新・日記どす(DOS)

写真は「ビートルズ」のヘルプごっこ(笑)~音楽からB級スポット訪問記まで、幅広くいろんなことを…笑いをこめて…綴ります~

2025冬…「open house」で「サンタラTOUR2024-2025りとるきんぐだむ”with Friends" 」…第二部

2025-02-27 05:01:53 | ライブ

「open house」でのサンタラのライブツアー
「サンタラTOUR2024-2025りとるきんぐだむ”with Friends" 」のライブレポの続き

今回は4人編成
サンタラのお二人に加えて
ベースに御供信弘さん
キーボードはローズ高野さん

休憩挟んで第二部

まずは、二月ということで

「Feb.Song」

から
歌詞で描かれる世界感は
寒い季節でも温かい…
愛が…小さな愛が…温かく描かれる…

寒い中でも…
温かくなれる1曲
二人のハーモニーが美しい


歌い終えて、田村キョウコさんが
「じゃあ、二部を…」
と一言添えた後
砂田さんが
「新しいアルバムの曲を聴いてもらいたいと思う」
…この抑揚のない棒読みのようなMCに、客席から笑いがおきる
「…新しいアルバムの曲をやることになっている」…またまた、客席は失笑

砂田さん、フツーな語りのMCに戻して
「今回のアルバムのタイトルは「りとるきんぐだむ」…そのアルバムのタイトル曲というか、タイトルチューン…今回「キングダム」という言葉がタイトルになりまして…けっこうサンタラにそぐわない感じであるのかな…「キングダム」というと大袈裟で、プログレッシブな感じがあるじゃないですか?そう思ったんですけど、表記タイトルを全部平仮名で…その辺のところを、よくラジオで訊かれるんですけど、曲は、アルファベットの「kingdom」…最初、片仮名がいいって言ってて、先行配信したんで、その7月に、ちょっと片仮名にいきかけてたんですけど、抑えて間に合った」と

「ハイヌーン」が実は「きんだむver.」となっていて「ぐ」が抜けてると、細かい情報も添える砂田さん
田村キョウコさんが「配信の方は「きんだむver.」になってるの?」と尋ねれば
砂田さん
「危ないこと、言ってるかと思った」…笑


客席大爆笑!

「夜明けのKingdom」

御供さんのベース音の響きが、実に心地よい
甘い感じの田村キョウコさんのボーカルは、魅力的で、歌声に惹き込まれる感じで
また、サビは、実に楽しげにハモる!
ただ、シールドからくる雑音が、残念で…

演奏を終えて、すぐさま
田村キョウコさん
「気になるね…もう一回やろうか?悔しいなあ…」

砂田さんが、「接続かな、バチバチいってた…」

田村さんが、ギターを鳴らし、確認しながら
「どうやら接続のようで…」

もう一回と田村キョウコさん

「まさか、二回聴くとは思わなかったでしょう?」と

再度、「夜明けのKingdom」

二度目は、雑音も、もちろんなく完璧
刻むベースが心地よい
田村キョウコさんの甘いボーカル、
そして、美しいハモリも二回も聴けるなんて
四人の心地よいグルーヴ感に包まれる!

歌い終えて
「二度めの「夜明けのKingdom」でした」と田村さん
砂田さんが
「しかも、立て続け…どこかのラジオ局みたい…」と言葉を添えれば
田村キョウコさん
「昔、大先輩のミュージシャンから、聞いたことのある話」
リトルフィートの「ウィリン」が流行っていたときの話…と言いつつ
即興でリトルフィートの「ウィリン」を歌い出す砂田さんと田村さん
それはそれは、実に楽しげに

さわりを歌って砂田さん
「ところどころ、わからなかったから、作曲した…笑…キーが低かったけど」

さて、話を戻して
田村キョウコさん
「「ウィリン」が流行っていたときに、バンドのイベントがあって、どのバンドも全員が「ウィリン」を演奏したらしい…だから、そういうのもありじゃないという話をしたかったけど「ウィリン」の演奏があまりにも、酷すぎた…笑」

話題を変えて
「接触なおった?原因わかった?接触?」と田村さんが、尋ねれば
砂田さん、意味深に「まあまあ、後で、教えてあげる」…笑

さて、田村さん、進行に戻って
「今日は寒いから、春の歌を…春が早くこないかなという歌…作詞、中原中也、作曲、サンタラ…」

「春宵感懐」

懐かしい日本を感じさせる
しっとりとした温かいメロディー
…かといって…ホップな感じもする
魅力溢れるメロディー

曲の途中から
砂田さんのハモりが加わり…
曲の温かさが一層引き立つ!

