「大河ドラマ「光る君へ」」
「源氏物語」の光源氏と掛けてあるタイトルだとわかっていても
つい、このタイトルをきいて、頭頂部が気になってしまう私…
そんな私が、紫式部が滞在し『源氏物語』の着想を得たといわれる
石山寺で開催されている
「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」
に行く…
石山寺境内の明王院が、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」の会場
巨大な「まひろ」こと、吉高由里子さんが、お出迎え…
さっそく目に留まるのが、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」の目玉の展示
撮影使用品である
女房装束
十二単ですな
実に神々しい!
これは
第4回「五節の舞姫」の放送(ほうそう)回で花山天皇(本郷奏多さん)の前で五節の舞を披露したときのもの
「…ほう、そう…」と頷く私
女房装束の解説パネル
…を読んで、もう一度十二単を眺める
やっぱり実に神々しい!
大河ドラマ『光る君へ』第1回の放送回で「まひろ」が書写していた、曾祖父藤原兼輔の歌がありまして
「人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道に惑ひぬるかな」
このときの文机が小道具として展示
「光る君へ」の大河ドラマを、キャッチコピーで、より煽る感じのパネル
原作者、大石静さんの説明パネル
音楽は、冬野ユミさん
登場人物相関図
前作「どうする家康」と比べれば、登場人物の少ないことよ!
特別な絆…のお二人…
ここからは、主要登場人物が一枚のパネルに!
「まひろ」のパネルを「まひる」にみる…
いやあ、このオヤジギャグ、凍りついたか?
そこは、ま、ひろい心で、受け止めて!
藤原道長
柄本(えもと)佑さんが、今回演じたことで、それまで私が抱いていた藤原道長のイメージは変わったな
私にとって道長と言えば
この和歌が、真っ先に心に浮かぶのよ
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
学校で習った道長は、こんなふうに自らの栄華を誇らしげに詠んでて、さぞ、北朝鮮の金〇恩やロシアのプー〇ンみたいな人かと思っていたので…
この大河ドラマをみて道長の印象がかなり変わったな…
道長のことを、えっ、もっと、知りたいぞ!
源倫子(みなもとのともこ)
平安時代の美人って、きっとこんな感じなんだろうな
黒木華(はな)さん、ハマリ役!
(みな)とものとも(こ)
とものとも…友達の友達
それって、他人やないかい!!
そういう、狭い心が、友達とはなれていく!
(「はな」だけにね!)
友達の友達はみんな友達です!(笑)
道長の姉
藤原詮子演じる
吉田羊(よう)さん
妖美(ようび)でステキです!
藤原定子(さだこ)
♪くる~きっとく~る~
の「さだこ」では、ありません!
清少納言…
私は、無口で、「少々無言」でいることが多い…
…な訳ないか!
…
紫式部の弟
藤原惟規
高杉真宙(まひろ)さんが演じているんですね!
姉役の吉高由里子さんの役が「まひろ」
なんだか、ややこやしい(笑)
藤原寧子役の
財前直見さん
「蜻蛉日記」
いつかは、読みたいなあ
「あさきゆめみし」のように、漫画にならないかな??
「石山詣」の放送回、ありましたね!
次回にブログで綴りますがとっても、風情の感じられた石山寺でした!
そのときに身につけていた竹水筒と懸帯
「まひろ」が書き写した後撰和歌集
さてさて、大河ドラマ館では、お約束の平ぺったい登場人物
まひろ(紫式部)と清少納言
吉高由里子さんも、この大河ドラマ館にみえたんですね!
平ぺったいファーストサマーウイカさんも
シアターでは、第15回で登場した「石山詣」シーンのメイキング映像などのダイジェストの映像が流れてまして…
映像は、エエゾー!
そんなに会場は、ま、ひろくはなく、「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」は以上
フツーにみれば、20分くらいで、廻ってみれちゃう!
これまでに出かけた巡回展と、さほど変わらないような…
さて
「大河ドラマ館」と同時開催の「源氏物語 恋するもののあはれ展」は平安時代の「恋」を体感できる企画展
『源氏物語』 の恋を人気イラストレーターの描き下ろしで表現
漫画「あさきゆめみし」が、昭和なら、この展示会のイラストは、まさに令和!
