(蔓延か)といった
日々の連続で疲れた心が、心底癒される!!
そして
「嫌んなった」
弾むようなアレンジでご機嫌さも感じられる河内博さんのエレキ
間奏はブルージーなソロのフレーズで圧倒させる!!
高校生の時
初めて聴いた時から
「虜」になった…この「嫌んなった」
女の子に振られた時…
仕事で…落ち込んだ時…
この唄を聴けば…元気がでてきた
「嫌んなった」
もう気分は最高!!
拍手の中で、また客席から「ラヴ・イズ・オーヴァー」のリクエストが飛ぶと「さっきやった!」と木村さん…ちゃんと覚えてる!!
ここで、木村さん、唐突に「あなたは天使、あなたは悪魔…」とおそらく「天使」と「テネシー」とを掛けたんだと思われる
「テネシーワルツ」
河内博さんの間奏のブルージーなギターがタマラナイ
そして心が痺れるほど唄って聴かせてくれた
木村さんなのでした…
本編ラストは
CUM'CUM'の「LA-LA-LA」
ご機嫌に刻む氏永仁さんのドラム、映える河内博さんのエレキ
いやあ、懐かしい!!なんか20年くらいは若返ったよう…
ここからはUN…
みなさん、そのままステージの残って
「ぱっとやるわ!」と木村さん一言
木村さん、お客さんに「おおきに」と声をかけながら、こうやってライブができたことがめちゃ嬉しいと
♪お暇ならきてよね~
とご機嫌に歌って、またまたお酒の…おかわりをば…
続いては木村さん「河内音頭」を歌ってまたまたご機嫌!歌を途中でやめて、「今日はホンマおおきに」と…
お客さんから「胸が痛い」のリクエストが飛ぶと
「腰が痛い」と返す河内博さん…(笑)
「痛いのは生きてる証拠や!今日はありがとう!」と最後にメンバー紹介をして
「いろんな歌があって、レパートリー多すぎて…」と語ってる木村さん
その途中にお客さんから「泣いて帰ってもらおう」との声に
「笑って帰ってもらってもええやん!自由やん!」と笑いながら
「嘘は罪」などに日本語詞を付けたさこ大介さんとの出会いを語りつつ「感じるのがええなあ…「感じる」もあれば「トン汁」もある…とお家芸のオヤジギャグを煙草を吸いながら重ねて
ラストは
「胸が痛い」
熱唱!熱唱!熱唱!!
「天使の濁声」がうねる!うねる!!
もう…感動せずにはいられない…
眼がしらが熱くなる!!
最高!!の心地よさ!!
やっぱ
「胸が痛い」だよね…
毎日、仕事のヤマで「頭が痛い」けど
こんな私も
「胸が痛くなるほど??」ときめいていた頃もあったような…なかったような…
いやあ、木村さんのバンドサウンドを堪能!!…まるで全国行脚してるかのような3人のグルーブ感は圧巻!!
M'AXA最高!!
さてさて、帰る前にもしっかり手を洗って…帰り着いたら手洗いとうがいと…
新型コロナウイルス、まんエンカのこのご時世
感染して肺炎にでもなって、リアル「胸が痛い」なんてことにならないように…ね…
木村さんの歌で、免疫力が増したことは間違いないかな…
めんえき(免疫)ってなんかいな…引退せずに頑張ってること…それ、現役(げんえき)やないか!!
うわあ、ボケずにはいられない…木村さんのボケツッコミウイルスに感染したかも…(笑)…