歌い終えて
砂田さん
「昨日の夜、京都に泊まって、朝起きて、朝ご飯を食べてる時に、雪が舞ってきまして…で、昼前に向こうをでて、こっちに向かって来たんですけど、滋賀、多賀あたりは、かなりの雪景色で、どこにいるのか分からなくなるくらい…帯広に向かっているのかなと思えるような景色でした…樹氷が…」
その「樹氷が…」という言葉に反応する田村キョウコさん
「樹氷?」
「知らないの?マジか!あるじゃない、枝に…」
「あっ、樹氷ねっ!…みたいだったってこと?」
「そうそう」
「木にいっぱいついているの…のことね」

ここで砂田さん
寒い話題の話をしてるのに、やや熱くなって
「なんで俺がしゃべってるのに、話のコシを折るの?自分の無知を知らせるために…」

「どの辺が樹氷だったのかな?」と、田村キョウコさんが尋ねれば、砂田さん
「全体的に山だから…高速に乗ってるし…滋賀は、けっこうな雪で、でも愛知県に入ったら、けっこうピーカンで、暖かい気分になったんですけど、降りたら風が強くて寒かった…名古屋で、こんなに寒いの、珍しいんじゃないの?まあ、そんなことない顔をしてる…笑…慣れてるのか?今回の寒波は長くて嫌ですね…今年の冬ほど、寒いのは、嫌だ、長いなあと思ったのは、初めてかも知れない…不定愁訴…」
ここで「何?不定愁訴って?」と尋ねる田村さんに
「何?その無知…困ったなあ…MCが進められないじゃないか?」
田村さん、客席にも問いかけるように
「何?不定愁訴って?」
客席のみなさんもわかんないみたい…
ベースの御供さんも、わからない様子
「高野さんは、知ってるかもしれない」

高野さん「不定愁訴とは…」
はい、知ってました!

「あ、そうなんだ!ヤングチーム(田村さんとベースの御供さん)」は、知らなかった…」と田村さん

あの…私は知ってました…
不定愁訴…
よく、そんな気分になるからね…
なので、私は、「ヤングチーム」…ではないようで…笑

話題を変えて砂田さん

「昨日、若い頃によくやってたRUGという会場でやったんですけど、そこは学生時代にずっとでてた会場で、20年ぶりに行ったんですよ…帰るのに遠い場所になっちゃって…要は、時間が経ち過ぎて、当時の店長は社長になってて、もちろん、顔を出してくれて、ずっといていろんな話、俺も自分で思い出せなかったようなことを思い出させるように、あれこれ訊いてくるから、本当にぐさりぐさりときたんですけど、その頃のことを歌った曲があるんで、思い出しながら」

「ポートフォリオ」

優しく懐かしさの感じるサウンド
郷愁感漂う田村キョウコさんの歌
間奏での砂田さんのエレキ、そして、ベースの御供さんとの音の融合が心地よい
田村キョウコさんのボーカルにうっとり…
その歌声に優しくハモる砂田さんが、田村キョウコさんのボーカルをひきたてる

「500マイル」


田村さんのウェットな歌声が、「open house」のハコを包み込む
キーボードの旋律がフューチャーされ
田村キョウコさんの歌は郷愁感漂い
間奏の田村さんのハープが心地良い
曲の後半に行くに従って
ベースも加わった4人のグルーヴ感は感動もの
あ、そー言えば、私のリクエストで
この歌、小山卓治さんともジョイントで
歌ったんだよな…
ちょっと懐かしい