令和の時代に源氏物語の世界観をミックスさせたような企画展でして
場所は石山寺境内の明王院のお隣の
世尊院にて
あしもとには、このような、説明が
紫式部と「源氏物語」
「源氏物語」はこの石山寺からはじまった!!
「源氏物語」は恋愛指南書!?
「源氏物語」誕生秘話は紫式部の悲しき人生にあり?
このように足元に掲示された説明書きを
恋する乙女でもないのに、つい夢中になって読んじゃいますなあ…
「恋の決め手は美のセンス」
まずは、色の世界…
「エロ」の「色」のことではありませんよ!
なんせ、恋する乙女がターゲット???の展示ですから
「いろえらび」
私の好きな色はこれだな…
おお、私は…
高貴な高位な色を好むのね…
そうそう、「源氏物語」の登場人物で
私のタイプは「紫の上」…なんだな
香りの世界
「光源氏」の香り…
私の好む香りではありませんでした!!
「夕顔」は…いいかも??
「はなみくじ」
私もやってみようと、スマホのカメラ画面でかざしてみましたが
なんの反応もしませんでした…
スタッフのオネーサンによると、ときどき、そんなことが起きるようで…
あ、私、「はなみくじ」を死ぬほどやってみたいとは、これっぽっちも思ってなかったので、すぐに諦める…
「源氏物語」の第12帖「須磨」
琵琶湖の水面に映る中秋の名月をみて、ふと、貴公子が都を思って月を眺める場面が思い浮かび
「源氏物語」は、この一節から書かれたとされる
「今宵は十五夜なりけりと思し出でて、殿上の御遊恋ひしく…」
私も紫式部の気分になって?一句??
「満月を かじってみたいと 手を伸ばし」
この年になると「色気」よりも「食い気」
そんな紫式部が描く「源氏物語」での女性たち
窓の外は風情の感じられる庭園の緑が眩しい
外はクソ暑いけど…館内は涼し!!
「千年の時を超える恋の歌」
「恋するもののあはれ展」の看板娘ふう??イラスト
イラストレーター「日菜乃」さんの書下ろしイラストで
源氏物語の恋を、より現代的に…日常的にして…イラストで表現されてる
このようなお寺の寺院の中とは思えぬホップな空間で
「嘆きわび空に乱るるわが魂を 結びとどめよしたがひのつま」
六条御息所の怨霊登場の歌ですが、昭和の私とは、とらえ方が違うかなあ…もっと、ドロドロしてないと…これが、令和の方との感性の違いでしょうか
「行くと来とせきとめがたき涙をや絶えぬ清水と人は見るらむ」
空蝉の恋の歌
切なさが伝わってくる
これは、昭和の私と、解釈は近いかな…
「未練」…感性が昭和だよね…
「舟とむる遠方人のなくはこそ. 明日帰り来む夫と待ち見め」
昭和の昼帯の三角関係のドラマのようなドロドロ感が欲しかった…
「こんなに孤独で何が春だよ…」
きっと令和を生きる女子の感性は、このイラストの女性みたいなんでしょうね
「大空を かよふまぼろし 夢にだに 見え来ぬ魂の 行方たづねよ」
光源氏が紫の上を想って詠んだ歌…
「紫の上」だと思われる女性の肌の露出が気になる…
私の抱く「紫の上」のイメージは、こんなに肌を露出しない…もっとおしとやかなイメージなのよ
「わくらはに 行きあふみちを 頼みしも なほかひなしや 塩ならぬ海」
光源氏が送った歌
令和のこの感覚、昭和の私とは感性が違うなあとか思いながらも
なんだかんだと、この展示を楽しんでた私
ラストには、緑が映える庭園をバックにフォトスポットがあったので…
感想は一言
「あっつー(暑っつー)」
その後は紫式部になった気分で
石山詣で…
石山寺へと…
石山寺は
「まっ、ひろい!!」…笑
ちなみに
「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」
「源氏物語 恋するもののあはれ展」は
「まっ、ひろくはない…」
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