歌い終えて
田村キョウコさん
「新しいアルバムの中から、この曲は、名古屋、東海地区をイメージして作った曲…」
…そう、小山卓治さんとサンタラとツアーした名古屋が、田村キョウコさんが作ったこの歌に込められているとのことで
「…いろんな運命とか出会いとかありまして、名古屋の臨海のへん、臨海のあたりは名古屋じゃないのかな?」と砂田さんに聞けば
「名古屋市天白?」
田村さん「天白をイメージした?ちょっと違うかな?」
「東海市だ!」と砂田さん
田村さん!「はい、東海市、そうそう」と頷きながら
「私たちの世代は、割りを食ったと言われている
…氷河期の時代の世代なんですけど、自分たちが好きなように生きてるから、別に誰の責任でもないような感じもするんですけど、いろいろ考えてしまう」と、曲の前に語って

「真夜中を追いこして」

あれは、小山卓治&サンタラジョイントライブということで、得三をブッキングしたその直前に
新型コロナウイルスが、騒がれるようになって、まるで、ライブハウスがバイ菌扱い
そんなコロナ禍で、ライブをしたものの
もどかしさ、なんとも言えない苛立ちなどを全身に浴びて
詞に耳を傾けると、あの日の風景が思い浮かばれる!
もう、そんな心象風景がリアルに浮かび上がるほど、4人のグルーヴ感は圧巻で

でも、サンタラと、あの状況下でもツアーができてよかったと思う、心から、そう思う
最高に人間性豊かな、田村キョウコさん、砂田和俊さんと、酔っ払いながら、語り合えたし


そんなこんなで本編終了

当然、鳴り止まぬ拍手!拍手!手拍子に応えて
UN 

まずは、新譜「りとるきんぐだむ」から


「いつかの約束」 

しっとりとしっとりと…和テイストで…せつなくて
初めて聴いた曲なのに、どこか懐かしい 
また砂田さんのエレキが、田村キョウコさんの歌をより惹きたて
心象風景に浮かび上がる
海辺の田舎の…踏切沿いの光景
もう情感たっぷりで…歌声にゾクゾクって感じさえする…
やっぱ、田村キョウコさんの歌の魅力は無限大だな…なんて思えてきたりする

物販
そして、砂田さんが皿を廻す「えんげい」じゃなくて、砂田さんが大切に育てている
「砂田園芸」の紹介を挟んで



「Ain't No Mountain High Enough」

いやあ、雪の中を京都まで、そして名古屋へと
下道を走ってきただけあって
その大変な目に遭ったことも加わって
唄い始めた砂田さん、そして途中から歌う田村さんの歌には
もう魂が込められていると言いましょうか…
聴きごたえ十分、凄すぎる!!!
もし、すんなりと、道中、ハプニングもなくナゴヤへ来ちゃってたら
この歌に込められた力強さは、きっと、この夜ほどではなかったんじゃないかな…
ホント、めちゃよかった…
まさに「災い転じて福となす…」
そんな演奏…そして歌チカラで




ラストのラストは
「思い過ごしの効能」

砂田和俊さんのギターがなんとも素晴らしく…
そのギターの音色が…繰り出されるメロディが…
田村キョウコさんのボーカルを見事にひきだしている…
二人のハモりの心地よさ
そして、4人のグルーブ感が素晴らしくて…

これにて、ライブは終了…

サンタラの音楽の洪水に溺れっぱなし

歌によって表現が変わる…
気怠くブルージーだったり
少女のように可愛らしかったり
郷愁感を醸し出したりと
歌声が七変化する
まさに、謳うミル・マスカラスである田村キョウコさんに
その空中殺法をより引き立てる砂田さんのエレキ、そしてハモリ

そのサンタラの世界観がより広がる
四人で、築きあげるグルーヴ感の心地よかったこと

終わった後
田村さんが「また、ドショーさん企画で、ライブやりましょうよ!」と声を掛けてもらえて、嬉しかったな
また、やりたいな!
やれるといいな!

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砂田さんとは、「名古屋市の天白?めちゃ田舎!「テンパク」って「ワンパク」みたいじゃん!」と、以前、砂田さんと鈴木純也さんと、出身地自慢??で大笑いした名古屋でのことを思い出したりして…会話も弾み…

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それにしても
名古屋(東海市)がイメージの根底にある
「真夜中に追いこして」
この曲めちゃめちゃ気にいって
CDを繰り返し聴きながらも
「真夜中に、おー、腰痛てー」
と叫んでる私なのです…




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